RealFlowとは

公開日:2023-07-01

RealFlowは、独自のフルイド及びボディダイナミクスを搭載した、
流体シミュレータソフトウェアです。


※RealFlow単体でもレンダリングが可能ですが、
 Maya、3dsMax、Softimageといった3DCGソフトのプラグインも用意されています。


水一滴から大型客船を鎮めるような巨大な津波まで
あらゆる流体をシミュレーションする事が可能で、
他にも一例として以下の様な表現も可能です。


 ●DYBERSOマルチソルバで表現できるもの

 ・粘性がある物質(溶岩、はちみつ)
 ・液体の表面(海面など)
 ・粒上の砂(こぼれ落ちる砂粒など)
 ・粒上の雪/土(降り積もる雪/シャーベット状の液体/敷き詰められた土)
 ・リジッドボディシミュレーション(物体同士の衝突)
 ・粒状体+液体との相互作用(海水に運ばれる砂など)
 ・剛性体–液体との相互作用(プールに浮かぶアヒルのおもちゃ)


 ●REALWAVEで表現できるもの

 ・波
 ・水に浮かぶもの
 ・水しぶき

  REALWAVEは元々個別で販売されていたシミュレーターですが、
  RealFlow2.5で統合されました。

  RealFlowはパーティクルベースの液体シミュレーターにあたり、
  REALWAVEはメッシュベースの液体シミュレータにあたります。

  海等の広大なシーンを作る場合パーティクルでは限界がある為、
  メッシュベースのシミュレーターが必要となります。


 ●RealFlowを使う上での注意点

  RealFlow単体ではオブジェクトを作ることができません。
  単純なプリミティブであろうとも、
  先に述べた3DCGソフトで作成しインポートする必要があります。
  ※この際SD形式という専用の形式で保存する必要があります。

  ・ただし、Mayaや3dsMAX,Cinema4Dなどの3DCG内でのプラグインとして使用する場合(Real Flow|Maya,RealFlow|3sd Max,RealFlow|CINEMA4Dの使用時)は、SD形式などの別ファイル出力ではなく、普通のオペレーションで各3DCGソフト内で使用できる。


 ●動作環境

  ◇OS

   Windows:7(SP1)/8/8.1/10

   Mac:OS X 10.9 以降

   Linux:

   ・64 bits distribution with a 2.6 Kernel and glibc 2.12
   ・csh (C-shell)
   ・binutils

  ◇CPU

   CPU 64-bit Intel もしくはAMD multi-core processor

  ◇Memory

   最低:4 GB RAM/推奨:8 GB RAM 以上

  ◇HDD

   2GB以上の空き容量

  ◇GPUアクセラレータ

   ・CUDA 3.0
   ・OpenCL 1.1
   ・最低 32 KB ローカルメモリサイズ
   ・最低2 GB VRAM(VRAMはシミュレーション可能サイズを制限します)
   ・OpenGL対応グラフィックカード

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著者:デジタルハリウッド スクール 編集部