【企業訪問】
Spade&Co.に入社した卒業生2名にインタビュー!

まずは卒業生2名についてご紹介いたします!

正木 里桜さん :本科CG/VFX専攻 

2018年9月生(入学当時21歳大学3年生)




塚原 大輔さん :本科CGビジュアルアーティスト専攻※1 

2019年4月生(入学当時24歳再進学)



デジタルハリウッドに入学するまで

デジタルハリウッドスタッフ(以下スタッフ) お二人とも、学生の時にデジタルハリウッドを知っていただいたかと思うのですが、大学ではどのようなことを学ばれていたんですか?

塚原さん (以下塚原) :僕は芸術学部の映像学科で実写系の映像を学び、学内の制作では主に撮影を担当していました。

卒業後の進路を考えていた時、授業で少しだけCGに触れたことがきっかけとなり、その時現実に存在しないものをより自由に表現できることに魅力を感じて、学校のPCで独学でCGを学び始めました。

もっと学びたい、と思い再進学でデジタルハリウッドに入学したという形でした。


正木さん(以下正木) :私は社会学部メディア社会学科で社会学や広告系を学ぶ学部で勉強をしていました。そして、ゼミがマスコミ系のゼミで、弊社社長が先輩だったんです。このゼミは映像を作るゼミでした。て、 同じゼミにBlenderを触れる人がいまして、自分でも出来そう!と思い挑戦してみたのがCGに触れた最初です。

ちょうど就職に迷っていた時期で、広告系に進もうかとも思ったのですが、 自分の興味と改めて向き合ったとき、ずっと好きだったスターウォーズやディズニーへの憧れを思い出し、CGでチャンスをつかめたらいいな、という思いが生まれました。 ゼミの先生に相談したら弊社社長を紹介してもらい、デジタルハリウッドに入学しようと決めました。


スタッフ :お二人とも、大学では映像に触れていらっしゃったんですね。CGを学べる学校のなかでデジタルハリウッドに入学した決め手はありますか?


正木 :3年の秋の時期ですと、アナウンサーを目指す同級生はすでに内定をもらっている時期でした。周りが内定をもらっていく中で焦りもあったので、 1年で学べる学校がいいなぁ、とデジタルハリウッドを選びました。


塚原 :僕もですね。 もう就職活動が終わっている4年生の9月くらいの時期だったので、大学を卒業後に1年勉強しよう!と決めました。


スタッフ :お二人ともクリエイティブ特待生でご入学されましたね。


正木 :はい。大学で映像をかじっていたので、せっかくそういう 制度があるのであれば試してみようとそのためにポートフォリオも用意しました。


塚原 デジタルハリウッドを知ってから2週間後に特待生試験があると知り、やるしかないな、制度があるのにやらないのはもったいないな、と思って試験に挑戦しました。 僕は大学で制作した課題や、卒業制作でこういうことをやる予定だということをまとめました。


スタッフ :特待生で入学したことでプレッシャーはありましたか?


正木 :そうですね。 特に、途中でインターンシップ、大学、デジタルハリウッドを平行していた時期は大変だったのですが、特待生で入学させてもらっているし、意地でも卒業しなきゃなと思っていましたね。


塚原 :僕も 就職に向けてやるしかない! と思っていましたね。



デジタルハリウッドでの生活について


スタッフ :正木さんは大学とのダブルスクールとのことですが大学4年生の授業との掛け持ちはいかがでしたか?


正木 :まだとらなくてはいけない単位が残っていたのと、大学の場所が少し遠かったので、 掛け持ちは少し大変でした。ですが、デジタルハリウッドの通学曜日が決まっていたので、その日に授業を入れないように調整していました。


スタッフ :この日は大学、この日はデジタルハリウッド、と決めていらっしゃったんですね。塚原さんは再進学でしたが、デジタルハリウッドにはどのように通われていましたか?


塚原 :全日制のクラスだったこともあり、 週5で授業があったのでほぼ毎日学校にいました。


スタッフ :毎日CG制作をしていて飽きませんでしたか?


塚原 まったく飽きませんでしたね。 やることは無限大にあるので、最初のできない状態からやればやるほどできるようになって、 ずっとチャレンジできるのが嬉しかったですね。


スタッフ :1年学んでみて学ぶ前とのギャップはありましたか?


