◆グラフィックデザイナーとは?

グラフィックデザイナーとは、ポスターやチラシ、Webサイト、SNS投稿、広告バナーなど、あらゆる媒体で「視覚的に伝わるデザイン」を作り上げる仕事です。
IllustratorやPhotoshopなどのデザインソフトを駆使して、伝えたいメッセージやブランドの世界観を形にするのが役割。
ぱっと見はアートに間違われるかもしれません。
ですが、アートが「問いかけ」や「自己表現」であるのに対し、デザインは「問題解決」や「人に伝えること」を目的としています。
例えば、あなたが街で見かけた広告やSNSの画像を見たときに、
「ひと目で内容が伝わる」
「配色やフォントが印象的」
「デザイン全体がブランドらしさを表現している」
そんなデザインには、必ずグラフィックデザイナーの工夫が詰まっています。
Web広告やSNSの拡大を背景に、グラフィックデザインの業務領域は多様化しており、副業やフリーランスの働き方においても高い人気を誇っています。
◆目次
1. グラフィックデザイナーってどんな仕事?
2. グラフィックデザイナーに向いている人の特徴
3. はじめる前に押さえたい!必要なスキルや知識
4. デザインの流れを知ろう!制作ステップの解説
5. グラフィックデザイナーとWebデザイナー、何が違うの?
6. 働き方いろいろ!フリーランスから会社員まで
1. グラフィックデザイナーってどんな仕事?

グラフィックデザイナーは、「デザインを通して誰かにメッセージを届けたい」「視覚的に人の心を動かしたい」と思う人にぴったりの職業です。
仕事の内容は幅広く、多岐にわたりますが、大きく分けると以下のようなステップで進められます。
1. デザイン企画・構成
デザインの目的やターゲットに合わせて、コンセプトやレイアウトを考えます。
「どんなデザインにするか」「どの要素をどこに配置するか」を設計する、作品づくりの大事な準備段階です。
2. 素材作成・収集
写真撮影やイラスト作成、素材収集などを行います。
配色やフォント、構図など、デザイン全体の印象を左右する要素を意識して素材をそろえます。
3. デザイン制作・編集
IllustratorやPhotoshopなどのデザインソフトを使って、実際に作品を仕上げます。
レイアウト調整、文字組み、画像加工、効果の追加などで、伝えたいメッセージを視覚的に表現します。
4. 納品用加工・SNS対応
印刷用データの作成やWeb・SNS用画像のサイズ調整、バナー制作などを行います。
「目を引くデザイン」「伝わりやすいデザイン」に仕上げることで、より多くの人に作品を届けることができます。
2. こんな人に向いている!グラフィックデザイナーの特徴
職種によって向き・不向きはありますが、グラフィックデザイナーに向いている人の代表的な特徴を3つご紹介します。
◎ デザインや表現が好き
グラフィックデザインは「目に見えるカタチをつくる仕事」です。
色や文字、写真やイラストを組み合わせて、自分の手で新しいビジュアルを生み出すのが好きな人に向いています。
◎ 流行や情報に敏感で楽しめる
デザインの世界は、ファッションや広告、SNSのトレンドなどと密接につながっています。
「この配色いいな」「こんなデザイン流行ってる!」とワクワクしながら取り入れられる人は、成長が早いです。
◎ 地道な作業をコツコツ続けられる
デザイン制作は細かい調整の繰り返し。
フォントのサイズや行間のバランス、色味の微調整など、細部まで何度も見直す必要があります。
集中力を持って丁寧に作業できる人にぴったりです。
もちろん「これに当てはまらないとデザイナーになれない!」ということはありません。
実際の現場では、経験を重ねながら少しずつスキルや感覚を身につけていくものです。
最初の一歩を踏み出した時点で、すでにデザイナーへの道は始まっています。
「完璧じゃなくても挑戦してみる」――その姿勢こそが、未来のデザインスキルにつながっていきます。
3. はじめる前に押さえたい!必要なスキルや知識

