未経験から1年間の学習で第1志望の大手ゲーム会社に内定。
CGとの出会いは大学2年生。
大学で専攻していたグラフィックデザインの講義でCADを学び、造形の世界の虜に。
1年後、Wスクールでデジタルハリウッドの門を叩いた貴島さん。
「小さいころから人前に立つことが好きな性格で、
将来は表舞台に立つことで生きていきたいなと感じていました。
ずっと宝塚のオーディションに挑戦し続けていたのですが、うまくいかず
高校3年生になった時には、大学生になることを決めキャリアをシフトしました。」
「大学2年生の時にCGという世界を知り、『これなら私が表現したかった世界を私自身で作れる!!』と、
今までの経験を全部武器として落とし込めるこの世界のすばらしさを感じました。」
入学を決めた時は、
「就職活動開始まで1年と少しというときでした。同世代には専門学校や大学ですでに私よりも遠くのステージにいる人もいました。」
「しかし何か自分にとって大きな結果を残せる自信があったんですよね。その自信は間違っていなかったです。」
その成功の秘訣を紐解いていきましょう。
バレエの経験をCGに取り込みCG制作への活用
ーーーまずは貴島さんがCGの世界を選んだルーツを教えてください
私、もともとは表に立つことを目指していた10代でした。
宝塚をずっと受け続けていたのですが、思うように結果が出ませんでした。そのまま大学を選ぶタイミングで興味のあったデザインを学ぼうと思い入学して、巡り巡ってCGにたどり着きました。
私にとってCGの世界は、今までの培って来たものを制限なく表現できる世界です。
幼少期から演劇や踊り、ゲームが好きで、それを制限なく表現できることがCGの一番の面白さだと感じています。
私の場合はバレエの経験がCG制作に役立っています。
振付も担当させてもらっていたので、構成や、音に気持ちよく合わせることなど
表現の魅せ方を小さいころから経験できていたのだと思います。それが作品の製作工程のベースになっている気がします。
学校を使い倒す意識が1年後の姿に大きく関係する
ーーー受講期間の過ごし方について教えてください。
週に2回は校舎に自習しにいくと決めていましたね。
家だと集中できないというシンプルな回答しか思いつきませんが…(笑)
でも、校舎に行けば誰かしら同期が必ずいるので、同じ目標を持つ仲間と同じ空間で 勉強できる時間は貴重でしたね。webや動画のコースの方も学びに来ているので、 いつか一緒にお仕事する関係になるかもしれないと思い、人脈を作るという目的でも使えるところが魅力でした。
「今話しかけて大丈夫そうだな〜」の時に勇気を出して話しかけてみたりすると、みなさん会話してくれるのが嬉しかったです。ここに通っている方の数だけストーリーがあって、それが作品へのヒントになったり、社会人の方がほとんどの環境なのでお仕事のことや人生のことなど、とても勉強になりました。学生のうちにこの環境に飛び込んで本当によかったです。
恩師・松尾先生との出会い
ーーー貴島さんはたくさん先生に相談に行っている印象があります。
クラスの担任である松尾先生にはいくら感謝しても、足りないくらいお世話になりました。
入学前に「とことん質問と相談をしよう」と決めていました。 私は未経験かつ就活もあったので1年間のうちの1日も無駄にはできなかったんです。
まずは、自分のなりたい姿を言ってみるところから始めました。
先生に教えてもらったアドバイスは全て実践して来ました。
質問のために閉館15分前に駆け込んだりもしていました。
大学とアルバイトを両立していたのでかなり充実した1年間でした! 実は1日を全力で取り組む姿勢は就活が終わった今でも続いていて、ゴールがない創作の世界だからこそ、まずは20代全力で駆け抜けます。
確実に同期の中で私が一番うるさい(質問ばかりする)人でしたが、毎回真剣に対応してくださり、ここまで育ててくれました。松尾先生がいなかったら確実に今の私は無いです。 「何でも感じたことを言ってみる」は受講する人への私の一番のアドバイスですね。 例えばyoutubeでかっこいいMVを見つけたので報告してみるなどです。
そこからどういったテクニックが使われているかを質問すればまた一つ自分の知識が増えます。
何がかっこいいと思うのか、なぜそう感じるのかは一番自分らしさが映る内在的な衝動だと感じています。それを逐一プロの先生に報告することで、制作や創作、キャリアのヒントに繋がると私は信じて、しつこいくらいに聞いていました。
とにかく「聞いた」、就職活動
ーーー第1志望の大手ゲーム会社に内定を決められていましたが、就職活動を振り返ってみていかがでしたか。
新卒採用ということもあり、質問される内容はこれまでのエピソードであったりが多く、ありのままの自分を伝えていました。
作品はどういう思いで作ったのかをしっかりと言語化する練習さえすれば、あとは企業さんの判断次第だと思います。
それでも松尾先生に何回も練習に付き合ってもらいましたが、まさか面接の練習まで付き合ってくれるとは思いませんでした。
クリエイティブな方って自分の世界を邪魔されたくなかったり、自分の内側のものを忠実に表現することに価値を感じるがあまり、他人に頼れなかったり、意見を聞くことを避けてしまう人もいると思います。何が正解かはわかりませんが、私はまず聞きます。
聞くことは誰だってできるので、その後、アドバイスを持ち帰るかどうかは本人が決めればいいと思いますね。
失敗は「強み」に変えられる
ーーーここまで読んでいただいた方へメッセージをお願いします。
私はたまたま就活がハッピーエンドに終わりましたが、大事なのはこれからだ、とネガティブな心持ちも大事だと思っています。
また、私とCGとの出会いは宝塚に落ち続けたことがルーツです。 最後の挑戦と決めた高校3年生の時の試験に落ちたときは人生のどん底で、そこから別のやりたいことなんて考えることもできなかったです。
そこからしばらくしてCGというものを知った時、「これなら私が舞台上で表現したかったものを作り出せる」といままでの悔しい経験も表現の糧として形が変わりました。
そこに元々好きだったホラーゲームの世界観や、劇団でお芝居や脚本に触れてきていた経験・ダンスの演出や表現方法など、何でも取り入れられるのがCGの良さです。
いま、何かに挑戦したのに結果が報われなくても、「あの時失敗してよかったな」と思える日を迎えるためには、創造することをやめない事です。
もし「私には何もない」と自分を見失っている人がいるなら、創作物のネタづくりから始めてみるのがいいと思います。気になる場所や映画など、1ミリでも面白そうと思ったらフットワークを軽くしてみて自分の衝動を最優先してみると「その人らしい創作物」が見えてくると思います。
つまり
生きることを楽しんでください!
ということです
\貴島さんが選んだCG/VFX専攻専攻/
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