シネマグラフとは

「シネマグラフ(Cinema graphs)」とは、写真の一部に動きをつけて表現するGIFアニメーションのことを指します。写真家の『Kevin Burg氏』『Jamie Beck氏』によって生み出され、まるで雑誌や写真などが動いている様な独特の世界感を演出し、見る人の注意をひくことができるため注目されている手法です。シネマグラフ専用のスマートフォンアプリを使えば一般の人でも気軽に制作できることから、SNSなどでも拡散されており、シネマグラフ専門のメディアや投稿サイトなどもあります。拡張子は「.gif」となります。

シネマグラフの作り方

Photoshop

「Adobe Photoshop(アドビ フォトショップ)」でのシネマグラフの作り方はとても簡単です。まず、「.mp4」形式などの動画素材を用意し、Photoshopで開きます。動画を開くとタイムラインパネルが表示されます。
レイヤーパネルからビデオグループを解除し、動画レイヤーの複製を行います。複製した片方を希望するフレーム位置でラスタライズを行い静止画に変換します。複製した静止画のレイヤーは動画レイヤーの上に並べます。
シネマグラフとして動かしたい静止画の部分に、レイヤーマスクをかけて切り抜きます。この状態で再生を行うと、下の動画レイヤーの一部が見えるようになり、写真の一部が動いて見える様になります。再生時間の長さ調整を行い、繰り返し再生されるようにループ再生としてGIF形式で書き出します。これでシネマグラフの完成となります。
Photoshopのほかにも、パソコンから使用できる専用ツールなどがあります。

スマートフォン

iPhoneやiPad向け、Android向けに無料~有料まで多くの専用アプリケーションが提供されています。
中には静止画を取り込んで動かさない範囲をなぞって指定しておき、動かしたい部分を指でなぞって示すことで静止画の一部が動き、まるで動画を使用したかの様な動きを再現してくれるものや、先にフレームを選択して撮影することで、フレーム以外の範囲は動かないように撮影ができるものや、更にエフェクトをかけてネガフィルムの様な色合いに加工できるものなど機能が豊富です。
スマートフォンアプリの場合は基本的に指で範囲をなぞるだけで簡単に制作できるため、パソコンなどがなくても気軽にチャレンジすることができます。

シネマグラフの効果

世界中の大手企業でも使われており、アパレルブランドや自動車メーカーなどがソーシャルメディアでも活用しています。シネマグラフ専用ツールを提供する企業によると、シネマグラフを用いた広告バナーは静止画のバナーに比べてCTRが5倍以上もアップしたという実績もあります。シネマグラフには動画も存在しますがGIFアニメーションとして書き出しを行うことで、スマートフォンなどのモバイル端末でも再生できるようになり(一部再生できない端末もあります)、広告やWebメディア、メールマガジンに埋め込むことが容易なことからマーケティングにも大きな効果が得られています。シネマグラフ制作を専門とする会社や、シネマグラフ専門の販売サイトもあります。