3DCGとは?制作でよく使われるおすすめソフトも紹介

3dcg作品

公開日:2026-03-06

3DCGとは?

3DCG(3 Dimensional Computer Graphics)とは、3次元空間でのデジタルグラフィックスの略称で、3次元のデータを利用して画像や動画を生成する技術のことです。
3DCGは、縦と横の2方向から作られる平面の2Dに対して、縦・横に「奥行き」が加わり3方向での立体画像を作ります。

3DCGでは、3DCGモデリングソフトウェアを用いて、形状や材質、光源、カメラといった設定をしたうえで、コンピューター上で「縦」「横」「奥行き」(x軸、y軸、z軸を使った3次元空間)の3方向が存在する仮想的な3次元空間を構築します。

3DCGでは、2次元のCGよりもリアルな映像表現ができるため、近年ではCGや特殊効果(VFXなど)の技術がかなり発展しています。

3DCGはどのようなところで活用されているのか

ゲーム、アニメーション、映画をはじめとした映像作品では使われていないものは見ないといっても過言ではありません。
そんな3DCGが活用されている場面を一部、ご紹介いたします。
もともと、建築系のCADを中心に使われている業界であれば、3DCGを使用します。
最近では、ゲームエンジンを使って、建物やまちづくりに使用される場面も増えています。
VR・MRの世界では、自分自身や目に見えるすべてがモデリングされたものになっていきます。
realな世界とvirtualな世界が近くなるほど、3DCGの技術を使用したマーケティングや経済規模を意識した活用が見えてきます。
Building Information Modeling でも3DCGは使用されています。表をはじめとした情報やデータベースで管理していたものを、切り口でみせるのではなく、串刺しに一環したビジュアルで情報の見える化を可能にした技術です。
また、モーションキャプチャーの技術を使った演出にも3DCGは欠かせません。
事前にプログラムされている内容にそって、センサー技術をしようして、反応を3DCGで楽しませてくれます。

3DCGってどうやってつくるの?

CG制作は簡単に言うと、コンピュータの中で物体を作成し、色を塗って動かし、光をあてて撮影することです。以下のような①~⑨の手順で作ります。

① モデリング 

三面図(正面・側面・背面の設計図)をもとに、3DCGソフトを使ってキャラクターや背景などの立体モデルを作成する工程です。全方向から見ても自然な形状になるよう細部まで調整します。この工程を専門に担当するクリエイターを「モデラー」と呼び、3DCG制作の基礎となる重要な作業です。

② マテリアル

モデルにリアルな質感を与える工程で、テクスチャ画像を作成して3Dモデルの表面に貼り付けます。金属の反射や布の質感、肌の表現などもマテリアル設定で調整します。色や光沢、透明度などを細かく設定することで、より現実に近い見た目を再現できます。

③ リギング

作成した3Dモデルを動かすために、骨格(リグ)を組み込む工程です。キャラクターの関節や可動部分に合わせて骨を配置し、腕や脚が自然に曲がるよう設定します。リギングによって、アニメーション制作でスムーズに動かせる状態のモデルを作ることができます。

④ アニメーション

リギングされた骨格を動かして、キャラクターやオブジェクトに動きをつける工程です。歩く、走る、ジャンプするなどの動きをキーフレームを使って設定し、自然で滑らかな動きを作ります。キャラクターに命を吹き込む重要な工程で、専門職は「アニメーター」と呼ばれます。

⑤ レイアウト

シーン全体の構図を決める工程で、カメラの位置やアングル、レンズの種類、キャラクターや背景の配置を設定します。映像の見え方やストーリーの伝わり方に大きく影響するため、映画やアニメ制作でも重要な作業です。画面全体のバランスを整える役割があります。

⑥ ライティング

シーンに光源を配置して陰影や明るさを調整し、3Dモデルに立体感や雰囲気を与える工程です。太陽光や室内照明などの光を再現し、作品の世界観や時間帯、感情表現を演出します。リアルさや映像のクオリティを左右する重要な作業の一つです。

⑦ レンダリング

作成した3Dデータをもとに、コンピュータの計算処理によって最終的な画像や映像を生成する工程です。光の反射や影、質感などを計算し、2Dの画像として出力します。1枚の画像をフレームとして連続で生成することで、3DCGの動画やアニメーションが完成します。

