こんにちは!
デジタルハリウッド東京本校スタッフです。
今回は2024年3月に本科CG/VFX専攻を 特待生 で卒業した 奈良澤達樹 さんにインタビューをしてきました!
▼特待生とは?
デジタルハリウッド伝統のコース『本科』では、専門学校・美芸大・一般大学メディア系学科卒業生、理工系大学出身者、既にクリエイティブ業界で実務経験をお持ちの方、その他独自にクリエイティブ活動をされている方を対象とした 【特待生制度】 を設けています。※特待生として入学された方には授業料の1割~全額の補助が適用されます。
▼卒業生紹介
奈良澤 達樹さん
・本科CG/VFX専攻 24年3月卒業
・特待生第2種として本科CG/VFX専攻に入学
・東京藝術大学美術学部デザイン科、
Wスクールという形でデジタルハリウッドへ通学
▼この記事の目次
▼CGを学ぶきっかけ
Q:入学前のご状況に関しまして ご紹介をお願いいたします。
東京藝術大学の2年生の時にデジタルハリウッドに入学して、Wスクールいう形で受講しておりました。幼稚園の頃から、絵を描くことが好きで、その延長線で今も大学で美術を学んでいます!
Q:なぜCGを学ぼうと考えたのですか?
海外や日本のCG作品を見て、フレーム毎ごとの1枚絵としての完成度の高さに感動したことがきっかけです。
海外の作品だと、『 Spider-Man:Into the Spider-Verse 』、Netflixの『 アーケイン 』、『 長ぐつをはいたネコと9つの命 』、『 バッドガイズ 』
日本の作品だと、Yo☆Heyさんの『 ミルキー☆ハイウェイ 』、※1 安田現象さん のショート動画の作品、Ocawaさんの『 エゴロック 』など日本らしい愛嬌のあるデフォルメ感を表現されている方も多くて、自ずと興味が湧き、それを学びたいと思うようになりました。
※1 安田現象さん:デジタルハリウッドの卒業生でアニメーション作家
▼デジタルハリウッドを選んだ理由
Q: デジタルハリウッドを選んだ理由を教えてください。
学校選びの際、資料内にあった※2 オールナイトフリータイム に一目惚れをしてデジタルハリウッドを選びました。実際入ってからもたくさん利用しました!
※2 オールナイトフリータイム: 休館日を除いて24時間教室を利用することが出来る制度のこと
Q: 実際に受講してみてどうでしたか?
私はCGで就職を目指しているわけではなく、自分の表現の幅を広げたいと考えていたので、CGの基礎から応用まで幅広く学ぶことが出来るので本当に良かったです! 他の受講生の作品を見る機会も多い ので、本当に刺激的な時間でした。
▼受講中の思い出
Q: 受講中の思い出などございますか?
在学中はほぼ毎日オールナイトフリータイムを利用していました。夜の管理担当の方が本人確認と出席をとって下さるのですが、利用しすぎて名前を覚えて貰えた事が嬉しかったです(笑)
▼奈良澤さんの制作課題
▼入学して3か月目の静止画課題
▼中間課題作品(入学して6か月目の作品)
「 circus 」
▼卒業制作
「 バイト先のトイレ 」
▼卒業してみて
Q: デジタルハリウッドでCGを学んで、役に立ったことはありますか?
今までの制作では、主に絵で平面的に考えて来ましたが、そこに
立体的な視点が加わった事
です。
例えばキャラの目の構造で、イラストだと安易に楕円の目を描けますが、CGソフト内だと造形が真球に基づく形じゃないと目を動かした時に飛び出してしまいます。だけどデザインとしては楕円球にしたい...ならどうやってリグを組むのか?
※3グループ化
するか
※4
ラティス
を噛ませようとか。など、
立体ならではの制約とそれに伴うリアリティが他分野でも活きると予感しています。
※3 グループ化:複数あるオブジェクトをまとめて1つの塊として扱うこと
※4 ラティス:あるモデルの形状を、別のモデルやオブジェクトに沿わせて変形させる、3DCGモデルを変形させるための手法
▼CGを学んでいる人、学ぼうか悩んでいる人へ
Q: デジタルハリウッドの受講生にアドバイスなどあれば教えてください。
オールナイトフリータイム
は本当にお勧めです。24時間勉強できる環境は貴重だと思いますし、なにより、他の受講生と仲良くなりやすいです。
いつもオールナイトフリータイムを使って勉強されている受講生で、1回も話したことがない方と、卒業後に偶然話す機会があり、受講中では関わりがありませんでしたが、お互いに認知し合っていたことがあり、びっくりしました。
知らぬ間に他の受講生と繋がりが出来ることもあるので、是非オールナイトフリータイムを利用してください!
Q: これからCG、映像、デザインを学びたい方へのメッセージをお願いします。
現在はCGや映像について
独学で学ぶ事も可能
であり、自分もその選択肢をデジタルハリウッドのスクールと比較し迷いました。
結果的に学校に対面で通う事を選びましたが、どちらが良いかは各人によると思います。
CG業界の人々の空気感、PCがずらっと並んだ中で作業を行う風景、一年中朝から夜まで頑張っている同学の人、それを見て奮い立つ経験等、時代と逆行するようですがこの学校のオフラインでの
環境の体験も間違いなく価値がありました。
いかがだったでしょうか!
奈良澤さんの貴重なお話しは、これからCGを学ぶ人、今CGを学んでいる人にとって、とても価値のあるお話しだったと思います。
奈良澤さんのアドバイス通り、オールナイトフリータイムをたくさん利用して、多くの人とつながり、CGクリエイターとしての階段を昇っていきましょう!