Webディレクター養成講座 本田節子さん

2021年3月卒業

2022年5月のコムコムマガジンに掲載された 本田さんのインタビューを追記しました!

今回の卒業生は2021年卒業の本田節子さん。
卒業後動画クリエイターとして活躍する本田さんに、スタッフ竹歳がいろいろ聞いてみました!

卒業後のインタビューとあわせてご覧ください。


Ptofile

Webディレクター養成講座(動画) 2021年3月卒業


本田節子/動画クリエイター

鳥取県南部町


作品:ポートフォリオ動画
https://www.youtube.com/watch?v=WFNDv8JB2ro

本田さんがデジハリを卒業されたのはいつですか?

去年の3月です。2019年12月に説明会で即決して、2020年1月から始めて2021年3月に卒業しました。

説明会で即決した行動力がすごいなと思うんですけど、その理由を教えてください。

説明会へ行った当時は54歳でした。あと数年したら定年を迎えることに。

「退社後、何する?」って思った時に、やっぱずっと働いていたい、社会と繋がっていたいって思ったんです。

私はパソコンが好きだったので、パソコンで誰かの役に立てたらなと思うようになりました。

特にコロナになってからWeb会議が増え、ますますITの知識が必要となってきました。

そんな時に誰か地域で、(パソコンが)できる人がいたら心強いだろうなと思って。

そしたら独学じゃなくて、もっときちんと勉強したいと思ってスクールを探しました。

そこで「デジハリが米子にある!!」と知りました。


はじめはどんなことがやりたくてデジハリに入られましたか?

はじめはWebデザインに興味があったんです。
説明会で、デジハリには”課題”とか”卒業制作”があると聞いて、私は高卒なので、「その言葉の響きいいなぁ~!」と思ってワクワクしましたね。

あぁ~でも分かります。働いた後に学校に行くと、また気持ちが若く…

「卒業制作!あぁなんかそんなんで苦しんでみたい~!!」とかって。(笑)

とっても前向きですね!実際に受講されてどうでしたか?

受講がこんなに大変だとは思いませんでした!
働きながらだったのでゆっくり学べる1年間のWebディレクター養成講座を選びました。

その講座にはオプションで「イラストレーター養成講座」か「ネット動画クリエイター専攻」の選択コースがついていました。絵は描けないので動画の方を選びました。ついて行けるかなぁ?って不安だったんですけど、意外に結構ハマって〜一番楽しかったです。
自分の中で超びっくり!意外な引き出しが開いた感じですね!

私も同じ時期に本田さんと受講していましたが、コンペとかすごい積極的に参加されていた印象があります!

そうですね、そのチャンスをもらえたことはありがたいことだと思って参加しました。
コンペで選んでいただいた時は、もちろん嬉しかったんですが、大変でもありました。なにもかも初めてのことばかりで。
デジハリで色々と経験できました。

受講して気づいたことはありますか?

トレーナーさんのダメ出しとかがすごく嬉しかった。
年を重ね、勤続年数が長くなると「お局さん」になってくるの。お局さんのイメージって、若い子が思うことがあっても言えないとか、お局さんの言うことが全てみたいになっちゃうとこがあるじゃないですか。
それで、誰にも注意されないっていうのがつまんなくなっちゃう。

未だに注意されるっていうか、教えてもらえるんだっていうのが一番楽しかった。

そうですね、会社だと遠慮があるかもしれないですね。

特に会社だと縦の関係があって言えないんだけど、
デジハリだとそれぞれの個性があるから、年齢問わず経験問わず自分だったらそうするとか自分の好みはこうとか言ってもらえるのが嬉しかった。

卒業後はどんな活動をされていますか?

デジハリのトレーナーさんから「こんな仕事がありますよ」とかお仕事依頼の掲示板をチェックして、できることをやっています。

今はYoutubeの「総本家みかチャンネル」をやっていますが、制作したものを確認していただくと「ここはこうしてください」って修正をたくさん指摘されます。でもそれがすっごく勉強になります。

総本家みかチャンネルのことも、聞かせてもらえますか?

総本家みかチャンネルのディレクターの西尾さんは、動画全体を見て編集についてなどをアドバイスしてくれますし、美香さんは動画に出てくる出演者の方の事を考えて修正指示を出してくれます。 そういった指示のひとつひとつがとても勉強になっています!


どのくらいやり取りをして、動画が一本出来上がりますか?

私は仕事をしながらなので、なかなかできなくて2週間くらいお時間いただいています。
編集したものを提出して、2、3回は修正が返ってきます。

動画編集の流れを聞きたいのですが、作る時には動画の素材だけが送られてくるんですか?