⑧ 合成

レンダリングしたキャラクターや背景、エフェクトなど複数の素材を重ね合わせて最終映像を作る工程です。色味の調整やぼかし、被写界深度などを加えることで、より自然で完成度の高い映像に仕上げます。映像制作では「コンポジット」とも呼ばれます。

⑨ エフェクト

炎・煙・爆発・水・光などの特殊効果を作成して映像に追加する工程です。自然現象や破壊表現などをリアルに再現し、作品の迫力や臨場感を高めます。映画やゲーム、アニメーション制作で重要な役割を担う分野で、専門のクリエイターは「VFXアーティスト」と呼ばれます。

以上が一連工程となります。

3DCGが立体に見える原理は?

3DCGはコンピュータの演算によって、コンピュータ内の3次元空間にある立体物を平面上の情報に変換することで立体感のある画像を作ることができます。

そのため基本的な原理としては、「縦」「横」「奥行き」の3点の座標を持つ立体物を2次元の仮想スクリーン上に透視投影し、その様子のデータをコンピュータが演算によって求め、画像として描画します。

透視投影とは対象物を目で見た時と同じような表現ができる図法(投影法)の一種で、透視投影で得られた図は「透視図」あるいは英語の perspectiveから「パース」などと呼ばれます。

3DCGは、ただ立体的に見える画像とは違い、空間内の立体物を移動したり変形したりすると、コンピュータが再び演算し、別の画像を作ることができます。

そして、立体物の奥行きによる尺度の違いや照明による陰影の違いをコンピュータで演算する必要があるので、処理に時間がかかります。

コンピュータの演算により画像を生成する過程を「レンダリング」といいます。

3DCGを制作するうえでよく使われているソフト5選

①Maya

映画、CM、ゲームなどあらゆる3DCG制作の現場にて最も使用されるハイエンドソフトの一つ。キャラクターや背景のモデリング、エフェクト生成、アニメーション、レンダリング、他ソフトとの連携等Mayaのみで一通りの3DCG制作が可能と言われるほど多機能かつ高機能なソフト。


②3ds Max

Maya同様、業界で最も使用されるハイエンドソフトの一つ。表現の幅を広げてくれる拡張機能(プラグイン)が豊富に用意されており、CGにおける高度な表現を手軽に利用できます。アニメーション系プラグインが豊富でCGアニメ―ション業界で主流となっています。


③ZBrush

デジタル彫刻を行うためのスカルプティング(彫刻)ソフト。粘土をこねるような直感的な操作が可能なため、リアリティのあるクリーチャーやモンスター制作、実写に近いキャラクター制作などによく利用されています。映画・映像制作やゲーム業界では標準的に導入されています。


⑤Houdini

VFXという特殊視覚効果の制作現場での利用が多く、ハリウッド映画やディズニー映画、最近ではゲームやPV・MVでも使われている。高度な物理シミュレーション機能に特化して開発されており、煙や炎、雨などのエフェクト表現が得意で、まるで別世界にいるようなSF空想や、魔法の世界のような空間を演出することができる。

⑥Unreal Engine

ゲームを効率よく開発することのできるゲーム開発エンジンの1つ。スマホゲーム、コンシューマーゲーム、PCゲームと様々なプラットフォームでの開発が可能です。特にグラフィックの美麗さに定評があり、PS4やswitchなどのコンシューマーゲーム開発において利用されることが多いです。

3DCGのおすすめ勉強方法は?

3DCGの勉強方法は複数あります。

①専門学校や専門スクールに通う

2年制の専門学校やデジタルハリウッドのような専門スクールに通いながらCGのスキルを身につけることができます。カリキュラムのある中で体系的な学び方を求める方や、同じ志を持つ受講生仲間を作りたいといった方は、スクールに通うのも良いかもしれません。

