デジタルハリウッド東京本校 ブログ

【卒業生紹介】「好きな作品に関わりたい」が、今の働き方につながった。卒業後も広がり続ける、CGクリエイターとしてのキャリア

2026-08-24

今回は、本科CG/VFX専攻の卒業生の中殿雄大さんにお話を伺いました。

これまでのキャリアやデジタルハリウッドでの学び、フリーランスとしての働き方、そしてこれからCGを学ぶ方へのメッセージを伺いました!

デジタルハリウッド卒業後のキャリアが気になる方、フリーランスでの働き方に憧れがある方は特に必見です。

プロフィール

中殿 雄大さん

本科CG/VFX専攻 2020年4月生

第2種特待生として本科CG/VFX専攻に入学


大阪芸術大学卒業後、アニメーション制作会社や映像制作会社、CG会社などで、制作進行やディレクション、プロジェクトの管理などを経験。

現在はフリーランスとして映像制作に携わりながら、クリエイティブスタジオ「VANLI」に所属。ミュージックビデオやライブ映像などのCG/VFXを制作している。


中殿さんのSNS ▽


▽主な制作実績

「Travis Japan – 'On My Road -Stadium ver.-' Music Video」CG/VFXアーティスト
「櫻坂46『The growing up train』MUSIC VIDEO」CG/VFXアーティスト
「NOISEMAKER - NORTH WIND (feat. GEN from HIKAGE / CVLTE)【Official Music Video】」CG/VFXアーティスト
「凛として時雨 『Loo% Who%』 Music Video」リードCGアーティスト
「PassCode - Liberator -」CG/VFXアーティスト
「XG ライブOP映像」CGアーティスト
「-真天地開闢集団- ジグザグ「P0WER-悪霊退散-」MV」CG/VFXアーティスト
「UVERworld ライブVJ映像」モーショングラフィックス
「FRUITS ZIPPER ライブVJ映像」モーショングラフィックス

アニメーションから映像、そしてCGへ

――デジタルハリウッドに入学するまでの経歴を教えてください。

大学は大阪芸術大学のキャラクター造形学科で、アニメーションやゲーム、フィギュアなど、キャラクターコンテンツについて学び、手描きアニメーションを作っていました。

卒業後は子ども向けのアニメーションを制作している会社に就職して、制作進行をしていました。原画・動画の管理や、スタッフのアサイン、スケジュール調整など、クリエイターをサポートする仕事ですね。

その後、YouTube番組の制作会社に転職し、さらに広告系の会社の映像事業部へ移って、実写広告のディレクションをしていました。


――そこからCGを学ぼうと思ったきっかけは何だったのでしょう?

当時、ディレクターとしてもう一段階成長するために「自分だけの武器を見つけないといけない」と感じていました。好きなCMやミュージックビデオを見ていると、自分が好きな作品にはCGを使った表現が多いことにも気づいて。

それで、「自分もCGをやりたい」と思うようになりました。


――デジタルハリウッドでCGを学ばれた後、現在までどのようなキャリアを歩まれてきたのでしょうか?

在学中にTA※1の方から紹介していただいた会社に転職し、映像ディレクターとして仕事をしていました。卒業後も引き続きその会社で働いていました。

※1 TA(ティーチングアシスタント):授業中に受講生の学習をサポートするスタッフ

そこからまた転職して、CG会社でプロジェクトの制作進行や管理、プロデュース側の仕事を担当しました。CGアーティストとして制作するというより、これまで経験してきた制作進行やディレクションの経験を活かして、CG制作全体を見る仕事ですね。

現在はフリーランスとして映像制作に携わりながら、クリエイティブスタジオ「VANLI」に所属しています。BlenderやAfter Effectsを使ってミュージックビデオやライブ映像、CMなどの制作をしています。

「働きながら学べる」ことが、入学の決め手

――では、CGを学ぶにあたって、なぜデジタルハリウッドを選んだのでしょうか?

