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【卒業生紹介】「続けていれば道は残る」 フリーランス3Dアニメーター・反田駿一さんインタビュー

2026-05-26

デジタルハリウッド卒業後、3Dアニメーターとして複数の現場を経験し、現在はフリーランスとして活動する反田駿一さん。
今回は、入学のきっかけ、在学中の学び、卒業後のキャリア、そしてこれから3DCGを学ぶ方へのメッセージを伺いました。

プロフィール


反田 駿一 さん


フリーランス3Dアニメーター。

デジタルハリウッドを卒業後、株式会社サンジゲンに入社。

その後、作画スタジオや3Dスタジオなど複数の現場を経験し、現在はフリーランスとして活動中。

▶ 主な参加作品

  • 『mono』CGアニメーター
  • 『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインⅡ』3Dアニメーター
  • 『アリスとテレスのまぼろし工場』3Dアニメーター
  • 『半妖の夜叉姫 弐の章』3DCG
  • 『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』CGアニメーター
  • 『ID-0』CGアニメーター
  • 『ブブキ・ブランキ』CGアニメーター
  • 『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- cadenza』CGアニメーションオペレーター

Q. デジタルハリウッドへ入学したきっかけは何ですか?

反田さん

反田さん

理由はシンプルで、当時1年制がある学校がデジタルハリウッドだけだったからです。

そのため、ほかの専門学校を比較検討することはありませんでした。

Q. 受講期間中に印象に残っていることはありますか?

反田さん

反田さん

同期や他クラスの方の作品のレベルの高さに驚かされたことです。

みなさん驚くほど優秀な方ばかりで、 自分の中の価値観を大きく広げてくれる出会いに恵まれたと思っています。

また、講師の先生以外にもTA(ティーチングアシスタント)さんにはお世話になりました。

施設でいうと、24時間教室が解放されているのが印象的でたくさん使わせてもらっていました。

受講中の作品

受講中の作品
受講中の作品

▶ 卒業後のキャリアステップ

卒業後、現場経験を重ねながら、自分に合う働き方を探していった反田さん。 その歩みを時系列で紹介します。

STEP 1|株式会社サンジゲンへ

卒業後は株式会社サンジゲンに業務委託として就職。3Dアニメーターとしての基礎技術を学びました。

優秀な先輩方のカットを数多く見ることができたのは大きく、自分が目指すべきクオリティの基準がこの時期に形成されたと感じています。

STEP 2|複数のスタジオを経験

その後、大手3DCGスタジオや新興の作画スタジオなどを経験。

持病を抱えながら「どうすれば仕事を続けられるのか」が最優先のテーマでした。厳しい経験も多く、業界を辞めようかと何度も考えました。

STEP 3|常駐フリーランスとしての経験

サンライズ(現・バンダイナムコフィルムワークス)第一スタジオで常駐フリーランスとして活動。

仕事の営業の仕方や単価相場など、フリーランスとして生きていくための実務的な知識を学びました。

STEP 4|正社員として再び現場へ

株式会社Marcoでは正社員として、作画と3Dのハイブリッド表現を学びました。

多様なタイトルに参加する中で、作品ごとの仕様やスタイルに柔軟に対応する力が鍛えられました。

STEP 5|現在はフリーランスに

これまでの経験を統合し、自分の得意分野・働き方を意識した形で活動しています。


Q. なぜフリーランスという働き方を選んだのですか?

反田さん

反田さん

さまざまな会社の方々とやり取りしながら仕事を進めるのが好きだということが大きいです。

もともと演出志望で業界に入りましたし、年齢的な節目もあって、これから挑戦したい領域を考えたときに、フリーのほうが可能性を広げられると感じたのが決め手でした。


Q. フリーランスで良かったこと・大変だったことは何ですか?

反田さん

反田さん

会社員として働いていたからこそ、業界の標準的な作り方やスタイル、仕様を学ぶことができ、それが現在の仕事にも大きく活きていると感じています。
フリーランスになってからは自己管理能力やマシンメンテナンス、事務処理などすべて自分でこなさないといけないため大変なことはありますが、そこも含め自分の裁量で動けるのでとても働きやすくなりました。

Q. フリーランスになる不安はありましたか?

反田さん

反田さん

もちろん迷いはありましたが、このまま会社に居続けても状況が大きく好転する可能性は低いと感じていました。

むしろ環境を変えたほうが自分にとって前向きな選択になると思えたので、結果として大きな不安を抱くことはありませんでした。


Q. 今後の目標を教えてください

反田さん

反田さん

演出業にチャレンジしたいです。年齢的にも最後のチャンスかと。

また、教育やクリエイターをサポートするような立場にも関心があります。


これから学ぶ人へ、反田さんからのメッセージ

スクールに対してというより、その先を見据えてのお答えになりますが、ツールの使い方やテクニカルは確かに重要だと思います。

ただ、現場に入ってしまえばそれらは否が応でも身につけざるを得ません。

むしろ意識していただきたいのは、 自分自身の「表現の課題」を育てること です。

3Dの仕事はどうしても、どのツールが使えるか、どのソフトに強いかといった技術先行の評価になりがちですが、本来あるべき順番はそこではないと感じています。

まず「こういう表現がしたい」という欲求やイメージがあり、そのために必要だからこのツールを選ぶ、という流れのほうが健全ですし、結果的に長く続けられる力になります。

進みたい業界や分野によって求められる方向性は変わるとは思いますが、それ以前に、 自分が本当は何が好きで、何が苦手なのか、どんな表現に強く惹かれてしまうのかといった部分にきちんと向き合っておくことが大切 だと思います。

自分の中にあるフェティッシュや衝動に自覚的であればあるほど、技術やツールは目的を叶えるための手段になり、現場での立ち位置や選択にも迷いが少なくなっていくはずです。


「僕自身は、まったく優秀な学生ではありませんでした」

それでも気づけば10年以上、この業界にしがみついて仕事を続けています。

特別に派手な実績を積んできたわけでも、最短ルートを歩んできたわけでもありません。

それでも続けてこられたのは、自分なりに悩みながら、折れそうになりながらも、手を動かすことだけはやめなかったからだと思っています。


今うまくいっていないと感じていても、才能やセンスに自信がなくても、焦る必要はありません。

派手な仕事をしなければ上に行けない、ということもありません。

自分のペースで、自分が信じられる表現を手放さずに続けていけば、ちゃんと居場所は見つかります。

簡単な道ではないですが、 続けていれば道は残ります

どうか諦めずに、頑張ってください。



いかがでしたでしょうか。

反田さんのように、第一線の現場で経験を重ね、現在フリーランスとして活躍されている方も、学びのスタートはスクールからでした。

技術を身につけることはもちろん、自分がどんな表現をしたいのか、どんな働き方を目指したいのかを考える時間も、学びの中で得られる大切な経験です。


「3DCGに興味はあるけれど、自分に向いているかわからない」
「未経験からでも目指せるのか不安」
そんな方も、まずは一歩踏み出してみることが大切です。


デジタルハリウッド東京本校では、業界を目指す方に向けた学校説明会・個別相談を実施しています。

学び方やコース選び、卒業後のキャリアについて気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

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