▶ デザインソフトの使い方
Illustrator(イラストレーター) … ロゴやアイコン、印刷物のレイアウトなどに幅広く使われる定番ソフト。
Photoshop(フォトショップ) … 写真加工や合成に強みがあり、広告やSNS画像制作に欠かせません。
InDesign(インデザイン) … 雑誌やパンフレットなど「ページもの」のレイアウトデザインに特化。
デザインソフトは、アイデアを形にするための必須スキル。
「頭の中のイメージを現実にする道具」と言えます。
▶ デザインの基本ルール(配色・フォント・レイアウト)
デザインの完成度は、色の組み合わせや文字の選び方、情報の配置で大きく変わります。
「見やすい配色」「伝わりやすい文字組み」「目線を導くレイアウト」などを理解することで、ただ“きれい”なだけでなく、“伝わる”デザインが作れるようになります。
▶ コンセプト設計・アイデア発想力
ただ形を整えるだけでなく、「このデザインで何を伝えたいのか?」を考えることが重要です。
ターゲットや目的に合わせて、コンセプトを言葉やラフスケッチで整理することで、デザイン全体の軸がブレなくなります。
▶ 印刷やデータ形式の基礎知識
グラフィックデザインは、紙媒体からWebまで幅広く活躍します。
印刷用なら解像度やカラーモード(CMYK/RGB)、入稿形式のルールを理解することが必須。
Web用なら画像サイズや容量を調整して、SNSやサイトで最適に表示できるように整えます。
▶ マーケティングやSNSの理解
どんなに良いデザインでも「見てもらえなければ意味がない」ですよね。
そのため、SNSや広告媒体の仕組みを理解し、「どんなデザインが反応を得やすいか」を考えることも大切です。
キャッチコピーとの組み合わせや、視線を引くビジュアル作りを意識すると効果的です。
まずは IllustratorやPhotoshopといったソフトの基本操作 を覚えることからスタート。
その後、配色やレイアウトの基礎を学び、徐々にコンセプト設計や印刷データの作り方に挑戦していくのが王道ルートです。
4. デザインの流れを知ろう!制作ステップの解説