正木 :レンダリングなどは映像をやっていたのでなんとなくわかっていたのですが、先ほど塚原さんがいっていたように、 学ぶことが途方もない量あるなという印象はありました。 最初、モデリングのことをCG制作と思っていたんですね。でも色々な工程があると知りましたね。


塚本 :僕も、アニメーションをやりたかったのですが、 モデリングをして骨を入れたらアニメーションができると思ったので、なんて浅はかな考えだったのか、 と今になって思います。


スタッフ :クラスメイトとの思い出や仲間がいてよかったなと思う瞬間を教えてください。


正木 違うタイプのことが得意な人がいて、お互い教えあってお互い成長しあえる環境 はありがたかったです。


塚原 僕のクラスはとてもやる気のある人が集まっていて、これでさぼったら置いて行かれるなという気持ちがありました。 夜もずっと残るクラスメイトが多く僕も週5~6学校にいたのですが、同じくいつも学校にいるクラスメイトもいて、一緒にCG制作をしていました。オールナイトフリータイム※2も毎日のように使っていました。


スタッフ :Any※3は見ていましたか?


正木 :よく電車の中で見ていました。授業が始まる前から見ることができたので、 授業が始まる前に8割見たんです。遅れをとらないように、と先に予習に使っていました。


スタッフ:授業が始まる前に8割はすごいですね。


塚原 :僕も最初の 授業が始まる前までに1ヵ月弱あったので、その間に基礎のことをAnyで学びつつ、外部のチュートリアルを平行して学んでいました。 チュートリアルは難しかったり英語だったりしたので、基礎をAnyで補完するような使い方をしていました。


スタッフ :Anyの上手な使い方ですね。課題制作についてはいかがですか?


正木 卒業制作に入る前から、どんなものを作りたいのかを意識していた ので、そこで使えそうなプロップ※4などを作り始めていましたが、卒業制作に本格的に取り組んだのは2ヵ月間くらいです。


塚原 :僕は中間発表が終わって、卒業制作がありますと聞いてからすぐ作り始めました。 もともとアニメーションがやりたかったので、中間課題でキャラクターやプロップも作れたので、その精度を上げたい!と9月の後半から卒業するまで半年間作り続けました。

現在の仕事について

スタッフ :お二人は現在、どのようなお仕事をしていますか?


正木 2人ともジェネラリストではあるので全体的に横断して仕事をします が、それぞれ 得意分野があるので、得意分野をメインに 任せてもらっていて私はモデリングの仕事が多いです。


塚原 :僕はリギング、エフェクトなどのテクニカル周りを中心に担当しています。たまに画を作るといったこともやります。


スタッフ :在学当時からこの職種になりたいという気持ちはありましたか?


塚原 :もともとはアニメーションをやりたいと思っていたのですが、どうやらアニメーションにはリグを作らないといけないぞと気づき、リグを作り始めました。その後も ありとあらゆることに手を出しはじめ、絞れないなと思うようになりましたね。

就職活動について

スタッフ :お二人はどのような形でSpade&Co.に入社しましたか?


塚原 :ちょうどやりたいことを絞り切れない、と思っていた時に、 クリエイターズオーディション ※5 でジェネラリストを募集しているとSpade&Co.に声をかけていただけたので、色々出来るジェネラリストとして働きたいなと思い入社しました。


正木 :私は社長がゼミの先輩だったので、デジタルハリウッド入学前に、社長から「入学して半年学んだらインターンシップに参加していいよ」と伝えてもらっていたので、 半年学んである程度Mayaを使えるようになった時に、作品を持っていき、インターンをさせてください!と熱意を伝えました。そこからインターンシップを1ヵ月間させてもらって内定をもらった形です。


スタッフ :インターンシップというのはお仕事をさせてもらえるのですか?


正木 :いきなりお仕事するという感じではなく、過去のお仕事などを例に課題を少しずつやっていく形で インターンシップ専用のトレーニングを行っていました。

インターンシップでスキルを確認していただき、内定をいただきました。


塚原 :僕はデジタルハリウッドを3月に卒業し、5月からの入社だったのですが、 試用期間はあったものの、すぐお仕事をさせていただくという流れで入社させていただきました。


スタッフ :仕事をしている中で、デジタルハリウッドでこれをやっておいてよかったな、ということはありますか?


