【イベントレポート】＼動画を仕事にする未経験からの就転職を叶えよう／戦略勝ちポートフォリオセミナー前編｜STUDIO新宿

＼動画を仕事にする未経験からの就転職を叶えよう／
戦略勝ちポートフォリオセミナー前編

みなさんこんにちは！デジタルハリウッドSTUDIO新宿の古山です。

今回は、8月に開催された「動画を仕事にする　未経験からの就転職を叶えよう　戦略勝ちポートフォリオセミナー」のイベントレポート前編をお届けします。今後も盛り上がりが予測される動画業界の実態や、求められるスキルセット、就転職をするためのハウツーをお伝えしています。前編後編に分かれておりますのでゆっくりお楽しみください！

【目次】

1. 登壇者のご紹介

2. 動画業界の動向について

3. おさえておくべきスキルセット

4. 業界のキャリアプラン

1｜登壇者のご紹介

中村優翼 (ナカムラユウスケ)

株式会社ILC 取締役兼ゼネラルプロデューサー

愛知県出身。上京して映像エディターからキャリアスタートをし、TVやCM、Webなど多岐にわたる映像制作を経験。オウンドメディア各社で映像制作チームの立ち上げや技術指導を行い、現在は会社経営や様々な企業のYouTubeCHのプロデュースなどに従事。

・女性向け動画メディア、料理動画メディアにて、
　クリエイター統括・映像品質指導、事業マネジメント

・様々なタレントや企業のYouTube CHのプロデュース・制作

・世界最大手IT企業や行政機関などのPR・VP制作

・ PrやAeのスキルアップセミナー開催や動画専門校での講師業

2｜動画業界の動向について

動画が身近になった！仕事が増えた！

2015年くらいからのスマホの普及と映像機器やITの技術革新(カメラ、Wi-Fi、5Gなど)により、 SNS、YouTube、TicTok、VOD(NetflixやHuluなど)が広まりましたね。

さらに、新型コロナウィルス感染拡大による「巣ごもり」で、在宅での余暇の過ごし方の変化もあり、社会全体で一気に動画が身近になっている影響から、動画の仕事が増えています。

量の時代→Qの時代へ突入

2015～2021年は「量の時代」。動画が身近になり、社会全体が新しいものを求めるのに合わせて量産されるようになりました。 TIKTOKなどは １週間程度でどんどん流行が変わるため “コンテンツの消費化”が起こり、動画コンテンツの寿命は短くなります。 時代の流れの速さに企業が乗っていくために 、2021年ごろから方針転換をしていくことになり、「Qの時代」に突入しました。

「Qの時代」とは？

…Qは「Quality（クオリティ）」の頭文字。

動画が身近になり数は増えましたが、Netflixなど有料のコンテンツは「やっぱりいいな」、「おしゃれだな」、「映画みたいだな」、など価値を再認識するようになり、高いクオリティの動画を見ていることが、その人自身の個性のようになっていくのではと思います。

そして、メディアの知見を持ったTVはその環境・経験・実績・資本などを活かしネット動画に参入しています。

3｜押さえておくべきスキルセット

実務スキルとビジネススキルを身につけよ

「Qの時代」へ向かっている今、企業が求める人材像ももちろん変わっていきます。量の時代(2015〜2021)では経験がなくても大量採用していました。なぜなら「とにかく量を作りたい！数で一番になりたい！」から。たとえば、料理動画メディアなどは、レシピ数NO.1になることで、代理店から広告を頼んでもらえるという繋がりができたりするのです。

しかし、「Qの時代」では、勝ち残った企業＝圧倒的なクオリティが欲しいので即戦力を求めています。今まで制作会社やフリーランスに頼んでいたものを、企業内の部署で作っていきたい、クオリティの高いものを低コストで作りたい、という「内製化傾向」も変化のひとつです。中途採用の場合、実務スキルとビジネススキルは、必要な要素としてもともと言われてきましたが、「Qの時代」はこれがもっと顕著になってくるでしょう。