そうですね!一時間くらいの動画が送られてきて、それをずっと見ながら要らないところをカットして一本にまとめる。そのあと色んな飾り付け…効果音やBGMを入れたり、テロップを付けます。
効果音などの素材は一緒にもらうこともあるけど、自分で探してきたりもします。
テンポがないなと思われて、長すぎると途中から観てもらえなくなる場合があるので、最終的に10分程度に編集します。

現在の肩書は動画クリエイターですか?

今はWebをほとんどしていないので、そうですね。動画制作メインで活動しています。

今は副業でされているとのことですが、毎日の作業スケジュールは決めていますか?

決めてます。本業をフルタイムで働いて、帰宅して2〜3時間作業して…土日は8時間くらいやっています。
案件があれば毎日やって、納品した後はちょっとホッとできる感じ(笑) そんな生活を続けています。
案件がない時でも勉強を続けたり技術を磨いたり…というのが出来たらいいんですけど、そこまで追い付いていないので、仕事を通して勉強させていただいている感じです。

卒業後も受講生同士の交流が続いているとお聞きしました。お仕事も一緒にされていますか?

デジハリ米子で制作募集が掛かっているときに動画の同期の方と一緒になって、一緒に制作というのも多いです。
Zoomで話したり、オンラインで質問したり、ランサーズ(※個人間や個人法人間で請負業務のマッチングサービス)のやり方を教えてもらったり。

副業やフリーランスを選択した理由はありますか?

自由だから。と、自分に責任が全部かかってくる。それがいいです。
会社員だと、自分の仕事がこなせればそれでいい。それ以上何かしようと思っても、しなくてもいいんですよ。
自分の個性も出せないし、そういう中にいるよりはフリーランスでやりたいなと思いました。
「この人にやってもらいたい」というのがマッチングできるとすごく嬉しいです。

お仕事をするうえで意識していることや、心がけていることはありますか?

手を抜かず、自分のやれることを精一杯する。

今後の理想の働き方はありますか?

今以上にじゃんじゃん働く!じゃんじゃん動画でやっていく!今の会社員の年収くらい貰えるようになりたいです。
あとは、CMとかやって芸能人に会いたい(笑)

CMといえば、受講中にビック・ツールさんのCM案件をされていましたよね?

コンペで通った人がディレクションをするという流れだったので、ディレクションをしました。
みんながサポートしてくれました。わからないことを聞いたりして。大変といえば大変でしたけど、良い思い出です。

その時は本業のお仕事もして受講もしていて、という状況でしたよね?

そうですね。実はディレクションをするのは好きなんですよ。
仕事をして受講もしてという時間的なことが一番大変だけど、アレを決めたりコレを決めたりというのは好きでした。
動画トレーナーのKatzuさんにこれはこうやっていくと良いよって教えていただきました。香盤表(※撮影を行なう際に事前に作られたスケジュール表)を埋めていったらいいよって。
出演者の方にコンタクトを取ったり、何時からここで撮影しますという調整、衣装を買いに行ったり…あとは、カチンコを持たせてもらいました(笑)


すごくいい経験ですね!本業を退職されてフリーで活動されるようになった後も、ディレクションもしようと考えていらっしゃいますか?

そうですね。出来るならしたいです。
企画するのが好きなんですよ。この間、制作会社さんにこういう企画を考えたんですがどうですかって話に行きましたね。
総本家みかチャンネルの美香さんがその制作会社の社長さんと知り合いで、人と人のつながりが縁を呼ぶっていうか。
ご縁を大切にして、自分のやりたい企画とかを発案して、地域活性化していきたいなって思います。

デジハリ米子の説明会には幅広い年齢の方が来られるのですが、本田さんと同世代の方も多いです。 なかなか一歩が踏み出せない、やってみたいけど出来るのかなと思っている方に向けて、何かアドバイスなどはありますか?

人生70年80年としても、今の自分の年齢だと先が短いんです。やりたいことをやらずに後悔するより、やって後悔する方がいいんじゃないでしょうか?
例えば、悩んでいるうちに病気とかになって出来なくなってしまったら、元気なうちにやっておいた方がいいんじゃないかなと思います(笑)
悩んでいるってことはやりたいんじゃないでしょうか?こういうクリエイティブなことをしようと想像しない人は、最初から悩まないと思います。やれる人だから悩んでいるんじゃないかなと、途中でダメだった時はいくらでも相談に乗っていただけますし、その時に考えればいいんじゃないでしょうか。
「とりあえずやってみて。」と、思います。


インタビューを終えて

定年もずっと仕事をしたい!80歳まで!とっても前向きでパワフルな本田さん。

私も同じ時期に受講をしていたのですが、本田さんはコンぺや案件に積極的に挑戦されていていた印象です。(私も頑張らなきゃとやる気をもらっていました。)

現在は副業でYouTuberの動画編集やCM制作などされています。今後はもっと活動の場を広げていくのこと!

