デジタルハリウッドSTUDIO新宿 ブログ

【コラム】Webデザイナーは本当に飽和している? ― 2026年、“選ばれるWebデザイナー”になるために ―

2025-12-20

「Webデザイナーってもう飽和してない?」
「AIが出てきたのに、今から目指して大丈夫?」


SNSやYouTubeで、そんな声を目にすることが増えました。
不安になるのも無理はありません。

しかし、求人動向や制作現場の実情を整理して見ると、実態は少し違います。
今のWebデザイン業界は、次のような構造になっています。


  • Webデザイナーの需要自体は、今も増加傾向
  • ただし「作るだけのWebデザイナー」は飽和気味
  • 「+αを持ったWebデザイナー」が強く求められている


では、その背景を順番に見ていきましょう。

1. Webデザイナーの需要は、減っていない

Web・UI/UX関連求人を対象に、当社独自基準で集計(2023–2025)

各種転職サイトや求人検索エンジンを見ると、
Web・UI/UX関連の求人は、中長期的に見て増加傾向が続いています。


背景にあるのは、ビジネスの「オンライン前提化」です。

  • 来店 → EC・オンライン予約
  • 紙媒体 → Webサイト・LP
  • 集客 → SNS × Web広告
  • 採用 → 求人サイト・採用LP

あらゆるビジネスの入口がWebに集約された結果、
「Webでどう伝え、どう成果につなげるか」の重要性は、以前より高まっています。

つまり、
成果を意識してWebを設計できる人材の需要は、今も伸び続けている
というのが実態です。


Webデザイナーの需要が減っていると言われることがありますが、
実際の求人動向を見ると、その印象とは異なる結果が見えてきます。


WebサイトやLP、EC、採用ページなど、
あらゆるビジネスの入口が「Web前提」 になったことで、
Webを通じて成果を出すための人材ニーズは、むしろ高まり続けています。


以下は、Web・UI/UX関連職種を対象にした求人件数の推移です。

グラフを見ると分かる通り、
Web・UI/UX関連の求人件数は、2023年から2025年にかけて増加傾向 にあります。
一時的な景気変動はあるものの、

  • Web集客
  • オンラインサービス
  • 採用・ブランディング

といった分野での需要は継続しており、
「Webデザイナーそのものが不要になっている」状況ではありません。

2. 飽和しているのは「作業者」であって「デザイナー」ではない

「飽和している」と言われる理由は、
“作れるだけの人”増えたことにあります。


例えば、こんな人材です。

  • テンプレートやノーコードで見た目を整えられる
  • AIや既存素材でそれっぽいデザインが作れる
  • ツール操作はできるが、設計意図を説明できない


一方、企業が不足を感じているのは、次のような人材です。

  • 目的やKPIから逆算して情報設計ができる
  • 「なぜこのデザインか」を言語化できる
  • UX/UIの視点で体験全体を考えられる


市場全体の需要は伸びている一方で、
不足しているのは「考えられるWebデザイナー」
という構造になっています。

3. 未経験採用は「消えた」のではなく、基準が変わった

「未経験はもう無理」という声もありますが、
実際には未経験・ポテンシャル層を検討している企業は、今も一定数存在します。

ただし、以前と大きく違うのは基準です。

  • 作れるだけ
  • 指示待ち
  • 理由を説明できない

こうした状態では、評価されにくくなりました。

逆に言えば、

考え方・学習姿勢・設計視点を持った未経験者 は、むしろ歓迎されるケースも増えています。

4. AIで仕事がなくなる? 実際は「役割」が変わった

AIによって、制作のスピードは大きく上がりました。
画像生成やレイアウト案など、「手を動かす作業」は自動化が進んでいます。


その一方で、現場からよく聞くのはこんな声です。

「AIで作れる人は増えたが、判断できる人はまだ少ない」


今の制作フローは、

  • AIが案を出す
  • 人が選び、判断し、設計する

という形にシフトしています。


判断・設計・意図の言語化ができる人ほど、価値が高まる時代になっています

5. 2026年に“選ばれるWebデザイナー”の条件

これから求められるのは、
制作スキルに加えて「+α」の視点を持つWebデザイナー です。


重要なのは、
スキルを増やすことそのものではなく、
デザインを軸に他領域をどう組み合わせ、成果まで設計できるかという点です。

「+α」にあたる代表的な領域(例)

■ AI

デザイン案や構成案を出す
作業を効率化する


■マーケティング

ターゲットを理解する
導線や成果を意識する


■UI思考(UI/UX)

次の行動が自然につながるか
見た目ではなく「使われ方」から逆算する視点



評価されるのは、

  • AIが使える人
  • マーケティングが分かる人

ではありません。

今、求められているのは、

  • デザインを軸に、
    これらの要素をどう使い分け、
    どう成果につなげるかを考えられる人

です。


つまり、
デザイン × 思考 × 周辺スキル
この掛け算ができるかどうかが、2026年以降の分かれ道になります。

  
+αのスキルを目指せる! キャリア支援キャンペーン実施中
デジタルハリウッド独自のラーニングパスを体験できます。

6. だからこそ、学び方が重要になる

UX/UIや情報設計、マーケティング思考は、
独学だけでは身につきにくい領域です。


  • 学ぶ順番が分からない
  • 実務レベルのフィードバックがない

こうした壁にぶつかる人は少なくありません。
必要なのは、
実務から逆算された学びの順番と、フィードバックを受けられる環境 です。

7. 「作れる人」から「選ばれる人」へ

Webデザイナーは、今からでも十分に目指せるキャリアです。

ただし、

■ツールの使い方だけで終わるか

■考え方まで含めてアップデートするか


その選択で、数年後の立ち位置は大きく変わります。
「作れる人」から、「選ばれる人」へ。
Webデザインを、あなたのこれからにつながる武器にしませんか?


少しでも気になった方は、
今感じている不安を言語化するところから始めてみてください。
デジタルハリウッドの個別説明会では、その整理から一緒にお手伝いしています。

個別説明会(無料)

スクール説明会(無料)では、業界に精通する専門カウンセラーがご案内。
ご自身の目的にあった必要なスキルを一緒に探しましょう。


8.デジタルハリウッドでスキルの習得するなら


AIとの共創
業界で求められるWebデザイナーへ


■Webデザイナー専攻

期間:6ヶ月(映像教材学習・ライブ授業受講+卒業制作)

 

■ Webデザイナー専攻 超実践型就職・転職プラン

期間:6ヶ月(映像教材学習・ライブ授業受講+卒業制作+クライアントワーク)


■ Webデザイナー専攻CMSマスターパック

期間:10か月(Webデザイナー専攻+WordPress講座+PHP講座)


■ Web・UIデザインスペシャリストプラン

期間:9ヶ月(Webデザイナー専攻+UI強化プラン)


■ Webデザイナー専攻主婦・ママクラスキャリアデザインプログラム

期間:6か月(映像教材学習・ライブ授業受講+卒業制作+キャリアデザインプログラム)


※開講コースは校舎により異なります。詳しくはご希望の校舎までお問い合わせください。

※お支払い方法は一括(銀行振込)または分割払い(教育クレジット)からお選び頂けます。



その他のSTUDIO新宿のブログ

BLOGS