正木 :そもそも、 デジタルハリウッドで基礎的なことを全部身につけたので、全て役に立っていると思います。


塚原 :そうですね。まずデジタルハリウッドに入っていなかったらここに入社できていないと思います。あとは、 デジタルハリウッド時代に色々手を出して勉強していたのがジェネラリストとしての今の業務に生きています。


正木 :あとは、 ダブルスクールで時間ない中、ひたすら沢山のモデリングを早く作るということをやっていたので、今の仕事でもたくさん作らなければいけない場面で、デジタルハリウッド時代に鍛えられたな、と思います。


スタッフ :デジタルハリウッドの生活が役になっていて嬉しいです。そんなお二人の仕事のやりがいを教えてください。


正木 作業自体が好きです。公開される、されない関係なく、作業自体が楽しいですね。 もちろん公開されて親戚や友達、さらには友達の親御さんにまで名前見つけたよと言ってもらえると嬉しくなりますね。


塚原 :確かに名前を家族や友達に見てもらえるのは嬉しいです。あとは、 業務がテクニカルで、工程自体を楽にするという作業が多いんですね。例えば10時間かかるものが30分で終わるようにする作業です。 そうして他のアーティストの役に立ったときにすごく嬉しいですね。そして作業自体がやっていて楽しいのは僕も同じです。何やっても楽しいです。


スタッフ :お二人ともCG制作がとてもお好きなんですね!そんな中、大変なことはありますか?


塚原 納期があるので、ずっとやりたい!と思っても、その納期までに完成するようにきちんとプランを立てなくてはいけないことですね。


正木 :モデリングするにしても、モデリングして終わりではなく、次の工程の人に渡します。それこそ、塚原さんに渡すことも多いのですが、そこで 不具合が生じてしまうといけないですし、そもそもディレクターにOKをもらうまでクオリティを上げなくてはいけないので、終わるのかな?と不安に駆られるときはありますが、まぁ楽しいですよね。

Spade&Co.について

スタッフ :Spade&Co.はどんな会社ですか?


正木 上司や先輩に質問や相談もしやすい雰囲気ですし、同世代のスタッフが多く仲が良いですね。 プライベートでも旅行に行ったり、ディスコードを繋いでドローイングしたり、ゲームをしたりしています。


スタッフ :プライベートでも仲が良いんですね!

今後の意気込み

スタッフ :今後の意気込みを聞かせていただけますか?


正木 :とにかくこの会社に入りたい!と思って頑張ってジェネラリストとして入りましたが、モデリングが好きだったなという気持ちを思い出してきているところです。

モデラーとして堂々と胸を張れるよう上手くなりたいです。


塚原 :逆に僕はリグから始まったのですが、 任せられたものは全て極めたいという気持になっています。全てのレベルをもっと上げていきたいですね。

これからCGを学ぼうと思っている方にアドバイス・メッセージ

正木 とりあえずやるというのが大事だと思っています。 少しでも興味があったらそれをやってみたらそれが好きか分かるし、あまりうまくなくても好きだったらやれると思うんですね。なので、まずはやってみることが大事だと思います。


塚原 :正木さんの言う通り、 とにかく興味持ったら何でもやってみるといいと思います。 デジタルハリウッドに入るとすごくうまい人もいて、差がついちゃうことがあると思うんですね。でも、 自分を信じてひたすらやればいいかなと思います。できないのが当たり前なので、自分が目指すものになれるように自己研鑽して頑張ってください。

あとは自分の体験で…寝たほうがいいですよ(笑)


スタッフ :寝ずにCGに打ち込まれていた塚原さんならではのアドバイスですね!

お二人とも、今日はありがとうございました!




※1本科CGビジュアルアーティスト専攻:全日制のコースで、2023年現在開講しておりません

※2オールナイトフリータイム:夜中もずっと朝まで校舎のPCを利用できるサービス

※3Any:在学中繰り返し視聴可能なソフトの知識が習得できる映像教材

※4プロップ:映像作品に登場する小道具のこと

※5クリエイターズオーディション:選抜制の就転職イベントで企業の担当者が来場しスカウトをもらえる場

※6ディスコード:パソコンやスマートフォンで利用できるコミュニケーションサービス。複数人で画面共有をして作業が出来たり、音声通話機能等もある。



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