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【Petit Tips】私らしいWebデザイナー入門

2025-08-10

◆Webデザイナーとは?

Webデザイナーは、ホームページやWebサービスの「見た目」や「使いやすさ」をデザインする仕事をする人です。
ただ「キレイに見せる」だけでなく、訪れた人が迷わず情報を見つけられるように、色や文字、写真、レイアウトを工夫します。


例えば、あなたがネットでショッピングをするとき、

「商品の写真が見やすい」

「ボタンが押しやすい」

「説明がわかりやすい」

そんなサイトは、きっとWebデザイナーの工夫が詰まっています。


Webデザイナーは、絵を描く才能がなくてもOK。

必要なのは「相手に伝えるためのデザインを考える力」とそれを「形にするためのパソコンスキル」です。

◆目次

1. こんな人が向いてます!WEBデザイナーの適性

2. WEBデザイナーのお仕事紹介

3. デザインだけじゃない!Webデザイナーの必須スキル

4. WEBデザイナーの仕事の流れをのぞいてみよう

5. 自由?安定?WEBデザイナーの働き方いろいろ

1. こんな人が向いてます!WEBデザイナーの適性

職種によって向き・不向きがありますが、Webデザイナーにもいくつか代表的な「適性」があります。
ここでは参考までに3つご紹介しますね。


◎ ものづくりが好き
Webデザイナーの仕事は、ゼロから形を作り上げる“創作”が中心です。
手を動かして制作することにワクワクできる人は、この仕事に向いています。

◎ チャレンジ精神と好奇心がある
Webデザインやプログラミングの世界は、トレンドや技術の移り変わりがとても早い分野です。
新しい知識やツールを学ぶことに前向きで、「やってみよう!」と思えるチャレンジ精神や好奇心がある人は成長しやすいです。

◎ デスクワークが苦にならない
華やかな印象を持たれがちなWebデザイナーですが、実際はパソコンに向かってコツコツ作業する時間が大半です。
集中して長時間作業できる人や、デスクワークを苦にしない人は続けやすいでしょう。


これらはあくまで一例で、必ず当てはまらないといけないわけではありません。
何より大事なのは「楽しい!」と思えるかどうか。
好きな仕事なら、苦手な部分も自然と克服でき、スキルもどんどん伸ばしていけます!

2. WEBデザイナーのお仕事紹介

▶ グラフィック制作

Webデザイナーは、Webサイトや広告で使われる画像やビジュアル素材を作成します。
これは単に「きれいな絵を描く」というより、サイトの目的やターゲットに合わせて効果的に見せる画像を作る仕事です。


▶ Webデザイン制作

サイト全体のレイアウトや色づかい、フォントを決めて、見た目をデザインします。
「おしゃれだけど見やすい」「ブランドの雰囲気に合っている」など、見た目と使いやすさの両立が大事です。


▶ UI/UX設計

UI(ユーザーインターフェース) … ボタンやメニューなど、画面上で人が操作する部分のデザイン。
UX(ユーザーエクスペリエンス) … サイトを使ったときの体験や満足度。

UI/UX設計は、「サイトやアプリを、誰でも迷わず・気持ちよく使えるようにするための設計作業」です。
見た目のデザインだけではなく、使いやすさや操作のしやすさを徹底的に考えるのがポイントのお仕事です。


▶ コーディング

考えたデザインを、実際のWebページとして形にする作業です。
Webデザイナーが作ったデザインカンプ(完成見本)を、HTML・CSS・JavaScriptなどのプログラミング言語を使ってブラウザ上に再現します。

3. デザインだけじゃない!Webデザイナーの必須スキル


▶ デザインソフトの使い方

Photoshop(フォトショップ) … 写真の加工や色調整、バナー制作に使います。
Illustrator(イラストレーター) … ロゴやアイコン、イラストなどの制作に使います。
Figma(フィグマ) … Webページを作るためのデザインプラットフォーム。

代表的なソフトは、「とりあえずこれくらいは使えるよ!」とサッと操作できるくらいが理想ですね。


▶ Webページを作るための言語理解

HTML … Webページの骨組みを作る言語
CSS … 色や文字の大きさ、配置などのデザインを指定する言語
JavaScript … 動きやアニメーションをつけるための言語

これらを理解しておくことで、デザインの意図を正しく形にでき、より自由に魅力的なWebページを作れるようになります。


▶ デザイン経験

Webサイトだけでなく、チラシやポスター、SNS画像など、見た目を整えるデザイン経験も役立ちます。
色の組み合わせや文字の配置など「見やすく・分かりやすく・魅力的に見せる力」が重要です。


▶コーディングの経験

デザインを実際にブラウザで表示できる形にする作業を「コーディング」といいます。
ここではHTML・CSSなどを組み合わせて、デザインを正確に再現する力が求められます。