これからの活躍に注目です。


卒業インタビュー

とにかく学びが楽しい!

受講を決めたきっかけを教えてください。

子育てがひと段落して、自分が今できるのは何だろうと思ったんです。

元々パソコンが好きで、Excel(表計算ソフト)やAccess(データベースソフト)にハマって、仕事でも活用していました。デジタルで困っている人はたくさんいるし、少しでも役に立ちたいなと。

でも、ずっと独学だったので、習えば習ったところで道がつくかなぁと思って。いろんな紹介や情報も貰えるだろうし。

デジハリを知ったのは?

会社の営業の人が『I+(イット)』(受講生・卒業生で制作しているフリーマガジン)を持って帰って来たんです。

制作した皆さんの写真とともに「年齢なんか関係ない」って書いてあって、そうだよな、と。デジハリの説明会が待ちきれず、自分で電話して話を聞きに行きました。そしたら即決(笑)。 


受講して良かったことは?

デザインはセンスがなくてもできるってことかな。知識やデザインの基本ルールを学ぶことなど、いろんなことを教えてもらえたのが大きかったですね。


発表会でも「ターゲットは?目的は?」等々を叩き込まれました。普通の会社で聞かれることはまずないし、考え方を教えてもらうこともない。学校でも教えてくれないですよね。

でも、これはいろんなことで通用する。技術は調べれば出てくるかもしれないけど、コンセプトや動機を教えてもらえて、その思考を広げさせてもらえた。それがたった半年で教えてもらえたのが大きいですね。

これから学びたい人へひとこと

なかなかうまくいかないけど、くじけず前向きに、とにかく続けることが大切だなぁと実感してます。

ポートフォリオも作りたいんですが、締め切りがないと「今度やろう」ってなってできていないのが現状です。

ポートフォリオは受講中に制作したほうがいいとアドバイスをいただいていたんですが、全くその通りだと思います。

たまにデジハリで出会ったみなさんと会って、いろんなお話をするのが楽しいです。 自分も頑張らなくちゃと、良い刺激がいただけるからです。


デジハリでの出会いは卒業してからも、それこそSNSなどで繋がってるって感じがして、ホント受講して良かったなと思っています。

卒業後はどうしたいと考えていますか?

退職後、いずれはフリーランスになりたい。コツコツと学びを続けながら、経験を積みたいです。


卒業後の働き方について教えてください

今の働き方は、受講しているときと同じような生活パターンにでやっています。


平日は、仕事(今のところ本業)が終わって19時~21時頃までパソコンに向い、 休日は家事など生活に必要なことをする時間と、制作に集中する時間を決めています。

なにぶんスキル不足なのでネットで調べながら試行錯誤するには作業する時間の確保は必須です。


休日こそそういった時間が取れるので、集中して出来るように時間配分を心掛けています。
お仕事は、デジハリの募集情報をみて応募しています。
今はユーチューブの動画編集やWebで記事を書かせていただいています。





※本田さん制作物より


これから学びたい人へひとこと

なかなかうまくいかないけど、くじけず前向きに、とにかく続けることが大切だなぁと実感してます。

ポートフォリオも作りたいんですが、締め切りがないと「今度やろう」ってなってできていないのが現状です。


ポートフォリオは受講中に制作したほうがいいとアドバイスをいただいていたんですが、全くその通りだと思います。

たまにデジハリで出会ったみなさんと会って、いろんなお話をするのが楽しいです。


自分も頑張らなくちゃと、良い刺激がいただけるからです。


デジハリでの出会いは卒業してからも、それこそSNSなどで繋がってるって感じがして、ホント受講して良かったなと思っています。


これから受講を考えている人へひとことお願いします。

もしかしたら、夢の範囲を自分で狭めてないかなぁと。

私も54歳で始めたので、いくつになろうが夢をあきらめないで。私が小学生の頃には、Webの職種はなかったし、夢も描けなかった。


でも今後、コロナの影響もあるし、どんな職業があるかもわからないので、今できること、やりたいことをやったらいいと思います。その先に何があるか誰にもわからないから、「えい!」ってやってしまった方がいいかな。