
電機メーカーでの商品企画職からフリーランスを経て、デジハリでWebデザインのスキルを身につけ企業での新たなキャリアを築いた主婦ママE.Yさん。キャリアチェンジを考えている方、子育てと仕事の両立に悩んでいる方、フリーランスに挑戦したものの別の働き方を模索している方――そんな方にぜひ読んでいただきたいインタビューです。学習の過程や仕事選びのポイント、スクールで得たものなど、リアルな声を知りたい方はぜひご覧ください。
プロフィール
プロフィールをお聞かせください。
- お名前:
- E.Y さん
- 年代:
- 30代
- 受講コース:
- Webデザイナー専攻
- お住まい:
- 京都市
- その他:
- 3人家族(ご主人とお子様一人)
- 子どもが生まれたことをきっかけに、働き方を見直し、以前から住んでみたいと思っていた京都へ家族で移住しました。趣味の写真はSNSでも発信しています。好きにつぶやいたりしているうちに、いつの間にかフォロワーさんもいっぱい増えちゃったっていう感じですが、今のところインフルエンサーのような活動は考えてないです。
デジハリ入学前は何をされていましたか?
電気機器メーカーで商品企画や採算性の検証などを担当していました。結婚してから単身赴任で上海へ行き、現地の法人営業と企画をしていました。単身赴任は2〜3年の短いスパンだったのですが、その頃の経験が今でも生きている感じですね。結構楽しかったです!その後フリーランスで輸出物販ビジネスをしていましたが、全てを一人で抱える大変さを実感し、組織に所属する道を選びました。現在は在宅でWebディレクターとして働きながら、家族との時間を大切にし、京都での暮らしを楽しんでいます。
どうしてWebデザインの学習をしようと思ったのですか?
会社勤めをしていたときに出産して、産後はすぐに復帰したんですけど、子育てしながらフルタイムで働くっていうのが自分にはちょっとしんどいというか…子どもとの時間を犠牲にして仕事ばっかりになっちゃうのはちょっと違うのかな、って思い始めたんです。それで退職して、フリーランスでどこでも仕事ができるように環境を整え、前から住んでみたかった京都へ家族で移住してきました。
でも実際フリーランスをやってみたら、私には結構負担が大きくて。なにか問題が起きても全部自分ひとりで解決なくちゃならないから、続けていくのは難しいと思いました。一番大きなきっかけとなったのは、息子が1歳半で入院したときです。私は付き添い入院をしながら、夜暗闇の病室でもPCを開いて仕事をしていて…そのとき「自分は何してるんだろう」って思ったんです。全部自分ひとりで責任を持って仕事をするっていうのは、私には結構しんどいなって気が付きました。
別のスキルを身に着けて、フリーランスではなくどこか組織に所属しつつ在宅でもできる仕事をやる、という選択肢もあるんじゃないかって思いはじめて。そんなとき当時フォローしていたインスタグラマーの方がたまたま「Webサイト制作しました!」ってストーリーでアップされているのを見て「そういえばWebって小学生の時にも遊びでやってみたことあるな、私にもできるかも」って思ったんです。
デジハリを選んだ理由は?
先ほどお話ししたインスタグラマーの方にどうやってスキルを身に着けたのか、思い切って聞いてみたんですよ。メッセージのやり取りの中で「私は行ってないけどでデジタルハリウッドというところがあって、そこの卒業生の方のコーディングはすごく綺麗だから自分がいまから一から学ぶならそこに行きたいです」みたいな話をされてて。調べてみたら意外と近くにデジハリがあったので電話してみました。デジタルハリウッド大学があるっていうのは聞いてたんですけど、クリエイティブスキルを教えてくれる学校だったっていうのは全然知らなくって。有名なところなのでちゃんとしたスクールなんだろうなっていう印象はありました。

卒業制作はどんな作品を作りましたか?
友人の仕事のサイトを作りました。唐紙職人をしている女の子がいて、彼女のポートフォリオの代わりになるようなサイトを作りました。作品もその人自身もとても魅力的な方なのですが、ネットでの発信活動を全くしてない子で、以前からずっと「Webサイトとか作ればいいのにな」って思ってたので「卒業制作でWebサイト作らせてもらえない?」みたいな感じで話をして。企画自体はすごく早く決まりました。もう昔からの友達で、好きなテイストとかもすごい似ていて、なんとなく阿吽の呼吸で…2時間ぐらいの打ち合わせで全部内容を決めました。企画とワイヤーフレームまでは結構早く作ったんですけど、WordPress化にすごい時間がかかってしまいました。私は卒制の締め切りまでにWordPress化を完成させようと思ってたので…。デジハリの課題の中で一番苦戦しましたね。2ヶ月くらいかかったんじゃないかな。
お仕事について
就職活動やお仕事について教えてください。
最初はWebに詳しいコーダーさんの業務委託、みたいな形で入ったんです。やっぱりフリーランスで大変だった思い出があるので、本当は正社員になりたかったんですけど…やっぱり最初は自分の仕事を認めてもらわなくちゃいけないな、いきなりは難しいだろうな、と思って。
仕事をしていく中で、だんだんWebに関する質問とか、これちょっとできる?みたいな感じでコーディング以外の仕事を頼まれるようになったんです。会社の大事なお客さんの情報とかも渡されるようになって。それで、思い切って私から言ってみたんですよ。ちょっと当初の仕事の業務範囲を超えていますし、もっと仕事に対して責任を持って取り組みたいから、正規で雇ってもらった方が会社にとってもいいんじゃないかなと思い話をしたら、すぐに「実は(社員に)なってほしいと思ってた」と言ってもらえたんです。時短勤務の希望に関しても、今まで社内にそういう制度がなく、やった人がいないから、そもそも規定がないみたいな感じだったのを「じゃあ作ります」みたいな感じで言ってくれて。やっぱりそういうのって何でも言ってみたほうがいいな、って感じました。日本人てあんまり言わないじゃないですか。交渉苦手というか。でも自分がちゃんと仕事で成果を出していて、会社でなくてはならない人になっていたら、会社も応えてくれると思うんです。
デジタルハリウッドに通ってみてどうでしたか?
