本科UI/UXD専攻 特別授業レポート
こんにちは!
本科UI/UXD専攻のティーチングアシスタントの「たなか」です。先日行われた特別授業のレポートをお伝えします。
セミナー概要
今回の特別授業は、UIUX9月生のグラフィック担当の細川先生プレゼンツ!
関西デザイン業界の第一線で活躍しているグラフィックデザイナー、アートディレクターの方々をお呼びして、これまで担当されてきたお仕事の内容やデザイナーのリアルに迫る4時間のトークイベント。
登壇者様のご紹介
登壇者様は、輝かしい経歴をお持ちの全5名でした。登壇の順番にお話の様子も添えてご紹介します!
登壇者1: 青木あきこ 氏
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所属:Aa-TYPE™
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肩書:アートディレクター/デザイナー
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http://aa-type.com/
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https://www.instagram.com/aatype/
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広告代理店、WEB制作会社を経て独立。ロゴなどグラフィックからWEBまで企業ブランディングを中心に幅広く手がける。ビジネススクールでWEBデザイン講師を担当。
キャリアのスタートは、異業種の販売員の青木さん。 アイボリーのワンピースで可愛らしい雰囲気の青木さんは、とても優しい話し方が印象的で、担当されたデザインも女性らしいものが多くありました。 カフェやレストランなどのロゴ作成やWEB作成、催事ブースのプロデュースなど幅広く活動されています。 建築が趣味!とおっしゃる青木さんが自主作成したポスターは、販売したイベントで用意した100枚が完売した程、人気だったそうです。 最近は、焼き菓子のネット販売の活動を主催して行っており、青木さんが作成したおしゃれなパッケージに入った、サクサクとした食感の美味しいクッキーを学生たちにも振舞ってくださいました。
登壇者2: 植松 達馬 氏
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所属:ADESTY INC.
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肩書:グラフィックデザイナー
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https://www.adesty.com
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https://www.instagram.com/aatype/
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兵庫県出身。芦屋芸術情報専門学校、京都造形芸術大学卒業。看板制作会社、広告代理店制作部などを経て、ADESTY INC.設立。グラフィックデザインをベースに、ロゴ、VI、パッケージ、WEBなどを手がける。主な受賞歴、日本パッケージデザイン大賞金賞、カンヌライオンズ銀賞、ロンドン国際広告賞銅賞、アジアデザイン賞銅賞など。
もともとは看板屋さんに就職して、こんな看板を作ったんだよね!と、気さくに話し出した方は、多くのデザイン賞を獲得されている植松さん。
専門学校を卒業して、色々な会社で経験を積んだ後に、独立。独立してから何年も経ってから、会社を経営していることは伏せて大学へ編入したんだよね。「デザインがわからない時期があった。辛かったな。」と、ご自身の経歴についてお話しされていました。
「僕の仕事のパターンはきっかけになるものから、新しい提案を加えて広げていく感じ、一つのクライアントと長くお仕事をしていきたい」とお話しされていたのが印象的でした。
手がけるデザインやアートディレクションからは、植松さんの優しさのや人の想いの伝わってくるものが多くとても素敵でした。
登壇者3 : 外賀 寛子 氏
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所属:SINWA GRAPHIC
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肩書:アートディレクター/グラフィックデザイナー
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https://sinwagraphic.com/
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https://www.instagram.com/aatype/
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同志社大学中途退学(国文学専攻)京都精華大学ビジュアルコミュニケーションデザイン卒業(ミシガン大学交換留学中、写真、リトグラフ専攻)美術部、書道部、花道部。東京のプロダクション、京都のメーカー、大阪の広告制作プロダクションMAQを経て、2016年山の日独立。
学生時代からデザインや芸術に迷わず取り組んできた自信と力強さを感じる外賀さん。輝かしい経歴の数々の作品の裏側を惜しみなく、とても楽しそうにお話をしてくださいました。
有名プロダクションを退職後、独立。大手企業のパッケージデザインから、アーティストのCDジャケットのアートディレクションなど、幅広いジャンルのお仕事をされていて、よく笑う明るい人柄に周りの人を巻き込むパワーがありました。
そのほかの登壇者の方にも気さくに話しかける様子が、とても印象的で、この場を一緒に楽しんでくださっているのが伝わりました。
登壇者4 : 鈴木 信輔 氏
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所属:bold(ボールド)
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肩書:グラフィックデザイナー
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http://bold-d.jp/
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https://www.instagram.com/aatype/
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グラフィックデザインの技術を鍛え、経験し、身につけた自分の視点。それは思いもよらなかった場所に連れて行ってくれるし、思いもよらなかった自分になれる。だからグラフィックデザインを大切にしています。
「僕は人とのつながりを大切にして、お仕事をしています。」そんな言葉で、スタートしたのは鈴木さん。
プロフィール写真からも”おもしろい方に違いない!?”と、気になっていた参加者も多くいたと思います。
お仕事の依頼が来たらまず現場に足を運ぶ。デザインの種は現場にあって、それを見逃さないようによく観察することがデザイナーとして大切なこと。
自分のやってみたい!と思うことをあの手この手で実現できるようにクライアントへ提案するのも、それが現実になるのもとっても楽しい仕事だよ!