CGを学びたいと思っていたものの、働きながら学校に通うのは難しいかなと思っていました。

そんな中で、 デジタルハリウッドなら仕事を続けながらでも無理なく学べる環境・スケジュールが用意されている ことを知りました。

また、芸大卒だったので 特待生制度※2 に挑戦できるということもあり、やってみよう!と思い入学を決めました。

※2 特待生制度…デジタルハリウッド伝統のコース『本科』では、専門学校・美芸大・一般大学メディア系学科卒業生、理工系大学出身者、既にクリエイティブ業界で実務経験をお持ちの方、その他独自にクリエイティブ活動をされている方を対象とした【特待生制度】を設けています。特待生として入学された方には授業料の1割~全額の補助が適用されます。 詳しくはこちら


――デジタルハリウッドに通っている間も、ずっとお仕事をされていたんですね。

はい。広告系の映像事業部で仕事をしながら通っていました。

当時は実写広告のディレクションをしていたので、仕事では映像制作をしながら、学校ではCGを学ぶという生活でした。

また、在学中にTAの方から紹介していただいた会社に転職もしているので、1年間働きながら通い切ってますね。


――仕事と学校を両立するのは大変ではなかったですか?

大変ではありましたけど、仕事で映像制作をして、学校ではCGを勉強するという環境は、自分にとってはすごく良かったと思います。

仕事で「こういう表現ができたらいいな」と思ったことを学校で学んだり、逆に学校で学んだことを仕事の中で考えたりすることもありました。


――これまでディレクションや制作進行など、全体を見る仕事をされてきたからこそ、今フリーランスとして活動する上でも活きている部分がありそうですね。

そうですね!それはあると思います。

Mayaを学んだ経験を、Blender制作に活かす

――デジタルハリウッドではMayaを中心に学びましたが、現在はBlenderを使って制作されていますよね。学校で学んだMayaの経験は、今の仕事にも活きていますか?

今はBlenderを使うことが多いですが、Mayaで学んだことが活きています。

MayaとBlenderはUIこそ違いますが、3DCGの基本的な考え方や操作の概念は共通している部分が多いので、Mayaを一度しっかり学んでおけば、Blenderも比較的入りやすいと思います。


――学校で学んだソフトと、卒業後に実際に使うソフトが違っても、基礎が身についていれば応用できるということですね。

そうですね。もちろん、行きたい会社が決まっているのであれば、その会社が使っているツールを事前に調べて、触っておくのもいいと思います。

ただ、ソフトそのものを覚えるだけではなく、3DCGの基本的な考え方や制作の流れを身につけておけば、別のソフトにも応用しやすいと思います。

フリーランスを目指すなら、まずは社会人経験がおすすめ

――企業で経験を積んだ後、現在の働き方になったきっかけは何だったのでしょうか?

実は、もともとフリーランスになりたいというこだわりがあったわけではないんです。

ただ、「好きな作品に関わりたい」と思って、好きな作品の監督などを調べていたら、今所属しているクリエイティブスタジオの監督だったんです。

「その人と一緒に仕事がしたい」というのがきっかけで、結果としてフリーランスになった、という感じです。


――フリーランスを目指している学生に、アドバイスをするとしたら?

フリーランスといっても、自由というより、クライアントとの折衝など、社会人として求められることはたくさんあります。そういう意味でも、社会人経験は必要だと思います。

技術的にも、会社で働く中で学べることはあります。フリーランスは良くも悪くも自分自身でどうにでもなってしまうので、まずは一度、会社で経験を積むのはいいと思います。

あとは、自分から積極的につながりを作っておくことはおすすめですね。

クリエイターが集まるイベントに参加したり、SNSでCGアーティストとつながったり。僕もXやInstagramを使っています。


▽中殿さんのX


――企業とフリーランス、両方を経験してみて、働き方の違いは感じますか?

学ぶことをやめれば技術は少しずつ廃れていきますし、逆に努力した分だけ、それが技術や仕事として返ってくる。
そういう意味では、毎日が戦いというか……その緊張感も含めて、すごく楽しい環境だなと思います。
特に、フリーランスだと技術面で頼れる人が必ず近くにいる保証はないので、自分の技術だけで対応できるか分からないオーダーをいただいたときはやっぱり緊張もあります。
自分で考えながら、ときにはほかのフリーランスの方の力も借りて、一つひとつ課題を乗り越えていく。
その経験が技術だけでなく精神的な成長にもつながっていますし、無事に形にできたときは「やってよかったな」と思えます。
また、監督の意図や目指しているイメージを大切にしながらそれをより良い形にできるように、「こういう表現も合いそうですね」と一緒に探っていくこともあります。
作品に密接に関わることができ、乗り越えるたびに自分の成長を実感できるところもフリーランスならではの面白さだと思っています。

学校でできた仲間は、今もつながっている

――デジタルハリウッドでの1年間を振り返って、印象に残っていることはありますか?

