デジタルハリウッドSTUDIO立川 ブログ

【卒業生紹介】
STUDIO立川で学んだ二人が北海道で起業。デザインの力で地域を盛り上げたい。

2025-05-30

こんにちは。デジタルハリウッドSTUDIO、スタッフのコヤマです。


今回は、デジタルハリウッド大学で出会いデジタルハリウッドSTUDIO立川でともに学んだ、鈴屋一さん・仁さんのおふたりが、北海道で「鈴屋デザイン」を開業するまでのお話を、クロストーク形式でお伝えします。



「いつか地元に戻って開業したい」
「デザインを通じて何か貢献できないかな…」


そんな方にぜひ読んでいただきたいインタビューです。

卒業生プロフィール

鈴屋一さん

グラフィックデザイナー / カメラマン

Webデザイナー専攻 修了


1998年生まれ / 小樽潮陵高校を卒業後、デジタルハリウッド大学へ進学


2021年 「日本学生 BtoB 新聞広告大賞」にて、審査員特別賞を受賞。
2024年 北海道小樽市で「鈴屋デザイン」を結成。




鈴屋仁さん

グラフィックデザイナー / イラストレーター

Webデザイナー専攻 修了


1998年生まれ / 高校を卒業後、デジタルハリウッド大学へ進学


長崎日大デザイン美術科で油絵を専攻しながらデザインを学ぶ。
2021年 「日本学生 BtoB 新聞広告大賞」にて、審査員特別賞を受賞。
2024年 「第26回 株式会社文芸社 えほん大賞」にて、特別賞を受賞。
同年7月 北海道小樽市で「鈴屋デザイン」を結成。

デジタルハリウッド大学からSTUDIOへ

―― お二人ともデジタルハリウッド大学を卒業されていますね。アートやデザインに関して、受賞経験や華々しい経歴をお持ちですが、幼少期から興味があったのですか?


一(はじめ)さん:

本格的に興味を持ったのは大学に入学してからです。高校は進学校で、大学を目指すのが当たり前の環境に身をおいていましたが、「なんだかエンタメ性に欠けていてつまらない」と思っていました。


浪人をして、志望大学に落ちたことで吹っ切れて、思いっきりエンタメ性のあるデジタルハリウッド大学を選んだんです。


浪人中、デジタルハリウッド大学の特待生を目指してCGを独学で学んだことがきっかけで、入学後も3DCGや映像表現などを学びました。


仁(じん)さん:

私は子供のころからアニメやイラストが好きでした。デザイン美術科のある高校で油絵を専攻しながらデザインを学び、デジタルハリウッド大学ではグラフィックを学びました。



―― 大学時代で出会われて現在も一緒にお仕事をされていますが、最初から起業するビジョンがあったのですか?


一さん:

最初は「サークルを作ろうか」といったライトな感じでした。ふたりの方向性が似てることを知り、大学のキャリアセンターを利用した時には「一緒にデジタルハリウッドSTUDIOで学んでみたらどうか」と紹介されました。


この頃は、まだ起業する具体的なビジョンはなかったです。

―― 大学から継続してデジタルハリウッドSTUDIOを選んだ理由を教えてください


仁さん:

オンラインだけでなく、通学して気分を変えて学習できるスクールがいいなと思いました。実際、コーディングで煮詰まった時、気軽にSTUDIOを利用することができて気分転換になりました。


プライベートと学習を切り替えて日々を過ごせるので、気分も良く、なんだか生活の質が上がったようでとても楽しかったです。


一さん:

大学時代はコロナ禍でしたが、オンライン学習へ移行する対応はとても早かったことも選んだ理由のひとつですね。


オンラインでもオフラインであっても、強制することなく個人の学習意欲に任せてくれる点など、デジタルハリウッドの学習環境の柔軟さと各種対応の手厚さに信頼を寄せていました。



―― 入学後の通学頻度や学習時間について聞かせてください。


一さん:

週に2回はSTUDIOに通って1~2時間学習していました。家では6~8時間。在宅でアルバイトをしていたので、両立しながらの学習でしたね。


仁さん:

私も週3~4回アルバイトに行きながら通っていました。課題の添削などはオンラインも活用できたのがよかったです。

なんとなく乗り切れなかった就職活動。北海道での起業を決めるまで。

デジタルハリウッドSTUDIO立川 卒業生紹介 鈴屋一さん 鈴屋仁さん

―― 現在のお仕事について詳しく教えてください


一さん:

北海道小樽市で「鈴屋デザイン」を開業し、グラフィックデザイナー兼カメラマンとして活動しています。地域の文化や特色を活かして、埋もれている商品やサービスの魅力を引き出し、多くの人に愛されるデザインへ育てるお手伝いをしたいと考えています。


仁さん:

同じく「鈴屋デザイン」でグラフィックデザイナー兼イラストレーターとして活動しています。



―― HP拝見しましたが素敵なデザインばかりですよね!

