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【CHAIN OSAKA 参加レポート vol.2】AI時代に「あなた」という価値を育てる

2026-08-22

【CHAIN OSAKA 参加レポート vol.2】AI時代に「あなた」という価値を育てる

2026年8月22日、大阪・TOMORROWGATE株式会社を会場に開催された「CHAIN OSAKA」参加レポート第2弾です。今回は、SNS総フォロワー約10万人を持つデザイナー・YUCOさんによるセッション「AI時代に『あなた』という価値を育てる」の様子をお届けします。

CHAIN OSAKAは、クリエイター向けイベントで「Creators gather at the Hub, take Action, spark Innovation, and expand their Network.」をコンセプトに掲げ、東京・静岡・群馬に続く形で今回大阪で開催されました。会場は2Fステージと3Fステージの2会場に分かれ、朝の受付開始から夕方の閉会式まで、デザイン・映像・ブランディングなど多彩なセッションが途切れることなく行われていました。

YUCOさんは大阪生まれのデザイナー。デザイン会社での実務経験を経てフリーランスとして独立し、現在は株式会社レフロマを設立。グラフィックデザインからWebデザイン、ブランディングまで幅広く手がけつつ、SNSでの発信を通じてデザインの考え方を言語化する活動でも知られています。2026年にはAdobe Community Evangelistにも認定され、クリエイター向けコミュニティの運営も行うなど、精力的に活動されています。

「AIが作る80点」への鋭い問いかけ

セッションの中心となったのは、AIが誰でも一定水準のクリエイティブを一瞬で生み出せるようになった今、人間のデザイナーにしか出せない価値とは何かという問いです。AIが生成するアウトプットと、人間が思考を重ねて生み出すアウトプットの違いについて、YUCOさんならではの視点で切り込む場面が印象的でした。専門用語を並べるのではなく、参加者がわかりやすいよう噛み砕きながら進んでいくYUCOさんらしいセッションでした。

「AIで生成したデザインは、一見完成しているように見えるからこそ危うい」という指摘に対して、参加者は強く頷き、自分自身の制作プロセスを振り返りながら聞いているような雰囲気でした。

実務での使い分けが伝わる事例紹介

セッションでは、AIが生成したデザイン案と、実際にYUCOさんが手がけた最終的なデザインとを見比べる場面もあり、会場はその比較を興味津々に聴講していました。パッケージデザインや広告ビジュアルなど、業種の異なる複数の実例を通じて、「なぜその表現を選んだのか」という判断の背景が語られていました。

特に印象的だったのは、単に見た目の完成度を比較するのではなく、「その商品を使う人の気持ち」を起点にデザインを見直すという視点でした。撮影現場のディレクションに関するエピソードも紹介され、デザインが完成する前の準備段階の重要性についても触れられていました。

※スライドには実際の制作物が複数枚映し出され、参加者の多くがスマートフォンで熱心にメモを取っていました。

これからのクリエイターに必要な視点

セッションの後半では、AI時代において磨いておくべき力についても言及されました。単なる技術力だけでなく、課題や文脈をどう捉えるかという視点が今後ますます重要になるという話は、デザイナーに限らず様々な職種の参加者にとって刺さる内容だったのではないでしょうか。日々の業務の中でどうすればその力を鍛えられるのか、という具体的な習慣についても軽く触れられており、実践につなげやすい内容だったのも印象的です。

セッションの結びでは、AIを敵視するのではなく、思考の深さや表現の解像度を高めてくれるパートナーとして捉える姿勢が語られ、会場全体が温かい拍手に包まれてセッションは終了しました。

AIをどう使うかよりも、AIと何が違うのかを問い直す時間になったセッションでした。

本記事は、2026年8月22日開催「CHAIN OSAKA」内セッション「AI時代に『あなた』という価値を育てる」(登壇:YUCO氏)への参加レポートです。

CHAIN OSAKA 参加レポート 第3弾

一見いい感じ!でも「惜しい」デザイン(登壇:すぴかあやか氏)

イラストを取り入れたデザインを得意とするデザイナー・すぴかあやかさんが、「一見良さそうに見えるのに、実はもったいないデザイン」を数々の実例とともに解説したセッションのレポートです。

第3弾のレポートを読む →

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