②オンライン講座で受講をする

完全オンラインで学べるCGの講座もあります。

移動時間がない、いつでもどこでも学べることがメリットです。

③独学

自分自身で調べながらCGを学ぶ方もいます。

現在では、無料で使えるCGソフトBlenderを使う方も多いのではないでしょうか。

スクーリングで勉強する

スクールに通うことの特色としては下記のことが挙げられます。
・独学で学ぶよりも圧倒的に効率がいい(ツールの習得順など優先順位をつけて学ぶことができる)
・体系的に学べる
・適切な目標設定がされているためモチベーションが保ちやすい
・転職・就職を最終目標として組まれているカリキュラム(必要とされる知識やスキルをピンポイントで学ぶことができる)
・制作物を評価・添削してもらうことができる
デジタルハリウッドでは働きながら週1日CGを学ぶ「専科3DCGデザイナー専攻」があります。
1年間でCG業界への転職という目標を叶えるため、業界シェア率NO.1のCGソフト「Maya」を中心に現場で必要とされるスキルを、第一線で活躍するプロのクリエイターから学びます。

オンライン講座で勉強する

3DCGの学び方の一つにオンライン講座があります。

デジタルハリウッドにはデジハリオンラインという完全オンライン講座も用意しております。

3DCG・映像クリエイター講座
ハイエンド3DCGソフトMayaもしくは3dsMaxのどちらかとaftereffect・premierePro講座を合わせて学習し、3DCGを用いた映像作品制作のスキルを身に着けることができる講座。
3DCGクリエイター講座[3ds Max]
CGアーティスト・早野海兵氏監修の作例を通して、3Dアプリケーション「3ds Max」の基本操作及び実務レベルのスキル習得ができる講座。


3DCGクリエイター講座 [Maya]
実際の映画製作の現場やゲーム、海外でも多く採用されているハイエンド3DCGソフト「Maya」を、実務レベルで身につけることができる講座。
メリット
・都心も地方も関係なく、好きな時間好きなタイミングで好きなだけCGソフトの学習ができる。
特徴
・動画教材でのインプットと作品制作を行うアウトプットの繰り返し。見るだけでなく、実際に手を動かしながら学習することでより確実にスキルを身に着けることができる。
・ソフトを使用できるPC環境が必須

独学で勉強する

CGの学び方の一つに「独学」という学び方もあります。

CGの知識やCGソフトの使い方など自分でネットで調べながら知識やスキルの習得を行うこともできます。

また、教材や教本を購入して勉強するのも勉強方法の一つです。

教本に沿って作成し分からないところはネットで検索しながら進めるという学び方もあります。

独学のメリットとしては、スクールに通うわけではないので授業料などの費用はかかりません。

また通学という移動時間を取る時間も必要がありません。

一方で、体系的な学び方がしづらい・作品に対してのプロからのフィードバックが受けづらいといったデメリットもあります。

また、分からないところを自分で調べながらスキルを身につける必要があるため、不明点があったときにもくじけず、学びを続ける意思が必要になります。

よくある質問

3DCGデザイナーの年収はいくらですか?

3DCGデザイナーの年収は、経験や業界によって異なりますが、平均年収は約400万~500万円程度といわれています。ゲーム業界や映像制作会社では経験を積むことで年収が上がり、ディレクターなど役職があがると、600万円以上を目指すことも可能です。フリーランスとして活躍するクリエイターもいます。

3Dモデリングに向いている人は?

3Dモデリングに向いているのは、形や構造を観察することが好きな人や、細かい作業をコツコツ続けられる人です。キャラクターや建物などの立体構造を理解する力や、デザイン・造形に興味がある人に向いています。また、修正を重ねながら完成度を高めていく忍耐力も重要なスキルです。

3DCGクリエイターのキャリアパスは?

3DCGクリエイターは、モデラーやアニメーターとして経験を積んだ後、リードデザイナーやCGディレクターへキャリアアップする道があります。映画・ゲーム・広告など活躍できる業界も幅広く、専門分野を極めてスペシャリストになる人や、フリーランスとして独立するクリエイターもいます。


まとめ

本記事では、3DCGとは何かといったご紹介からよく使われているCGソフトやおすすめの勉強方法などをお伝えしました。CGを学びたい目的は、趣味や就職・転職を目的にされる方など人それぞれですが、デジタルハリウッド専門スクールには、就職・転職を目指される方も多く説明会にご参加いただいており、実際に受講をいただいております。CGの業界は未経験からでも目指すことも可能な業界です。とはいえ、作品力やスキルといった専門性がないとCG業界への就職・転職は難しい業界とも言えます。3DCGの学び方も本記事でご紹介したように様々ですが、ぜひ学びの最初の一歩を踏み出しましょう。


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著者:デジタルハリウッド スクール 編集部