▼鈴屋デザイン|ホームページ

鈴屋デザイン ホームページ


鈴屋デザイン|北海道小樽市のデザイナー&イラストレーター



―― 卒業してから北海道で起業するまでのことを聞かせてください


一さん:

いつか故郷の小樽でデザインの仕事をやりたいという気持ちはありましたが、STUDIO卒業後に燃え尽き症候群みたいになってしまって。デザインともあまり向き合いたくない時期がありました。


企業に勤めようと、実際に就職活動もしましたが、なんとなく乗り気になれず…。就職は自分には合わないんじゃないかと思うようになりました。


CG・映像・デザインなど、ここまで勉強してきたことを活かせる満足のいく環境があるのだろうか?と自問自答をしたんです。


仁さん:

私は、企業に就職をするつもりで活動していました。でも、面接で企業への志望動機を言ったりしている自分に対して、なんだか本心ではないような感じがしていて。


入りたくて受けた会社なのに、実際行ってみたら、なんとなく自分の活動していきたい方向性と違うなと感じました。


時を同じくして、就職活動と並行して行っていたアルバイトで、大きな火傷をしてしまったんです。休養しなければならず...その時にできた時間の中で、北海道に行くことも考えました。



―― 火傷!?すごいターニングポイントでしたね。仁さんは九州のご出身ですし、北海道での起業はなかなかの決断だったのでは?


仁さん:

まだ若いし。失敗してもいいから、地方に行ったり「チャレンジをしてみよう!」と思いました。九州と比べて寒い、ということ以外の不安はありませんでした!



―― 若いって素晴らしいですよねえ~

小さなきっかけが、「鈴屋デザイン」の大きな一歩に

―― 2024年7月に起業されてからお仕事は順調でしたか?


一さん:

2025年に入って少しずつ、なんとか。…2024年は大変でした。


仁さん:

種まきの期間だから仕方ないですね。



―― 起業から半年でなんとかなっているのはすごいと思います。宣伝になるような活動をしたのですか?


一さん:

卒業した高校が発行する同窓会誌の展示会に、足を運ぶ機会がありました。


展示を眺めていると、主催者の方々の「この誌面をもっと若い世代にも手に取ってもらうには、どうすればいいだろうか…」という会話が聞こえてきて。


その言葉に胸が高鳴り、気がつけば名刺を差し出していたんです。


そこから、多くの優しい方の紹介やご縁もあり、 小樽観光協会や市長とお話しする機会が生まれ、 仕事につながりました。


現在では、鈴屋デザインのWEBサイトやInstagramをご覧になった一般企業の方々からもご依頼をいただけるようになり、事業が少しずつ軌道に乗り始めました。



―― その場で名刺を差し出されたという行動力、素晴らしいですね。直感を信じて動かれたことが、自然とご縁につながっていったのだと感じます。


デザインの力でできること。今後の目標は?

―― 今後の目標を聞かせてください。


一さん:

将来的には、小樽でデザインを学習することができる教育環境の設立を目指しています。デザインを通じて地域社会に貢献できる人材の育成に携われたらと。


「デジタルハリウッドSTUDIO小樽」なんていうのも、粋ですよね。歴史ある街並みと最先端の技術が融合して、地域の魅力を引き立てる場所になりそうです。


仁さん:

現在の小樽市は、消滅可能性都市として深刻な状況にあります。その背景には、新しいコンテンツや地域の特色を伝える仕組みが十分に整っていないことも一因だと感じています。


私は小樽市の出身ではありませんが、他の地域で生活してきた経験を活かし、小樽市の現状を俯瞰しながら、高齢化や人口流出を少しでも食い止められるようなデザイン制作に取り組みたいと考えています。


かつて地元住民で賑わっていた街にデザインの力で活気を取り戻し、若者が移住したくなるようなまちづくりをすることが、私の今後の目標です。



―― デジタルハリウッドで学んだことは活かされていますか?


仁さん:

やはり起業にするにあたってWebデザインは必須スキルなので、デジタルハリウッドSTUDIOできちんと学んで良かったと思っています。


一さん:

小樽でデザインの関係者と話をする機会がありますが、基礎を勉強する機会がなかった方も多く不安要素として話題に上がることもあります。


デジタルハリウッドでは、大学時代から様々な分野で基礎からしっかり学ぶことができ、すごく視野が広がったと思います。すべてが今の活動に活きているなと。



―― これは本当に「デジタルハリウッド小樽」が必要ですね!いつか実現したら私たちスタッフもとても嬉しいです。

デザイナーを目指すみなさんへのアドバイス&メッセージ

―― 受講を検討している方へ、アドバイスやメッセージをお願いします。


一さん:

「続ける意思」が非常に大切です。デジタルハリウッドは、受け身の学習ではなく自分から積極的に学びを深める姿勢がある人に、スキルアップの機会を提供してくれる学校だと思います。


オンラインでの学習とSTUDIOでの実践など、学習方法が選べるからこそ、その活用方法は各自の意欲と行動にかかっています。


仁さん:

私からは、しっかりと学習時間と制作時間を確保することが大切ということを伝えたいです。


デジタルハリウッドは、学習のタイミングや場面が多彩ですが、それをどのように活用していくかは人によって様々です。自分に合った学習法を見つけ継続していくことで、スキルは確実に身についていきます。自分のペースで頑張り続けてください。応援しています。


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