▶ 企画力・提案力・問題解決力

お客様やチームの要望を理解し、目的に合わせた提案をする力。
「どう見せれば成果が出るか?」を考える企画力や、トラブルを解決する柔軟な発想力も大切です。


必要なスキルは多く見えますが、最初から全部できなくてもOK。
まずは「デザインソフト」+「HTML・CSS」から始め、徐々に幅を広げるのが王道ルートです。

4. WEBデザイナーの仕事の流れをのぞいてみよう

Webサイトは、ただデザインを作って公開するだけではありません。
「目的を決める」→「設計する」→「制作する」→「運用する」という、いくつものステップを経て完成します。
この流れを知っておくと、制作の全体像が見えて、どの段階でどんな準備が必要かがわかります。
ここでは、Webサイトが作られる4つのフェーズを解説します。


Webサイトが作られる4つのフェーズ
1. 戦略フェーズ(Planning)
まずはサイトの目的やゴールを明確にする段階です。

・何のために作るのか(例:集客、販売、ブランディング)
・誰に見てもらうのか(ターゲットユーザー)
・どんな情報や機能が必要か
 を整理します。
このフェーズでは、競合サイトの分析や、目標数値(KPI)の設定なども行います。

2. 設計フェーズ(Design & Architecture)
戦略で決めた内容をもとに、サイトの設計図を作る段階です。

・サイトマップ … ページ構成を図にしたもの
・ワイヤーフレーム … ページごとのレイアウト案
・UI/UX設計 … 使いやすさ・導線の最適化
ここで、デザインの方向性(カラー、フォント、雰囲気)も決めていきます。

3. 制作フェーズ(Development)
設計をもとに、実際に形にする段階です。

・デザイン制作(PhotoshopやFigmaで見た目を作成)
・コーディング(HTML・CSS・JavaScriptでブラウザ表示)
・必要に応じてCMS構築(WordPressなど)やシステム開発
完成したら、動作確認(テスト)を行い、誤字脱字やリンク切れ、表示崩れなどを修正します。

4. 保守・運用フェーズ(Maintenance & Operation)
公開して終わりではなく、サイトを育てていく段階です。

✓新しい情報や記事の更新
✓画像やバナーの差し替え
✓アクセス解析による改善(Google Analyticsなど)
✓セキュリティ対策やバックアップ
特にビジネスサイトでは、定期的な更新がSEOや集客に直結します。

5. 自由?安定?WEBデザイナーの働き方いろいろ

Webデザイナーと一口に言っても、働き方はさまざまです。
安定重視の働き方もあれば、自由度が高いスタイルもあります。
ここでは代表的な4つをご紹介します。


▶ インハウスデザイナー(企業内デザイナー)
自社のWebサイトや広告、バナーなどを社内で制作・運用するデザイナーです。

メリット:安定した雇用、社内のブランドや商材を深く理解できる

デメリット:案件の幅は狭くなりがち
例:メーカー、アパレル、IT企業の社内Web担当など


▶広告代理店のデザイナー
クライアント企業の広告やキャンペーンサイトを手掛ける仕事です。

メリット:多様な業界・案件に関わる経験が積める

デメリット:納期がタイトで忙しい場合が多い
例:大手広告代理店やプロモーション会社での制作業務など


▶制作会社の業務委託(外部契約)
Web制作会社から案件ごとに依頼を受けて作業します。

個人事業主やフリーランスの登竜門的な働き方でもあります。

メリット:案件や働く時間を自分である程度選べる

デメリット:案件が不定期で、収入が安定しにくい
例:広告制作会社のWeb部門と継続契約して特定のクライアント案件を担当など


▶ フリーランスWebデザイナー
完全に個人で仕事を受け、スケジュールや案件を自由に選べます。

メリット:働く場所・時間が自由、収入上限も自分次第

デメリット:営業・経理・顧客対応もすべて自分で行う必要あり
例:在宅で全国のクライアントと契約、海外移住しながら仕事



「安定を選ぶか、自由を選ぶか」は人それぞれ。
経験やライフスタイルに合わせて、働き方を組み合わせることも可能です。
最近では、副業から始めてフリーランスへ移行する人も増えています。

◆さいごに

Webデザイナーは、見た目の美しさだけでなく、使いやすさや目的達成を考えてサイトを作る“総合的なクリエイター”です。

また、インハウス・代理店・制作会社・フリーランスなど、働き方もさまざま。
自分のライフスタイルや目標に合わせて選べるのも、この仕事の魅力の一つです。

デジタルハリウッドSTUDIO静岡では、社会人からでも学べるカリキュラムで、デザインの基礎からコーディングまで実践的に身につけられます。
未経験から仕事につなげたい方も、スキルアップしてキャリアの幅を広げたい方も大歓迎です!


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