「自分で考えたキャラクターの演技が、作品として世に出る。」
そんな仕事にやりがいを感じながら、現在CGアニメーターとしてアニメーション制作に携わっている卒業生。
もともとはCGとは異なる業界で働いていましたが、デジタルハリウッドでの学びを経て、現在はアニメーションスタジオ・ 株式会社MAPPA でアニメーターとして活躍しています。
今回は、スタッフが株式会社MAPPAのオフィスへお邪魔し、CGアニメーターとして活躍する卒業生にインタビュー。CGを学び始めたきっかけから、デジタルハリウッドでの学び、就職活動、そして現在の仕事のやりがいまで、これまでの歩みについてお話を伺いました。
プロフィール
結城 駿さん
本科CG/VFX専攻 ALクラス 2022年9月生
株式会社MAPPA CGアニメーター
▽主な参加作品
ドロヘドロ Season2
©2026 林田球・小学館/『ドロヘドロ Season2』 製作委員会
株式会社MAPPAについて
2011年設立のアニメーションスタジオ。テレビアニメを中心に、映画、CM、Webムービー等、ジャンルにとらわれない様々な映像作品の企画・制作を行っている。自社で権利を保有するIPの窓口権を運用し、国内外でのライツ事業も展開。代表作は、『呪術廻戦』『「進撃の巨人」The Final Season』『チェンソーマン』ほか。
「好きな作品を作っている会社」への憧れ
――現在はどのようなお仕事をされていますか?
CGアニメーターとして、アニメ作品のレイアウトやアニメーション、カメラワークなどを担当しています。
入社してから現在まで、主にキャラクターのアニメーションを担当しています。
――これまでに担当された作品について、教えていただけますか?
アニメ作品では『ドロヘドロSeason2』に参加しています。
また、ゲーム『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』で、ゲーム内のアニメーション映像を担当しました。
――MAPPAを志望したのは、どのような理由からですか?
「自分が好きな作品を作っている会社で働きたい」と思っていて、就職活動をする中でもMAPPAは第一志望でした。
『「進撃の巨人」The Final Season』や『チェンソーマン』など、自分が好きな作品をたくさん制作している会社なんです。
――好きな作品に携われる環境で働くことが出来ているんですね!現在のお仕事で、楽しいことややりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?
コンテを読み取り、キャラクターの演技やアニメーションを作っていくことが多いのですが、自分で考えた演技や動きが採用されると、すごく嬉しいですね。
作品として形になって、多くの方に見ていただけることに大きなやりがいを感じています。
――キャラクターの「演技を考える」ことについて、もう少し詳しく教えてください!
コンテには大まかなシーンの流れが描かれていますが、「こういう動きにしてください」といった具体的な指示が細かく書かれているわけではありません。だからこそ、コンテからシーンの意図やストーリー全体の流れを読み取りながら、「このキャラクターは、この場面でどういう演技をするのがいいのか」と、自分なりに考えていきます。
もちろん、分からないことがあれば演出の方に確認しますが、基本的には自分で考えた演技をアニメーションとして形にしていきます。そうやって、自分の考えを動きに落とし込んでいけるところが面白いですね。
結城さんの在学中の作品
金融業界からCGの世界へ
――入社する前は、どのようなお仕事をされていたのでしょうか?
インターネット上のクレジットカード決済やコンビニ決済、後払いなどの仕組みを、ECサイトを運営している企業に提供する決済代行会社で、事務を担当していました。
――そこからCGを学ぼうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
Xで、Blenderを使って自主制作をしている方の投稿を見たことがきっかけです。
社会人2年目くらいの時期に、コロナ禍で外出する機会が減って、自宅で過ごす時間が増えていました。そんな中でその投稿を見て、「無料のCGソフトを使って、個人でも映像を作れるんだ」と知り、興味を持ったんです。
それなら自分もやってみようと思って、独学で始めてみたところ、すごく楽しくて。そこからCGにどんどん興味を持つようになりました。
――独学から始めたんですね!独学からスクールで学ぶことを決めた理由は何でしたか?
半年ほどは独学でした。触れているうちに「これを仕事にできたら、すごく楽しいだろうな」と思うようになっていった一方で、独学だけで仕事にできるレベルまで上達するのかという不安もありました。
自分で調べながら学ぶだけだと、どうしても自分で見つけられる情報だけに偏ってしまいますし、何を学べばいいのか分からなくなることもあります。
体系的に学んで、CGを仕事にするための力を身につけたいと思い、スクールで学ぶことを決めました。
――数あるスクールの中で、デジタルハリウッドを選んだ理由を教えてください。
1年間という期間であったことと、仕事を続けながら通える環境だったことです。
土日の日中と、平日の夜の週2回で授業を受けるカリキュラムが、仕事を続けながら通う、という自分の希望に合っていました。
▽結城さんが通っていた「本科CG/VFX専攻 学び方A」は、隔週のリードプログラム(10:30~17:30)と、専門授業(19:30~22:00)を組み合わせた授業スケジュールです。
――就職活動はどのように進めていきましたか?
9月に修了して、そこから3か月ほど、12月くらいまではポートフォリオのブラッシュアップをして、12月末くらいから企業への応募を始めました。
3、4社ほど応募しましたが、年明けに第一志望のMAPPAから連絡をいただいたので、そこからは1社に集中して就職活動を進めました。
――就職活動をしていて、これはしておくべきといった大事なことは何でしたか?
行きたい企業の採用情報について調べて、心の準備をしておくことが大事です。
これからアニメ業界を目指す方へ
――今後挑戦したいことや、目標はありますか?
今はアニメーターとして経験を積んでいますが、将来的にはディレクターとして作品全体に関わっていきたいと思っています。
――最後に、これからアニメ業界を目指したい方へメッセージをお願いします。
CGの仕事は、自分で考えたものを形にできるところが楽しいと思います。
特にアニメ会社のアニメーターは、コンテを見て、「ここでは何を伝えたいのか」「何を表現したいのか」を自分なりに読み取って、その上で自ら画面を作り上げていく仕事です。
自分で考えて作ったものが完成して、それが実際に世の中に出ていく。
そこに大きなやりがいがあります。
CGやアニメーションに興味がある方には、ぜひ一度、自分で作品を作ってみてほしいと思います。
おわりに
結城さんのお話しから、アニメ業界のアニメーターというお仕事の魅力がとても伝わってきました。ストーリーやキャラクターのことを考え、形にできることは、アニメCGの面白さの一つですね。
そして、卒業生が実際に活躍している会社を訪問し、現在のお仕事について直接お話を伺えたことは、我々としてもとても嬉しい機会でした!
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1年間で高いレベルの映像作品をアウトプットできる、デジハリの最高峰クラス。定番のソフトウェアから最新の映像表現まで3DCG制作に必要な技術を学び1年で未経験から即戦力へ。将来、国内外の現場で活躍できるプロを育成。
| 著者名 | デジタルハリウッド編集部 |
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| コメント | デジタルハリウッド編集部は、全国に展開する「デジタルハリウッド」のスクール運営・広報チームによって構成されています。 3DCGを学ぶ受講生一人ひとりの学びと挑戦を日々サポートしてきた経験をもとに、現場のリアルな声や卒業生インタビュー、最新の学習トピックスなど、クリエイティブな学びに役立つ情報を発信しています。 |
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