日本国内で最も有名なCG&映像に特化したメディア「CGWORLD」が主催する学生CGトライアル「WHO'S NEXT?」、2024年度、2024年第1弾目の開催となったコンテストは、今回から「キャラクター部門」「背景・プロップ部門」に分かれての募集で、キャラクター部門60点、背景プロップ部門132点の、合わせて192点の作品が集まった。審査は国内外の特別審査員16名+企業審査数20社によりトップ20位が決定しました。
特別審査員16名
染野成美氏(Sony Pictures Imageworks Character Animator)、成田昌隆氏(ILM シニアモデラー)、(野口孝雄氏(Director、Charac(ter Designer、Art Director)、亥と卯 氏(フリーランス3Dキャラクターアーティスト) 、東條あずさ氏Visdev/Concept Artist)、山本原太郎氏(ドリームワークス Character Look Development Lead)、香取政人氏(株式会社アプリボット Environment Artist)、中村基典氏(株式会社モトナック 代表取締役)、MAEDAX氏(アシスタント背景美塾 塾長)、行弘 進 氏(Niantic Art Director)、田崎陽太氏(Khaki Environment Artist・Generalist)、秋元純一氏(トランジスタ・スタジオ、CGディレクター・取締役副社長)、宮川英久氏(Wizards of the Coastシニアコンセプトアーティスト)、鈴木卓矢氏SAFEHOUSE、取締役・背景モデリングSV)、伊藤より子氏(ビジュアルデザイナー・講師)、若杉 遼 氏(CGWORLD編集長 ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ)
企業審査数20社
神央薬品、exsa、トゥエンティイレブン、東映株式会社ツークン研究所、コラット、MARK、東映 ツークン研究所、プロダクション・アイジー、シーズクラフト、メタサイト、ジェットスタジオ、ボンズ、ニエイチ、白組、KOO-KI、萌、カヤックアキバスタジオ(カヤック)、,ポリゴン・ピクチュアズ、OMNIBUS JAPAN、メタサイト
今回、デジタルハリウッド東京本校本科CG/VFX専攻所属の峯田 愛子さんが6位にて入賞しましたので、インタビューを行いました。
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峯田 愛子 さん
多摩美術大学、油画専攻
同学に在学しながら2023年9月より
本科CG/VFX専攻 学び方Bコースを受講中
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受賞おめでとうございます!入賞した作品について教えてください
私今回はリアル寄りの表現に挑戦しました。そう考えたとき、 自分にとって身近なものを作ろうと思い、私自身美術系の大学に通っているため工房を作りました 。アピールポイントは、質感をよく観察してテクスチャを作ることとライティングを意識した点です。
受賞された感想をお聞かせください
実は、以前にも応募させていただきましたがまだまだスキルが不足していたため受賞ができなかったことが悔しかったです。次回は絶対、受賞されたいと思い、デジタルハリウッドに通ったスキルを活かして作品を作りました。大学やデジタルハリウッドの課題の締め切り日が重なって、追われるように提出したのですが、こうやって6位に選ばれてとても嬉しいです!次回は、5位以内にランクインできるようまたチャレンジしたいです!
CGを学ぶキッカケ、目的は何でしたか?
昔から、映画のコンセプトアートが好きでした。私が美大に進学理由でもございますが、 素敵だなと思った背景にCGを使用したい人が多く、私もそのような作品を作りたい!と建物や背景を作りたいという気持ちになったことがきっかけ です。
デジタルハリウッドを選んだ理由などあれば教えてください
私は、油画の専攻ということもあり、CGのことは大学の先生から指導を受けるには限界がありました。 そのため、
CGを学び、質問できる場所を探したところ、学校の先生がデジタルハリウッドをすすめてくれました
。
実際、週1回の先生の指導、授業とTAの皆さんなど、質問できる環境が整って満足しています!
本科CG/VFX専攻を選んだ理由は何ですか?
デジタルハリウッドを選んだ理由と変わりませんが、ゲーム業界でよく使われるCGのソフト(Unreal engineなど)が学べるところが魅力的でしたので受講を選びました。
受講してよかったことがあれば教えてください
今
まで全く違う経歴を持っている受講生と、クラス内で作品の話をすることが多いことがとても気に入ってます!
その経歴や関心分野が異なることから、たくさんの方々からアドバイスを受けられることもとても良いと思っています。
受講して苦労したことがあれば教えてください
一番は入学3か月間、大学との両立でした。大学の課題は多くなかったのですが、2カ月1回に作品の講評会があり、デジタルハリウッドの3ヶ月課題とのバランスをとることが難しかったです。
その他、サークルで映像作品を作ることも頑張っていたので、苦労した部分はございますが、作品制作が落ち着き、午前に授業終わった後CG制作をして、講評会1週間前は油絵に集中する感じでバランスを取っていました!
今後の展望を教えてください
ゲーム業界の背景モデラーを希望しています。 ライティングが綺麗な、フォトリアルな質感の強化していきたいです!
これからCGを学びたい方へのメッセージをお願いします
やりたい事や作りたい事があれば、とにかくチャレンジしてみることが大事だと思います。
そして、しっかりとどんなデザイナーになりたいか目標を立てて頑張っていきましょう!