口で喋ることもデザイン!とおっしゃる鈴木さんのトークに引き込まれた参加者が多くいたのではないでしょうか。
登壇者5 : 福森 正紀 氏
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所属:Three&Co
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肩書:代表/アートディレクター/グラフィックデザイナー
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https://www.three-co.jp/
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https://www.instagram.com/aatype/
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グラフィックデザインの視点を軸に、マスコミ広告、ブランディング、CI、VI、パッケージ等のアートディレクションなどを手がける。主な受賞歴に、カンヌライオン・D&AD・One show・NY ADCなど国内外多数。
最後の登壇者は、主にマスコミ系の仕事をすることが多いです。と、一見強面の(小声w)福森さんが話し出してくださいました。
僕はデザインのエリートじゃないんだよと言いながら、福森さんのお仕事事例を拝見して、”なんてすごい人が来てくれたんだ!”と思ったのは、私だけじゃないはずです。
日本に住んでいれば誰もが知っているような商品や会社、芸能人の方々との華やかな作品は、グラフィックデザイナーを目指す人の憧れや夢が詰まったものでした。
仕事に対する厳しさを見せる一方で、学生からの質問へ真摯に、熱心に答えてくださる姿も印象的でした。
ファシリテーター : 細川 誠明 氏
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所属:(株)A.D.GRAPHICA
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肩書:代表取締役/アートディレクター/グラフィックデザイナー
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https://ad-graphica.com
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広告代理店の制作局を経て、2008年に(株)A.D.GRAPHICAを設立。デジタルハリウッド大阪校 本科UI/UXD専攻の講師でもある。現在は「よく働き、よく遊ぶ」をモットーにしつつ、「遊び > 仕事」で生きていける術を鋭意模索中
ちなみに、今回のイベントを企画しファシリテーターを勤めてくださったのは我らがUI/UXD専攻9月生、グラッフィックパート担当の細川先生でした。
事前アンケートの質問コーナー
活躍されている5名の登壇者の方へ、事前に集めたアンケートについて、これから就職活動をされるみんなが気になる事を聞いてみました。
Q: 採用するなら、どんな人?
・
丁寧なポートフォリオ
・
人柄
・
フットワークの軽さ
・
やる気がある
・
熱心に通い、少しずつアプローチができる
・
好きなことがたくさんある
Q: 「今」やったほうがいいことって?
・
有名なデザイナーについて勉強する・作品集を買う
・
ブレーンなどの広告雑誌をチェック
・
自分がかっこいいと思っているDMやビジュアルを集める
・
かっこいいと思うデザインの完コピ
・
リデザイン集を作る(70点をいっぱい作る)
デザイナーとして、自分をよく見せるブランディングをすることはとても大切です。
細かなところまでこだわりを持ったポートフォリオや履歴書を用意して、
なりたい自分に近づける場所を見つける行動力がこれからの就職活動の鍵になりそうです。
授業終了後の様子
「めっちゃ楽しかったです!」「もっと話聞きたかったです!」と、参加者の学生さんが目をキラキラさせながら感想を伝えてくれました。
イベント終了後も、”もっとお話を聞きたい”と登壇者の方のところへたくさんの学生が足を運び、メモを取り、1時間以上もたくさん生徒からの質問に答え、アドバイスをくださった登壇者の方々、お忙しい中、足を運んでくださり楽しいお話を、本当にありがとうございました。
多方面でご活躍される方々のお話は、私にとっても大変刺激的で、今日からの生活や仕事に活かしていきたい視点をたくさん吸収することができました。
いつか一緒にお仕事ができる日が来たらいいな。と、学生さんたちもきっと夢が膨らんだ素敵な特別授業でした。
本科UIUXD専攻 TA(ティーチングアシスタント)
たなかゆい
通常授業を受ける中、今回のような特別授業は
迷ったとき、悩んだときの解決策・ヒントになる機会ですね。
グラフィックからWebまで幅広く学びたい…
「これがあればいいな」を形にしたい…
デザイン/Web業界へ転職したい…
とにかくスキルアップしたい…
興味やはきっかけ人それぞれです。
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