こんにちは。デジタルハリウッドSTAFFの松本です。
RPGを始め、大学在学中に出会った音楽ゲームをきっかけにゲーム業界を目指そうと決意したカクさん。
大学卒業後に再進学をし、インターンシップを経て新卒内定に繋げるまでのストーリーをお伺いしました。
エフェクトに興味がある、ゲーム業界を目指す学生の皆さん、ご一読ください!
プロフィール
カク ソウ さん
芸術系大学 → ゲーム開発会社 エフェクトデザイナー
大学ではアニメーションを専攻。
大学卒業後、ゲーム業界を目指しCGGYM ゲームエフェクトパックを受講。
インターンシップへの参加を経て、ゲーム開発会社に内定!
1.ゲームエフェクトに出会うまで
ーーーカクさんが日本に留学したきっかけを教えてください
小さい頃から日本の作品に触れ、スタジオジブリのアニメーション作品が大好きで、日本への留学を決めました。
最新作の「君たちはどう生きるか」も見ましたが、自分の生き方を考えることが大事だと改めて感じています。
大学では3DCGなど立体表現に興味を持ち、コマ撮りアニメーションを学びました。
ゲームに興味を持ったのは、好きな友人の影響もありましたね。
ポケモン、メメントモリなどのRPGを始め、ゲームはアニメや映画のように見るだけでなく、自分が世界に入れるのが魅力だと思います。
ーーーゲームエフェクトに出会ったきっかけは?
実は、卒業の前後はどんな仕事をしたいのか就職したいのか迷っていたんです。
卒業制作を優先していたこともありますが、就職先を探すのが難しかったのもあります。
そんな中、PS5で音楽ゲームを遊ぶ内にゲームの世界に憧れ、ゲーム業界を目指す決心に繋がりました。
とは言え、アニメとは全くジャンルが違うので、スキルを身に付けるため、
デジタルハリウッドSTUDIOのゲームエフェクトパックを受講しました。
ーーーエフェクトデザイナーという職種は知っていましたか?
ゲーム業界を目指そうと思ったとき、エフェクトに一番興味はありましたが、
どんな仕事か、どんなスキルが必要か全く分かりませんでした。
調べ始めた当初は、キャラクターデザインが近道と思っていましたが、
説明会でエフェクトの仕事があることを知って安心したのを覚えています。
入学したら同じ志を持つクラスメイトもいて、授業外で就職先などの情報交換もしていました。
ーーーデジタルハリウッドの事を話した時、ご両親の反応はいかがでしたか?
最初は、アニメを勉強したのに?という反応でした。
でも、大学にエフェクトの授業があったわけでもなく、目指す業界が違うことを理解して、背中を押してくれました!
2.サポートを使いこなしてスキル習得!
ーーー在学中はどのように学んでいましたか?
入学当初は朝から晩まで、まずは映像教材を進めていました。
1カ月経った頃から作品制作を始め、3~5時間に落ち着いてきました。
大学では3dsMaxを使っていましたが、Unityも慣れるまで少し時間がかかりました。
慣れてくると抵抗感がなくなったので、ソフトは繰り返し触っていくことが大事だと実感しています。
また、映像教材が分かりやすかったので、基本的な学習はスムーズに進められました。
ーーーつまづいた時はどうされていましたか?
週1回の個別トレーニングの時間やSlackを活用し、先生にたくさん質問をしました。
特に個別トレーニングでは、最初は初歩的な質問からしていましたが、優しく丁寧に教えていただきましたし、
作品のフィードバックをたくさんしていただきました。
Slackで質問した時も先生の返信が早く、テンポ良くスキルアップに繋げられます。
それぞれの先生のスキルが高いので、アドバイスもたくさんいただき、印象的なものばかりでした。
特にインターネットで調べても出てこない機能などもたくさん紹介してもらい、初めてスキルアップできている感じがありました。
今でも制作するときは、過去に頂いたアドバイスを思い出して、クオリティを上げる意識をしています。
ーーーその他、参考にされたものを教えてください!