SNSや街で見かける印象的なデザインも、実はしっかりとした手順を踏んで作られています。
ここでは、「グラフィックデザインができるまでの4つのフェーズ」をご紹介します!
グラフィックデザインが作られる4つのフェーズ
1. 企画フェーズ(Planning)
まずはデザインの目的やゴールを明確にする段階です。
・何のために作るのか(例:商品PRポスター、イベント告知チラシ、SNS広告バナー)
・誰に見てもらうのか(ターゲットユーザー)
・どんな雰囲気やメッセージを伝えるのか
この段階では、競合デザインのリサーチや、効果測定の指標(クリック率・問い合わせ数など)を決めることもあります。
2. 構成フェーズ(Layout & Concept Design)
企画で決めた内容をもとに、デザインの設計図を作る段階です。
・ラフスケッチやワイヤーフレーム(ざっくりとしたレイアウト案)
・配色やフォントの方向性を検討
・画像やイラストをどこに配置するかを整理
ここでデザイン全体のトーンを固めることで、制作がスムーズになります。
3. 制作フェーズ(Design & Editing)
構成をもとに、実際にデザインを形にする段階です。
・IllustratorやPhotoshopでレイアウトを作成
・写真の補正や切り抜き、イラスト制作
・配色や文字組みを調整し、全体の完成度を高める
完成後は必ず見直しを行い、誤字脱字や余白のズレ、色味の違和感などを修正します。
4. 公開・運用フェーズ(Publishing & Operation)
デザインは作って終わりではなく、公開後の活用が大切です。
・印刷データとして入稿(チラシ・ポスターなど)
・WebやSNSへの掲載(画像サイズや形式を最適化)
・効果測定(閲覧数・クリック数・反応率など)
・改善や追加制作(反応のよかった要素を活かす)
特にSNS用のデザインは、投稿のタイミングや見せ方次第で大きく効果が変わります。
5. グラフィックデザイナーとWebデザイナー、何が違うの?
グラフィックデザイナーは、ポスターやチラシ、雑誌、パッケージ、広告バナーなど「紙媒体や静止画」を中心に、視覚的に伝わるデザインを作る職業です。
印刷物のレイアウトや色使い、フォント選びなどを通して、ブランドの世界観やメッセージを表現します。
一方で、Webデザイナーは、WebサイトやLP(ランディングページ)、アプリ、ECサイトなど「オンライン上で使われるデザイン」を担当します。
見た目の美しさだけでなく、ユーザーが使いやすいレイアウトや導線を考える「UI/UXデザイン」の視点も求められます。
つまり、
グラフィックデザイナー:紙や画像を中心に「視覚的に伝える」
Webデザイナー:Webやアプリを中心に「使いやすく伝える」
という役割の違いがあります。近年は境界があいまいになり、両方のスキルを持つデザイナーも増えているのが特徴です。
6. 働き方いろいろ!フリーランスから会社員まで
グラフィックデザイナーには、いくつかの働き方があります。
自分のライフスタイルやキャリアプランに合わせて選ぶことで、より理想に近い働き方ができます。
▶ インハウスデザイナー(企業内デザイナー)
自社の広告・チラシ・Web素材やSNS用画像などを企画・制作するポジションです。
メリット:安定した雇用、社内のブランドや商品を深く理解できる
デメリット:制作するジャンルや表現が限定されやすい
例:メーカー、アパレル、IT企業の広報・マーケティング部所属など
▶ 広告代理店・デザイン制作会社のデザイナー
クライアント企業のポスター、パンフレット、Webバナー、SNS広告などを手掛けます。
メリット:幅広い業界・案件に携わる経験が積める
デメリット:納期がタイトで、作業量が多くハードになりやすい
例:大手広告代理店、デザインプロダクションでの制作業務など
▶ 制作会社の業務委託(外部契約)
デザイン制作会社から案件ごとに依頼を受け、ポスターやバナー、SNS用素材などを制作します。
個人事業主やフリーランスへの第一歩として選ばれる働き方です。
メリット:案件やスケジュールをある程度自分で選べる
デメリット:案件が不定期で収入が安定しにくい
例:Webバナーやチラシのデザインを継続受注、イベント用ポスターのみ担当など
▶ フリーランスデザイナー
完全に個人で仕事を受け、企画・デザイン・納品までを一貫して行います。
メリット:働く場所・時間が自由、収入もスキルと営業力次第
デメリット:営業・経理・顧客対応もすべて自分で行う必要あり
例:在宅で全国のクライアント案件を受注、SNS広告用バナー制作など
グラフィックデザイナーの働き方には「会社員」「フリーランス」「副業」「インハウス」などさまざまな種類があります。
安定を重視するか、自由を重視するかでメリット・デメリットが大きく変わります。
自分のライフスタイルや目指したいキャリアに合わせて、最適な働き方を選ぶことが大切です。
◆さいごに

ここまで、グラフィックデザイナーの仕事や必要なスキル、制作の流れ、そして働き方についてご紹介してきました。
デザインは「見る人に何を伝えたいか」を考え、企画・構成・制作・公開のステップを踏んで形にしていく、とてもクリエイティブでやりがいのある仕事です。
働き方も多様で、企業内でじっくりブランドを育てる方法もあれば、フリーランスとして自由に案件を選んで活躍する方法もあります。
転職・副業などなど、どのスタイルを選んでも、自分の好奇心や挑戦する気持ちが成長の鍵になります。
まずは小さな一歩から始めてみること。操作スキルやデザインの基礎、マーケティング視点など少しずつ経験を積んでいけば、自然と自分らしい働き方や表現の幅が広がります。
グラフィックデザインは、学ぶほどに面白さが増し、形にした作品が誰かの目に届く喜びを味わえる仕事です。
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