担当の先生が、僕が興味のある領域で活躍されている方だったので、直接お話を聞けたのはとても有意義でした。

また、コロナ禍での入学でしたが、僕は学校によく来ていました。自宅にPC環境はありましたが、せっかくなら学校で授業を受けたいという気持ちもありましたし、先生に直接質問できることも大きかったです。

友人もできましたし、今でも仕事でつながっている仲間がいます。技術を学べたことはもちろんですが、学校に通ったからこそできた人とのつながりも、今の自分にとって大切なものになっています。


――学校でできたつながりが、卒業後の仕事にもつながっているんですね。

そうですね。今でも仕事でつながっている仲間というか、ライバルでもある人たちがいます。

在学中は同じ環境で学んでいた仲間ですが、卒業してからもそれぞれの仕事を通してつながっています。

仕事で一緒になることもありますし、そういう仲間がいることは、今の自分にとっても大きいですね。

これからCGを学ぶ人へ

――今後、やっていきたい仕事はありますか?

ありがたいことに有名アーティストのミュージックビデオにも関われるようになってきて、仕事の幅も広がってきています。

今後は自分が学生時代から好きだったアーティストの作品にも関わることができたら嬉しいですね。
あとは、今所属しているクリエイティブスタジオを拡大するために、自分自身も更に力をつけていきたいと思っています。

新しい仲間やアシスタントも募集しているので、ミュージックビデオなどのCG/VFXに携わりたい学生さんは気軽にSNSにご連絡いただければと思います。


――最後に、これからCGを学ぶ方へメッセージをお願いします。

デジタルハリウッドでは幅広いことを学べるので、通いながら自分のやりたいことを見つけることが可能だと思います。

ただ、早い段階である程度「こういう会社で働きたい」「こういう仕事がしたい」と目標を絞って授業に臨むことをおすすめします。

「このスキルは自分が目指す仕事にどう活かせるんだろう」と考えながら学ぶと、1年間で吸収できることも変わってくると思います。

また、技術を磨くことはもちろんですが、同級生とのコミュニケーションもとても重要だと思います。

僕自身、在学中に就職先も見つかりましたし、学校でできたつながりが今の仕事につながっている部分もあります。

たった1年間という短い期間なので、学びもコミュニケーションも全力で。

1年間を、濃いものにしていただけたらと思います。

おわりに

これまでの経験を活かしながらCGという新しい武器を身につけ、好きな作品に関わる仕事へとつなげていった中殿さんのお話は、とても印象的でした。「こういう作品を作りたい」「この人と一緒に仕事がしたい」という思いを原動力に、一歩ずつキャリアを広げていく姿がとても素敵ですね。

中殿さんのように、 これまでの経験を活かしながらCGという新しい武器を身につける 道もあります。

CG業界を目指している方は、まずはスクール説明会へお越しください!皆さまのご興味、ライフスタイル、ご希望の進路などお話ししながら、コースのご紹介をさせていただきます。

デジタルハリウッドでは特待生制度もご用意していますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

本科CG/VFX専攻

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4月・10月開講


1年間で高いレベルの映像作品をアウトプットできる、デジハリの最高峰クラス。定番のソフトウェアから最新の映像表現まで3DCG制作に必要な技術を学び1年で未経験から即戦力へ。将来、国内外の現場で活躍できるプロを育成。

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2.学校・コース/カリキュラムの詳細を解説
3.卒業生作品・実績をポートフォリオでご紹介
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著者名 デジタルハリウッド編集部
コメント デジタルハリウッド編集部は、全国に展開する「デジタルハリウッド」のスクール運営・広報チームによって構成されています。
3DCGを学ぶ受講生一人ひとりの学びと挑戦を日々サポートしてきた経験をもとに、現場のリアルな声や卒業生インタビュー、最新の学習トピックスなど、クリエイティブな学びに役立つ情報を発信しています。
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