エフェクトは作り方を調べようと思っても、情報が少なかったり、YouTubeでも海外の方がUPしていることが多かったです。
書籍も読んでいましたが、映像教材が一番の教科書でした。
もし、独学で今のスキルレベルを目指そうとすると、1年~2年はかかっていたと思います。
ーーーエフェクトを作るときに心掛けていることはありますか?
学ぶ段階で、心掛けることがどんどん変化していましたね。
最初は好きなものをエフェクトに入れたい思いがありましたが、今では、
「どうしてそのエフェクトを作るのか」
「どうしてその表現をするのか?」
と、論理的に意味を考えるようになりました。
表現できる幅も広がってきたので、属性別のエフェクト制作にも挑戦しています。
中間課題では「色のバランスが良い」と評価いただいたことが印象に
3.仕事人としての意識を始めたインターンシップ
ーーーゲームの一プレイヤーから、作り手側へ。見る目は変わりましたか?
変わりました!
コンシューマー、スマートフォンでも違うと思いますが、学習後にFF16をプレイしたらエフェクトのクオリティの凄さが分かるようになったり、ゲームのUIも見るようになりましたね。
ーーーインターンシップではどのような事をされていますか?
今参加しているインターンシップは、ゲームエフェクトパックと同じように課題が出て、フィードバックがされるスタイルです。
学校では改善方法のアドバイスももらえますが、インターンシップでは大体の方向性のフィードバックから、次はどう工夫するのか?を考えるのが大変ですが、楽しいです!
ーーー就職活動は、どのように進められましたか?
先生が色々な会社を紹介してくださるので、そこから調べて応募をしました。
情報収集の際は、どういうスキルが必要か、どういうソフトを使っているか、など調べながら準備を進めました。
作品があれば応募できる会社もありますが、エフェクト制作の工程やデッサン作品を纏めたポートフォリオも用意しています。
ーーー会社はいくつ、応募されましたか?
全部で4つ応募し、どの会社も書類選考を通過しました!
ーーー面接ではどのようなことを聞かれましたか?
一般的な質問として志望理由から、将来のビジョン、他者とのコミュニケーションについて聞かれました。
そのほか、エフェクト制作の流れや今までの作品の改善点なども聞かれましたね。
ーーー入社を決めた理由を教えてください!
これから入社をする会社はエフェクト制作とゲーム開発の業務の両方に携わっていて、誰でも提案できる環境を整えています。
将来はゲーム全般に触れながらゲーム開発に参加したいので、 現在の会社に入社することを決めました!
4.新しいものに恐れずにやりたいことをやってみよう!
ーーーこれから、どんなデザイナーになりたいですか?
ゲームの特性に合わせたエフェクトを制作できるデザイナーを目指して、日々勉強していきます!
ーーーこれから学習を考えている方への応援メッセージをお願いします。
まずは自分、そして学校を信じて頑張ってください!
私もデジタルハリウッドに入る前は、ゼロから4か月で就職できる、とは思っていませんでした。
今から見ると、5カ月で就職できるレベルになれたことはすごいことです。
4か月でスキルが身につくか考えると恐れ、迷い、焦りなど悪い気持ちがたくさん出てきますが、ソフトをたくさん触ることで落ち着き、自信に繋がります。
そして、自分から先生に働きかけて、分からないところも残さないようにしてください。
1つのスキルを集中して勉強するなら、プロの指導を受けることが一番の近道だと思います!
<カクさんが受講したコースはこちら>
▶▷ゲーム業界で活躍するエフェクトデザイナーとしてのスキルを極め、一点突破でゲーム業界での活躍を目指します。
<ゲームエフェクトの良さって?>
ゲームエフェクトパックの担当講師である、邑上先生にゲームエフェクトの世界をまるっと教えていただきました!
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