カリキュラムの中にアウトプットのための課題もあって、こなしているうちに気づいたらちゃんとした知識が身についてる!っていう感じなので、そこが独学の人とは全く違う点というか。課題を言われた通りにやってれば、綺麗にコーディングができるようになるっていうのは、入ってみて後から納得したところはありますね。講師の方も毎日違っていて、グラフィックやWebなどそれぞれ得意分野に違いがあるので、困ったときにいろいろな分野で頼れる方がたくさんいたのが良かったです。学習以外の雑談も毎回楽しかったです。いまディレクション業務をしているんですが、デジハリで企画から制作まで一通りの学習をやっているので、時間配分だったり指示出しだったりもスムーズですし、ちょっとした修正は自分でやれちゃうので、ここでの経験がとても役に立っています。細かい実務を知っているディレクターは強いと思うので、ここで学習してよかったと思います!。
思い出に残っていることなどはありますか?
主婦ママクラスの交流会に参加して、そこで仲良くなった方とママ友になって、ランチをしたり子どもを交えて遊んだりしています。実は来週もランチの約束しています(笑)京都に引っ越してきて浅いので、幼稚園の話とか、美味しいお店とか情報交換できるのが凄く良かったですね。色々なことを相談できる相手は少しでも多いほうがいいっていうか。 通う前はデジハリで生徒さん同士で交流するっていうイメージはあんまり持ってなかったんですけど、やっぱり交流会とかで顔を合わせた方と、STUDIOで再会して、あ、あの時の!みたいな感じで自然と話すようになりました。みんなで誘い合って水曜日に集合して。ここに来ればみんないるし。
ちょっとした悩み相談をし合ったりとか、お昼ごはんをみんなで一緒に食べたりとか、なんだか学生時代に戻ったみたいで楽しかったですね!スタッフさんとも距離が近くて。デジハリスタッフの方も日頃からすごく気にかけてくださって学習以外のことも色々話せるし、卒業してからもめっちゃお世話になってます!
今後の目標と現在の取り組みについてお聞かせください。
いまWebマーケティングに取り組んでいます。もともと会社自体は輸出とか輸入をやってる会社なんですけど、その商品を扱っているお客さんとかからホームページを作りたいという話があって。その中で「Web広告出したいんだけど、どういうふうにやったらいいかわからない」という相談を受けて対応しています。今後それがビジネスになるんじゃないかっていうことで、色々と考えています。あと中国語ができるので、ビジネスに活かせたらいいなと思っています。

検討者へのアドバイス
今から受講を検討されている方へのアドバイスをお願いします。
なんでもそうですけど、やってみようかな、どうしよう?と迷ったときはやってみるといいと思います!結局それが目標に近づく何かにつながったりするので。家の外出て誰かに会うと、いろんな情報が入ってくるし、迷ってやらないよりは、もうとりあえずやってみる!っていうのがいいのかなって思います。 私も1年前の日記を読み返してみたら「Web関係の仕事で正社員で働けたらいいな」って書いてあったんですよ。で、今そうなってる。それは、デジハリに入って学習したり、色んな人と知り合って、積み重ねで出来たことなので。やってみれば大なり小なり、プラスのことは起きると思うので。とりあえず家を出てSTUDIOに行ってみる!電話をしてみる!っていう行動が大事なんじゃないかな、って思います。
最後に
「迷ったらやってみる!」という言葉が印象的な今回のインタビューでした。環境を変え、学び、挑戦することで新たなキャリアを切り開いた卒業生のストーリーが、皆さんの一歩を後押しするきっかけになれば嬉しいです。 E.Yさんが受講された”Webデザイナー専攻コース” は未経験の方でもWeb制作をはじめられるコースです。彼女のように、自分らしいキャリアを築くための新しい一歩を踏み出みませんか。デジハリなら、学びながら自分のライフスタイルに合わせた働き方が実現できます。カリキュラムやコース内容について、詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせください。