「Webデザイナーってもう飽和してない?」
「AIが出てきたのに、今から目指して大丈夫?」
SNSやYouTubeで、そんな声を目にすることが増えました。
不安になるのも無理はありません。
しかし、求人動向や制作現場の実情を整理して見ると、実態は少し違います。
今のWebデザイン業界は、次のような構造になっています。
- Webデザイナーの需要自体は、今も増加傾向
- ただし「作るだけのWebデザイナー」は飽和気味
- 「+αを持ったWebデザイナー」が強く求められている
では、その背景を順番に見ていきましょう。
1. Webデザイナーの需要は、減っていない
各種転職サイトや求人検索エンジンを見ると、
Web・UI/UX関連の求人は、中長期的に見て増加傾向が続いています。
背景にあるのは、ビジネスの「オンライン前提化」です。
- 来店 → EC・オンライン予約
- 紙媒体 → Webサイト・LP
- 集客 → SNS × Web広告
- 採用 → 求人サイト・採用LP
あらゆるビジネスの入口がWebに集約された結果、
「Webでどう伝え、どう成果につなげるか」の重要性は、以前より高まっています。
つまり、
成果を意識してWebを設計できる人材の需要は、今も伸び続けている
というのが実態です。
Webデザイナーの需要が減っていると言われることがありますが、
実際の求人動向を見ると、その印象とは異なる結果が見えてきます。
WebサイトやLP、EC、採用ページなど、
あらゆるビジネスの入口が「Web前提」
になったことで、
Webを通じて成果を出すための人材ニーズは、むしろ高まり続けています。
以下は、Web・UI/UX関連職種を対象にした求人件数の推移です。
グラフを見ると分かる通り、
Web・UI/UX関連の求人件数は、2023年から2025年にかけて増加傾向
にあります。
一時的な景気変動はあるものの、
- Web集客
- オンラインサービス
- 採用・ブランディング
といった分野での需要は継続しており、
「Webデザイナーそのものが不要になっている」状況ではありません。
2. 飽和しているのは「作業者」であって「デザイナー」ではない
「飽和している」と言われる理由は、
“作れるだけの人”が増えたことにあります。
例えば、こんな人材です。
- テンプレートやノーコードで見た目を整えられる
- AIや既存素材でそれっぽいデザインが作れる
- ツール操作はできるが、設計意図を説明できない
一方、企業が不足を感じているのは、次のような人材です。
- 目的やKPIから逆算して情報設計ができる
- 「なぜこのデザインか」を言語化できる
- UX/UIの視点で体験全体を考えられる
市場全体の需要は伸びている一方で、
不足しているのは「考えられるWebデザイナー」
という構造になっています。
3. 未経験採用は「消えた」のではなく、基準が変わった
「未経験はもう無理」という声もありますが、
実際には未経験・ポテンシャル層を検討している企業は、今も一定数存在します。
ただし、以前と大きく違うのは基準です。
- 作れるだけ
- 指示待ち
- 理由を説明できない
こうした状態では、評価されにくくなりました。
逆に言えば、
考え方・学習姿勢・設計視点を持った未経験者
は、むしろ歓迎されるケースも増えています。
4. AIで仕事がなくなる? 実際は「役割」が変わった
AIによって、制作のスピードは大きく上がりました。
画像生成やレイアウト案など、「手を動かす作業」は自動化が進んでいます。
その一方で、現場からよく聞くのはこんな声です。
「AIで作れる人は増えたが、判断できる人はまだ少ない」
今の制作フローは、
- AIが案を出す
- 人が選び、判断し、設計する
という形にシフトしています。
判断・設計・意図の言語化ができる人ほど、価値が高まる時代になっています 。
5. 2026年に“選ばれるWebデザイナー”の条件
これから求められるのは、
制作スキルに加えて「+α」の視点を持つWebデザイナー
です。
重要なのは、
スキルを増やすことそのものではなく、
デザインを軸に他領域をどう組み合わせ、成果まで設計できるかという点です。
「+α」にあたる代表的な領域(例)
■ AI
デザイン案や構成案を出す
作業を効率化する
■マーケティング
ターゲットを理解する
導線や成果を意識する
■UI思考(UI/UX)
次の行動が自然につながるか
見た目ではなく「使われ方」から逆算する視点
評価されるのは、
- AIが使える人
- マーケティングが分かる人
ではありません。
今、求められているのは、
-
デザインを軸に、
これらの要素をどう使い分け、
どう成果につなげるかを考えられる人
です。
つまり、
デザイン × 思考 × 周辺スキル
この掛け算ができるかどうかが、2026年以降の分かれ道になります。
6. だからこそ、学び方が重要になる
UX/UIや情報設計、マーケティング思考は、
独学だけでは身につきにくい領域です。
- 学ぶ順番が分からない
- 実務レベルのフィードバックがない
こうした壁にぶつかる人は少なくありません。
必要なのは、
実務から逆算された学びの順番と、フィードバックを受けられる環境
です。
7. 「作れる人」から「選ばれる人」へ
Webデザイナーは、今からでも十分に目指せるキャリアです。
ただし、
■ツールの使い方だけで終わるか
■考え方まで含めてアップデートするか
その選択で、数年後の立ち位置は大きく変わります。
「作れる人」から、「選ばれる人」へ。
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