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【東京本校/イベントレポート】
本科CGヴィジュアルアーティスト専攻
2019年4月生出願開始記念セミナー
山田義也氏による 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』

2018-11-07

こんにちは。

東京本校スタッフの横田です!

今回は、 本科CGヴィジュアルアーティスト専攻 2019年4月生出願開始記念にあたり、『スターウォーズ』をはじめ60本以上のハリウッド映画に携わってきた本学卒業生の山田義也氏に来日いただき、メイキングセミナーを開催いたしました。

▼ゲスト紹介

山田 義也氏
Industrial Light & Magic(Senior Generalist Artist) 
デジタルハリウッド卒業生

広島県出身。大学卒業後一般企業に就職したが、デジタルハリウッドのUSA校(DHIMA)を雑誌で知り1998年に渡米。卒業後就職したミュージックビデオメインのブティックプロダクションの社長がHydraulx社を起業するのに伴い立ち上げメンバーとして参加。約12年モデリングスーパーバイザーとして同社でアセットデベロップとショットワークを経験した後に2012年から現在のIndustrial Light & Magic社でシニアジェネラリストとして活動中。これまで『スターウォーズ:フォースの覚醒』『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『スターウォーズ:ラストジェダイ』や『トランスフォーマー』『アベンジャーズ』など60本近くのハリウッド映画に参加。またリンキンパークやレッドホットチリペッパーズ等のミュージックビデオのVFXも担当しており、コマーシャルなどを含めると作品数は100本近くになる。最新作はドウェイン ジョンソン主演の『スカイスクレーパー』9/21より日本公開。

今回のレポート記事は、本科CG/VFX専攻、2018年9月入学の正木里桜さんが書いてくださいました!

在校生の生の声をぜひご覧ください▼

アメリカのVFX制作会社 Industrial Light&Magic

ハリウッド超大作を手がける Industrial Light&Magic(略:ILM)

ILMはジョージ・ルーカスが作った、ルーカスフィルムのVFX部門を担っています。

そこでジェネラリストとして活躍している山田義也氏に、『ローグワン/スターウォーズストーリー』『STAR WARS –THE LAST JEDI-』のメイキング手法についてお話し頂きました。

セミナーはILMで”ジェネラリスト”が出来た経緯や仕事内容についてのお話をして頂きました。映画のワンシーン内の大部分を担当するジェネラリストは、 主に背景の制作 などを手がけているそうです。

ジェネラリストとしてのお仕事をご紹介!

スーパーバイザーからの指示を参考に、アセット(絵を構成するもの)の制作過程では約3000-4000のモデリングやテクスチャを行います。

ブロップメント(質感設定)も専用ソフトを使い、違和感の無いよう環境に合わせた設定を行っているそうです。ここから 徐々に一つの舞台を作っていく というお話を聞き、個人的にSTAR WARSシリーズの大ファンでもある私は「こうしてあの世界が作られていくんだ!」という興奮とともに、ジェネラリストの役割の大きさを再認識しました。

▼ILMのこだわりとは!?

コックピットの完成した絵を見せていただいた際には、本物よりCGの方が後になって変更が効きやすいといった撮影におけるCGの効率的な使い方を改めて実感しました。そして、 ”ライティングを先に設定してモデリングをする” といったキーワードを教えていただきました。これはシンプルなモデリングをし、データが重くなる前にライティングを行い、それに合わせてモデリングをして時間の節約をするというテクニックです。

「モデリング→ライティング」といった固定概念があった私にとってはとても大きなキーワードになりました。

ライティングで必要なこととは?

「この世界がどういう世界かを伝えるショット」は、担当アーティストのセンスが大きく反映されます。

ライトの位置について「正面はあまりなく、だいたいは左右後ろや後ろ、左右からのライト」になっていて、実際にシーンを見てみると、多くのシーンが物体に対し左右後ろからの光を当てていることがわかります。この工程を経て、絵がドラマチックになるそうです。また、角度をつけることで物の形を伝えることが大切であるといったことや、 ライティングでは「何を見せたいかが重要」 ということをお話しして頂きました。

みんなの疑問に回答! 質疑応答コーナー

セミナー後にあった質疑応答コーナーでは、たくさんの質問がありました。
「ILM正社員に求められるスキルとは?」といった質問に対し、いきなり正社員になるのは難しく、プロジェクトに関わることから始めようといったお話や、 「日本人は完璧に見せる状態まで来ないと見せたがらない」 といったお話があり、 「ひどくてもどんどん見せるべき」 というお言葉を頂きました。

私も自信がなかったり意見を求めるのを躊躇してしまう時があるので、より積極的に周りの人とのコミュニケーションをとって自分自身の成長につなげていきたいと思いました。

今回、ILMのジェネラリストである山田義也氏のお話を聞く機会をいただき、大変有意義な時間になりました。
私も作品に対して積極的に関心を持ち、また夢や目標に向かってチャンスを無駄にしないように制作に励みたいと思います!

~受講生の感想~

正木さんをはじめ、参加した受講生の感想を一部紹介いたします!

・実際のショットをどうやって考えながら作業を進めていくというお話で、とても参考になりました。

・スターウォーズのメイキングの工夫点や、どのような技術を使って作っているのか知れてよかった。

・何歳からでも、努力をして一歩を踏み出せば道は開けると思いました。

・CGの知識がなくてもわかりやすい説明でお話してくださり、たくさんのことを吸収できました。

・ドラマチックな絵作りのために何をすべきか、常に追求していて感動しました。

ここでは紹介しきれませんが、たくさんの感想が山田氏に送られています。

今後も東京本校で行っている様々なイベントをレポートしてまいります。お楽しみに!

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本科デジタルアーティスト専攻 【週4日/通学制/1年】
本科CG/VFX専攻 【週2日(平日もしくは週末)/通学制/1年】

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