【授業紹介】映像をプロジェクションマッピングで投影しよう！｜東京本校

みなさんは、プロジェクションマッピングを見たことはありますか？

立体物の形状に合わせて3DCG映像や2DCG映像を制作・調整し、建造物などにそれを投影（マッピング）する技術のことで、最近はショッピングセンターなどでも使われるなど、身近にも見る機会も多いと思います。

様々な場所で見かけるプロジェクションマッピング。デジタルハリウッドでは、CGのコースでも、デザインのコースでも、授業内で挑戦します。本日はその授業の様子をご紹介していきます。

プロジェクションマッピングの授業の様子をご紹介！

授業では、四角い箱を並べ、そこにきちんと合うように計算された映像を投影し、練習しています。

投影する映像は、映像制作ソフトAfter Effectsで作っていきます。After Effectsは基本的には2Dの映像加工ソフトですが、3D空間も持っているため、プロジェクションマッピング用の映像の制作にも使われます。

加えて、CG系のコースではMayaで作ったCGのコンテンツを映像に組み込めるのでよりリッチなコンテンツも制作可能です。

授業の様子を動画でもご紹介します！

学校で習った技術で制作！プロジェクションマッピング作品で賞も受賞！

関西・大阪にて開催された『みのおキューズモール×若手クリエイタープロジェクションマッピングクリエイターズオーディション』にて優秀賞を受賞しました。

作品タイトル「神のまにまに古事記のおはなし」
チーム名　manimani
本科CG/VFX専攻　加藤　直礼さん
本科デジタルデザイン専攻（現UI/UXD専攻）　富田　七海さん

2017年11月4日～26日の18:00と19:00に、大阪の　みのおキューズモールにて毎日上映されました。

プロジェクションマッピングを使った事例紹介！

建物が変形するなど、現実ではあり得ないような幻想的な像をリアルに体験することができるのが良いところです。東京駅やディズニーランドのシンデレラ城へのプロジェクションマッピングが有名ですね。小さな箱に投影したり、料理のお皿に投影したり、普通の部屋の壁に投影することで演出に使われたり、知育に使用されるなど使用の場は広がってきています。様々な事例を見ていきましょう。

東京駅の赤煉瓦駅舎

【公式】TOKYO STATION VISION / 東京駅プロジェクションマッピング

東京駅丸の内駅舎保存・復原工事の完成を祝う記念イベントにて、創建当時の姿に生まれ変わった駅舎（幅120m×高さ30m）をスクリーンに、高精細フルCG映像のプロジェクションマッピングが行われました。

テーマは「時空を超えた旅」。建物の形を利用したマッピングや、駅でやるからこその演出など、工夫が凝らされたプロジェクションマッピングを見に、多くの人が集まりました。

島全体が魔法の世界に！？「ISLAND LUMINA」

カナダ発世界最高峰のデジタルアート集団『MOMENT FACTORY(モーメントファクトリー)』による最先端のテクノロジー技術を活用した、光と音にあふれる夜の森を旅する最新アクティビティ「ISLAND LUMINA」。

約800ｍのなだらかな傾斜のある森の中の道を歩いて進みながら、最先端技術の光と映像のデジタルアートが創る幻想の世界を冒険する全く新しいタイプのアトラクションです。

ここでも、プロジェクションマッピングがうまく使われ、魔法の宝石を探す少女の物語を、五感で体感することができるのです！

SAND PARTY! / AR砂遊び

「SAND PARTY! 」はリトルプラネットアカデミアが展開しているプロジェクションマッピングとARを組み合わせた新しい砂場です。

ARとは、Augmented Reality（拡張現実）の略。現実とCGなどで仮想の世界を重ねて「拡張」する技術です。身近ではスマートフォンアプリでよく使われている技術なので自然と目にしていることは多いですよね。

この「SAND PARTY! 」は、砂場遊びに映像が組み合わさったもので、砂場の形によって映し出される演出が変わります。高い場所は山、低い場所は海になる仕組みで、オリジナルの自然世界を作れるだけでなく、山のてっぺんに穴を開けると、そこからマグマが噴射する火山になったり、虫メガネといったアイテムを使うと生き物が見えるなど、親子で楽しめる工夫がたくさんあります。

このような、知育的なものにも使われているプロジェクションマッピングは、今後の活用方法に期待が持てます。