こんにちは。
東京本校スタッフの坂上です。
本日はこの夏、世界で活躍するCGアーティストをお招きしてお送りする全4回のセミナーの記念すべき第1回目の様子をご紹介いたします!
▼ゲスト紹介
今泉 隼介氏 (3DCGモデラー)
2000年に渡米。
カリフォルニア州立大学卒業後、ロサンゼルスにあるZoic Studios(http://www.zoicstudios.com/) にてモデラーを務める。
アメリカ生活12年の後、帰国。帰国後はフリーランスモデラーとして映画、コマーシャル等の映像制作に携わり、専門学校講師として後進の育成にも務める。
得意分野は乗り物や背景などハードサーフェイスモデリング、テクスチャリング。
現在、株式会社モデリングブロス代表。
サイトURL:www.modelingbros.com
Twitterアカウント: @ShunImaizumi
▼今泉氏が語るアメリカのCG企業での働き方
様々な職種があるCG業界
モデラーとして活躍されている今泉氏。日本ではジェネラリストとして、モデリング、アニメーション、エフェクトなど横断して作業することも多いですが、海外では分業も進んでおり、細かな職種などをご紹介いただきました。
海外に拠点のあるスタジオってどんなところ?どんな生活?
~スタジオでの1日~
朝は、会社にあるキッチンで朝食を作り、食べながらスタート。
中には、家庭との両立のために朝5時に出社しているスタッフや、出勤前にサーフィンをしてから出社するスタッフもいます。フレックス制を採用している企業だからこその勤務体制の多様性や学生の育成などは、日本とはかなり異なっているのではならではですね。
残業はあるの? 飲み会はあるの?
残業時間はどのスタッフが何時間担当するという形で、時間数が決まっているとのこと。また、夜間のレンダリングの管理スタッフは、育成を図るために雇っているCG業界を目指す学生アルバイトが大半で、そのまま企業への就職につながることも多いとのこと。ちなみに飲み会については、誕生日、ハロウィン、クリスマスなど大型のイベントが用意されているようですよ!
※1 レンダリング:3DCG空間内に作成された情報をもとに計算を行い、画像・映像・音声などを生成すること。
▼海外就職を目指すあなたへ!
イマイズミ式「3つのEと5つのステップ」を伝授します!
セミナー中盤では、海外プロダクションへの就職に必要な3つの「E」についてお話しいただきました!
~ 海外プロダクションへの就職に必要な3つの「E」~
1.就職先企業(Employer)
2.就労ビザ(Eligibility)
3.英語(English)
参加された方々は、とても熱心にメモを取りながらお話しに耳を傾けていました。
▼最後に、海外で働く意味について考える
海外では、日本ではまだまだ浸透していない働き方が存在しています。
その中で、海外で働くメリット・デメリットは人それぞれだと思います。
ただ、事実としてみなさんに知っておいてほしいことは、
「ハリウッド作品で繋がる北米、ヨーロッパ、一部アジアで技術と人材が循環している(コネクションのネットワーク)」
ということです。
そして、残念ながら日本はここには含まれていません。
この循環に入るためには、海外就職をかなえる必要があるのです。
そして、一度その輪に入れば、様々な場所で活躍できるチャンスをつかむことが可能の中に身を置くことができます。
それを踏まえたうえで、ぜひ世界で活躍するCGアーティストを目指してください。
いかがでしたでしょうか?
『Jump into the world!世界で活躍するCGアーティストに学ぶクリエイティブの真髄 ~2018 summer~』は第2回へ続いて行きます。
次回は、東京本校にて
本科CG/VFX専攻
を卒業後、 現在はPixar Animation Studiosでアニメーターとして勤務されている原島朋幸氏に、ピクサー最新作「インクレディブル・ファミリー」のメイキングセミナーを行っていただきます。
それでは、第2回目のセミナーレポートもお楽しみに!
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