本科CG/VFX専攻

井上 湧也さん:【転職】無職から転身。誰もが知るゲーム会社のシネマティックアニメーターとして活躍中!

卒業生のプロフィール

PROFILE

井上 湧也さん

本科CG/VFX専攻卒業

入学時年齢:20代

入学前
無職
卒業後
株式会社カプコン

卒業生インタビュー

INTERVIEW

  • 入学前のご経歴と入学までの経緯を教えてください
    もともと介護の勉強をしていたり、アルバイト中心の生活を送っていたりと、CGとはまったく縁のない状況でした。小さい頃から映画やゲーム、エンタメが好きで、最初はイラストや2Dアニメーターを目指そうと考えていたのですが「これで食べていけるのか?」という不安もあって、少し違う道を探し始めました。その中で3DCGに出会い、「面白そうかも!」と感じたのがきっかけでスクール探しはじめ、たまたま目にしたデジタルハリウッドの広告をきっかけに「1年だけ本気でやってみよう」と決意し、徳島から大阪へ移住しました。
  • デジタルハリウッドでの1年間について教えてください
    入学してすぐ「やること、覚えること、めちゃくちゃ多いな」と感じていました。中でも大変だったのは、「作りたいものを自分で考えること」です。0からアイディアを生み出し、限られた期間内にオリジナル作品として1人で形にする。自由だからこそ難しいという悩みに直面していました。一方で、印象に残っているのは3か月課題(CGの静止画作品)です。未経験の状態から「ここまで作れるようになったんだ」と達成感を得た瞬間でした。 その後は制作が大変すぎて、夜通し作業することも多く、学校のオールナイト開放をフルに活用していました!
  • 就職活動をしていた時のお話しをお聞かせください
    在学中に開催していたデジタルハリウッド大阪本校主催の株式会社CAPCOMの会社説明会イベントに参加しそのまま選考に進み内定を頂きました。在学中ということもありポートフォリオを作れていなかったので、イベントに参加したときに日々の練習ノートやラフスケッチのようなものを採用担当の方に提出しました。「これまでこういうふうに練習してきました」という記録が、しっかり伝わったのが功を奏し書類審査を通過できました。「何が作れるか」も大事だけど、「どう向き合ってきたか」「どれくらい本気で取り組んでるか」が伝えることも大事であるというのがその時に知ることができました。
  • 現在の会社でのお仕事について教えてください
    現在はシネマティック班のゲームのイベントシーン制作に携わっていて、セクションリーダーという立場で業務に携わっています。スケジュールの管理や、実際の作業、チームのメンバーとのやりとりなど業務は幅広いです。入社当時はアニメーターとしてスタートしましたが、いろんな経験を重ねながら、現在の立ち位置に至っています。配属先は大阪で、希望や適性、キャリアプランに合わせて東京勤務も可能です。働き方としては基本出社です。自分は大阪開発勤務ですが支店先とのやり取りは通話などで距離を感じない環境が整っています。配属先については入社前に相談が可能です。入社後も折に触れて相談が可能なので、風通しの良い環境になっています。
  • 今後についてやAIの発展について思っていることをお聞きしたいです
    今後については、まずは、いま目の前にある仕事をしっかりやっていきたいと考えています。AIの発展については趣味でもひとりで作品づくりを楽しめるようになってきているので大手に入らなくても、作りたいものがあるなら積極的に制作に取り組んでいいと思います。
  • 後輩へメッセージをお願いします
    作りたいものがあるなら、勉強してみたらいいと思います。プロレベルじゃなくても、自分の得意なことが一つあれば、それが強みになります。やる気が伝わる人は、現場でも本当に評価されるし、熱意が一番大事。迷ってるなら、まずはやってみること。学んだことは必ずどこかで活きてくると思います。