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本科選抜クラス「HONKA RE:FRAME!」のフィールドワークをレポート!

2026-11-07

FIELD WORK REPORT

感覚で捉える2日間
山口・YCAMと直島を巡るフィールドワーク

デジタルハリウッド 選抜クラス「HONKA RE:FRAME!」活動報告

デジタルハリウッド 本科特待生制度の選抜クラス「HONKA RE:FRAME!」では、カリキュラムの一環として、先日、山口のYCAMと直島を訪れるフィールドワークを行いました。創造が生まれる現場を訪ね、目や耳、肌など、自分の感覚で作品を捉えていく2日間の様子をお届けします。

DAY 1

山口:音と対話する一日

YCAMのスタジオAに広がる、吊り下げられた日用品と木造の構造体
YCAM・スタジオAの展示空間。吊り下げられた柱が音や光に包まれながら、踊るように動きます。

山口情報芸術センター[YCAM]で大友良英さんの展示を鑑賞

1日目は、山口情報芸術センター[YCAM]に集合しました。ここでは、音楽家・大友良英さんによる展示を鑑賞しました。

新作《Dance》は、大友良英さん、持田敦子さん、伊藤隆之さん、YCAMによる作品です。木造住宅の解体現場から引き取られた柱や梁を組み合わせた巨大な構造体と、無数の日用品や家電が吊られた空間が、YCAM最大の劇場空間・スタジオAに広がっていました。

▶ 展示の詳細はYCAM公式サイトへ
屋外作品《Filaments Outside》の案内板
YCAM前に設置された《Filaments Outside》。展示は館内だけでなく屋外にも広がっていました。
《Dance》の解説パネル
《Dance》の解説パネル。毎週土曜には、ライブパフォーマンスも行われているようです。
手が加えられたレコードプレーヤーの展示
ホールに並んだレコードプレーヤーからは、さまざまな音が鳴っていました。
さまざまな機構やケーブルが取り付けられたピアノの足元
ピアノとギターが即興で音楽を奏でる、《DUO》の展示。

洞春寺で粘土ワークショップを体験

その後は洞春寺に移動し、お寺の中で粘土のワークショップを体験しました。このワークショップは、何かを形作ることを目的にしていません。素材に触れ、感じたままに粘土と対話することが目的でした。

洞春寺の山門
洞春寺の山門。
ワークショップの説明を聞く参加者
寺のなかでワークショップをできる貴重な経験。
粘土の作品を見て回る参加者
参加者同士で制作を見て回り、感じたことをシェアしていました。
粘土の作品が並ぶ寺の広間
雨に濡れた緑と瓦屋根が美しい境内でした。

山口市中心商店街の盆踊りに参加

1日目の最後には、山口市中心商店街で行われた盆踊りにも参加しました。この盆踊りも、大友良英さんと山口市民の方々によるコラボレーションです。

「やまぐち秋の盆踊り2026」(2026年10月24日開催/会場:「魔法の屋根」の下・山口市中心商店街)

山口市民の有志と大友良英さん、現代音頭作曲家の山中カメラさん、ダンサーの福留麻里さんらがつくった創作盆踊り「やまぐち盆唄」を、市民楽団の生演奏で踊るイベントです。

▶ イベントの詳細はおいでませ山口へ
提灯が灯る櫓と盆踊りの様子
提灯が灯る櫓と、踊りの輪。
アーケードの天井に浮かぶ赤い球体と、櫓の周りで踊る人々
アーケードの天井には大きな赤い球体が浮かび、その下で人々が踊っていました。
DAY 2

直島:島の取り組みと作品に触れる一日

湯田温泉から直島へ

2日目は、湯田温泉から新山口へ向かい、新幹線で岡山へ。岡山から宇野に移動し、宇野港から船で直島に渡りました。

直島の海辺の芝生
フェリーで30分ほど揺られると直島に到着します。

瀬戸内「   」資料館を訪問

直島では、瀬戸内「   」資料館を訪れました。館長の下道基行さんとスタッフの方々、そして直島の島民の方々がどのような取り組みを行っているのか。その結果として、どのような展示やクリエイティブが生まれているのか。実際にその場で体感しました。

《瀬戸内「   」資料館》は、2019年に宮浦ギャラリー六区を拠点として始まったプロジェクトです。アーティストの下道基行さんが館長を務め、瀬戸内海地域の景観、風土、民俗、歴史などを、島の人々や専門家とともに調査・収集・展示しています。名称の括弧の中には、展示ごとのテーマが入ります。

▶ 詳細はベネッセアートサイト直島の公式ページへ

直島新美術館で作品に触れる

続いて、直島新美術館へ。著名なアーティストやクリエイターの作品に触れました。

※資料館・直島新美術館の館内は撮影不可のため、写真は掲載していません。

おわりに:問いを持ち帰る2日間

速く、正しく、上手につくることをAIが引き受けていく時代に、HONKA RE:FRAME!が大切にしているのは、完成した作品よりも「問い」と「意味」です。何をつくるかの前に、世界をどう見て、何を感じ、何を問い続けるのか。そのためにこのクラスでは、答えを教わる講義ではなく、対話し、手を動かし、試しては考え直すことを重ねています。

今回のフィールドワークは、「出会う ― 現場を知る」という学びの一環として、その姿勢を現場で確かめる2日間でした。YCAMでは、解体された家の柱や梁、無数の日用品や家電が音を生み出し、空間そのものが楽器となる展示に身を置きました。洞春寺の粘土ワークショップでは、形にすることを手放し、素材との対話に集中しました。盆踊りでは、アーティストと市民が一緒につくる場に自分も加わりました。直島では、島の人々の取り組みから展示が生まれていく過程と、著名なアーティストの作品の両方に触れました。

どの場面にも共通していたのは、説明を読む前に、まず身体で受け取るということです。目で見て、耳で聴き、肌で触れ、そこで生まれた違和感や心地よさを手がかりに、自分なりの解釈をつくっていく。画面の中だけでは得られないこの感覚は、CG/VFX、XR、UI/UXといったどの専攻の制作にも通じる土台になっていきます。

「なぜこの表現なのか」。現場で受け取った感覚を言葉にし、自分が抱え続けたい問いへと育てていくこと。それが、このフィールドワークを経たこれからのクラスでの学びにつながっていきます。

HONKA RE:FRAME!について

HONKA RE:FRAME!は、デジタルハリウッドの本科特待生制度による選抜クラスです。AI・テクノロジー・アートを横断しながら、CG/VFX・XR・UI/UXといった専攻の枠を越えて、問いと意味を創造する力を育てます。

公式ページを見る

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著者名 デジタルハリウッド編集部
コメント デジタルハリウッド編集部は、全国に展開する「デジタルハリウッド」のスクール運営・広報チームによって構成されています。
3DCGを学ぶ受講生一人ひとりの学びと挑戦を日々サポートしてきた経験をもとに、現場のリアルな声や卒業生インタビュー、最新の学習トピックスなど、クリエイティブな学びに役立つ情報を発信しています。
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