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デジタルハリウッドSTUDIO新宿 ブログ

【卒業生インタビュー】
新卒就活での挫折から学ぶ。CG業界に転職するまでの1年

2024-10-22

こんにちは!デジタルハリウッドSTUDIO新宿スタッフです。


今回、掲載するインタビューは本科CG/VFX専攻ALクラス2023年4月生の卒業生である室元 将司さん。


大学卒業後、就職活動に苦戦し、未経験からCGを1年間学ぶという選択をとりました。

実は室元さんの2000年生まれの世代はコロナウイルス直撃の世代でもありました。


スポーツ推薦で入学をした彼が、活動自粛というどん底からどのようにブレイクスルーできたのか、CGクリエイターを目指すまでの繋がりをお聞きしました。


未来のクリエイティブを造っていく若者の価値観を紐解いていきましょう。

室元 将司さん

CG/VFX専攻ALクラス
2023年4月生 


BEFORE
大学卒業→デジタルハリウッド入学

AFTER
CGデザイナー職に内定!!

スポーツ推薦で大学入学もたった1年コロナ禍。
当時は「人生のどん底で空っぽな日々だった。」

ーーーデジタルハリウッド入学に至ったこれまでについて教えてください。


小さいころからずっとバスケをしていて、

大学もスポーツ推薦で入り、バスケをするために大学に行っていました。


ですが、ちょうど1年生が終わるころにコロナが流行りだして、

そこからは部活動やサークル活動は一切禁止、大学に登校することさえも

自粛することを余儀なくされました。


4年生の時にようやく元の世の中に戻りつつありしたが、

2年生、3年生次はずっとコロナ禍でしたので私の大学生生活のほとんどは、

仲間とバスケではなくオンラインで授業を受けながら1人でアニメや映画ばかり見ていました。


そんなやりきれない生活のなか、エヴァンゲリオンがすべてを変えてくれました。


ーーースポーツ推薦でそのような情勢はとてもやりきれないですね。

では今の室元さんのルーツはそのような苦いご経験から来ているのですね。


はい、こんなに思い通りいかない日々でもワクワクさせてくれた演出に感銘を受けて

空っぽな状態から抜け出すものを「発見した」「やっと見つけた」という想いでした。


おそらくこのコロナがなかったら僕はいまCGデザイナーという職を知らなかったと思います。


ーーーひとりの男が夢をみつけた瞬間ですね。


その日から、Blenderを独学で始めました。

就職活動もCGデザイナーの軸1本で挑むのですが、全滅。

そしてCG以外の仕事に就くことは選択肢になかったので学校に通おうと思い、

検索でCGの学校で一番上に出てきたデジタルハリウッドに入学しました。


2年間の学校と迷いましたが、求人が出るタイミングのチャンスをたくさんつかみたかったので1年制のデジタルハリウッドを選びました。

デジタルハリウッドCGコースの”人”について

ーーー入学してみて感じたことはどんなことでしたか。


優しい人しかいなかったです。

年齢層はほとんどの方が、私よりも年上で

社会的な経験もクリエイティブの経験も多い方々ばかりで

大丈夫かなと思いましたが、CG以外でもたくさんのことをその方々から教わって

たくさんコミュニケーションをとっていただき、みんなが先生みたいな感じでしたね。


ですので若いうちからこういった社会人が集まる学校に行くことでほかの経験も得られると強く感じたのでもっと早く入学しておけば良かったなんて思いますね。


ーーー逆にしんどいなと感じることはありましたか?


しいて言うなら、はじめて作品を発表する場面で、

制作レベルの違いを見せつけられたときは自信を無くしそうになりました。


ですが、発表が終わった後に、皆さんが作品について嬉しい講評をしてくれて

こんなに良い人たちと同じ環境でCGの学習ができていること自体が誇りになって

作品を比べても学ぶことしかなく、ネガティブに一切ならなかったですね。

大卒デジタルハリウッドは新卒なのか中途なのか【就活】

ーーー室元さんの就活は新卒採用になるのでしょうか?


私の場合は企業によって、選考テーブルが新卒でも中途でもあったので、

応募できる求人が大量にありました。


新卒は基本、大学出て3年未満なら応募できたので

自由に受けていましたし、中途で気になる求人を応募しても

新卒採用に回されることもよくありましたね。


面接でもコロナでこんなことがあったと言えば

相手の方もしょうがないですよねという感じでしたので、

新卒と中途にわけずに一通り好きな作品に携わっている企業さんに

連絡をいれて、それぞれ枠が違ったという感じでした。


ーーー就活にかかった期間はどのくらいでしたか?


デジタルハリウッドを卒業してからはじめて、

ポートフォリオの制作期間も合わせると6か月かかりました。

40社くらいエントリーして、書類通過が7.8社、内定が2社でした。


ーーー当時の具体的な流れと経験から生み出した就活術があれば教えてください。


まずはデジタルハリウッドを卒業した後に

先生のアシスタントに応募しました。すこしでもCGに関係する実務経験を

つけてアピールできるという先輩の助言を参考にしました。


その後1か月かけてポートフォリオをデジタルハリウッドで手に入れたコネクションをつかって

先輩卒業生にサポートしてもらいながら制作しました。


CGWORLDやCG年鑑を使い、15社くらい働いてみたい企業リストを作り

そのポートフォリオで企業にエントリーしましたが、ほとんど書類落ちでした。


そこで、新しい作品作り期間に入ります。

作り終わったら日々更新している企業リストに連絡。


一通り応募したなと感じたら

また制作に入り、面接をしながら作品数を増やしていき

最終的には4つ制作しました。

それと社員数が少ない会社は面接をしてくれるか確率が高いという

ことにもだんだんと気づいていきました。


ーーー就活を振り返ってどうでしたか?


好きな作品が関わっている会社を全部受けたうえで2社が私を必要としてくれました。

内定先選びもたくさんの人に相談をして、最終的に自分で決めることができたので

やり残しが一切ない就職活動でした。


いったん、走り切ったかなとも思いますし、

本番はここから始まる、ようやくスタートラインに立てたので

入社日まで少し時間は空きますが制作を続けていくつもりです。


今後は本業をCGデザイナー、趣味で社会人バスケチームでの活動を軸に

自分の人生を生きたいと思います。

やりたいことをやってみようか迷っているのは、
結局何も生まない

ーーー最後に挑戦することを夢見る方々へアドバイスはありますか?


私は”唯一のやりたいこと”であったバスケ活動ができなくなってから、

“やりたいこと”がなさすぎる毎日を送っていました。

空っぽという言葉が本当によく似合う生活を送っていました。


せっかくやりたいことがあるのに時間やお金がないと言って何もしていない状態は当時の私と同じ状態なだけになってしまいます。


たとえ勇気を出して1歩踏み出して失敗しても、だれにも笑われません。

そもそも失敗したら認知されないので知られることもありません。


それと、「~しなくてはならない」「~してはならない」とみんな思いすぎて、自分のやりたいことに自分から距離を置いていると思います。

唯一あるとすれば「死んじゃいけない」くらいだと思います。

わたしも何となく生きていたら突然、アニメに出会って希望をもらえました。


そういった、人生も転機は、人それぞれのベストなタイミングでやって来ます。早く来た人も大人になってからようやく見つけた人も様々な年齢の人がこの場所にあつまります。


デジタルハリウッドではやりたいことをやってみる決断をした人しかいないです。

私もここに入らなければこんな考えにはならなかったです。

そういった人たちに囲まれる1年間を過ごすことは、一生役立つ経験になると思います。


\室元さんが選んだCG/VFX専攻専攻/

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