株式会社トゥエンティイレブンで活躍する卒業生の声をお届けします!

公開日:2024-05-30

今回は、多様なジャンルやテイストの CGI・VFX を手掛ける 株式会社トゥエンティイレブン にお伺いし
ました。
株式会社トゥエンティイレブン について、また、そこで活躍する卒業生の声をお届けします!


緑がいっぱいで素敵な株式会社トゥエンティイレブンのオフィス

おしゃれな壁のミーティングルーム

休憩時に使えるリラックススペース



株式会社トゥエンティイレブンの執行役員/プロデューサーの米山様にお話を伺いました。




Q. 株式会社トゥエンティイレブンはどんな会社ですか?


A.
トゥエンティイレブンはジャンルを絞らず、時代の動向に合わせて比率を変えながらも、
ゲーム系、映像系、映画、CM、PV、MV系、パチンコ、パチスロ、リアルタイムから
VFX、セルルック、モーショングラフィックス、VTuberのアバター、プロジェクション
マッピング と、幅広い領域の...CGを手掛けています。そして、それぞれの分野の技術を組み合わせ、

今までにない新しい映像・ビジュアルの可能性を追及しています。




Q. 本当に幅広いですね。クリエイターの皆さんはどのような働き方をしているのですか?


A. 皆さん基本的にジェネラリストとして、カット別に仕事をすることが多いです。もちろん、人による得手不得手があるので強みを生かしつつではありますが、ジェネラリストとしで画作りができる方々です。




Q. 御社が必要としている人材はどのような方でしょうか。


A. ジェネラルでもありスペシャルでもあります。ただ、他社でいうスペシャリストの働き方ではないですね。一点集中ではなく、幅を持たせてやっていきたい方が弊社にあっていると思います。

また、技術も大切ですが、人柄も大切です。将来的はディレクションやマネージメントもやっていただくにあたって、ただ作れるだけでなくクライアントさんとの調節や人間関係を築けることや、CG制作は1人で作れるものでもないので、チーム全体でのマネージメントなどができる社会人スキルも重視しています。

デジタルハリウッドは社会人経験がある方が多いので、その点がいいなと思います。




株式会社トゥエンティイレブンで働く卒業生の小川さんにお話を伺いました。



Q. CGを始めたきっかけは何だったのでしょうか?


A. 大学は金融工学、データ分析などを扱っている学部で3DCGとは無関係の学部でした。

CGに憧れがあったが、PCもそんなに詳しくなく、敷居が高かったのですが、大学生活で研究のためにPCを購入し、Blenderを触ったのが初めてCGを触ったきっかけでした。




Q. CGに対する憧れというのはどういったものが好きなどあったのですか?


A. 映画で、現実にありえないものを表現できるのがすごいな、と思っています。好きな作品で言うと映画『インターステラー』やミレニアムパレードのミュージックビデオの『Fly with me』など好きです。




Q. そこからデジタルハリウッドに通おうと思ったのはどういった経緯からだったのでしょう か。


A. まず、仕事にしたいという思いがありました。ツールをしっかり覚えること、そして画作
りについて、どういう風に作品が作られていくのか、ゼロから順に学びたいと思っていま
した。ただ、大学を卒業してから学ぶつもりだったため、数年かかる専門学校などではな
く、1年で学べる学校というところでデジタルハリウッドに決めました。
加えて、仲間が欲しかったのも学校に通おうと思った理由です。実際に今でも連絡を取り
合い、CGの情報や最近の映画などについて話せるクラスメイトと出会うことができまし
た。




Q. デジタルハリウッドでの生活について聞かせてください。


A. 大学を卒業後に再進学で通ったので、ほぼ毎日学校で作業をしていましたね。
担任の先生との交流も今でもあります。ツールや様々な分野に詳しい方がいたので、分からないことがあったら、ちょっといい?と聞けるのがありがたい環境だな、と思っていました。この機能が分からないということなどはありましたけど、調べてひたすら作り続けていましたね。CG制作ができる!と、作れることがとにかく楽しかったです。




Q. 課題制作はいかがでしたか?

※3ヶ月課題(部屋をモチーフに写実表現をする静止画課題)

    小川遼一郎さんの3ヶ月課題



A. はじめての課題で、上手くいくのかな?正しいやり方なのかな?と不安になったり、やりきれなかったりした部分もありましたが、何とか形にして、基本的なことはこの作品作り を通して学びました。




※中間課題(アニメーション課題)


小川遼一郎さん中間課題


A. アニメーションやカメラワークなどの知らない知識が増えていくのが楽しかったですね。ノイズが載るなど、静止画では経験できなかったエラーもあり、ためになりました。




Q. 小川さんはアダプティブラーニングを取り入れ、ゼミに分かれるクラスでしたが、そのク
ラスはいかがでしたか?


A. 自分には学び方があっていました。Anyで基本的なものを固めておき、隔週の授業で自分たちが作りたい作品を作って必要な知識を身に着けていくスタイルでした。




Q. ゼミは背景モデリングゼミを選択していましたね。


A. はい。ゼミでの隔週の授業で画作りについて重要なことを教えてもらいました。井崎先生の指導は、動画に対して、画に対して、大変的確で、指導に沿って修正していくことで絶対に良くなりました。




Q. 卒業後についてお伺いします。株式会社トゥエンティイレブンに入社してどんな仕事をしていますか?


A. ジェネラリストとして入社し、実写の映像系のビジュアルを作って、最終のルック にもっていくという一連の工程の仕事をしています。CMや映画『沈黙の艦隊』にも関わらせてもらいました。エンドロールに名前が載るのも 嬉しいですし、作ったカットが放映されている、スクリーンに映っているのが一番嬉しかったです。

※ルック:最終の見た目を決める工程のこと




Q. 学生の自由制作から、仕事としてのクライアントワークになっていかがですか?


A. テレビで放送出来る作品を作っていかないといけないので、緊張感や不安はありますが、
ひたすらチェックを出してフィードバックもらって作っていくのは楽しいですね
実際に放映されることもやりがいに繋がっています。 「こういう物を作ってください」と指示を受けた時に、やり方を知らなくてもやらなく ちゃいけないという場面は大変だなと思うこともありますが、調べて、聞いて、なんとか できるようにして周りの方も優しく教えてくれるので、聞きながら作っていっています。 もともと映像を作りたいと思っていましたし、画作りの部分が好きなので、今の仕事は楽 しいです。




Q. 最後にこれから3DCGを始めたい方にメッセージをお願いします。


A. 学生のうちは好きなものを作れますし、基礎知識、ツールの使い方から画作りまでどんど ん学んで、好きなだけ作品を作ってください。 好きで楽しいことなので続けていけると思っています。分からないことも潰して、続けて いくことが大事です。身体を壊さずにひたすらやり続けていってください!