デジタルハリウッドSTUDIO吉祥寺 ブログ

「自分らしく働く」って何だろう。
私たちがデジタルハリウッドSTUDIOで見つけたこと

2020-02-26

「ずっと、親の敷いたレールを歩いていました」


そう話すのは、銀行員を経てフリーランスのWebデザイナーとして幅広く活躍されている、卒業生の泰道友梨香さん。そんな彼女に、「わかります、私もです」と返すのが宝塚歌劇団を退団し、現在デジタルハリウッドでWebデザイナーコースを受講されている青木遥香さんだ。


ノートパソコンを広げながら、楽しそうにWebデザインについて話す彼女たちの姿は、キラキラと輝いていてとても眩しく見える。


「自分らしく働く」。


そんなことを言われても、と思わず尻込みしてしまうような言葉を、そのまま体現しているような彼女たちは、どのようにして自分たちの進む道を切り拓いてきたのか。


働き方に葛藤を抱えていたことや、実際にデジタルハリウッドSTUDIOで学んでいたこと、手を動かしながら見えてきた「自分らしく働く」ことについて、赤裸々に語ってもらいました。

「環境にとらわれない働き方」をさがして

ー泰道さんは銀行員からフリーランスのWebデザイナーに転向されたとのことですが、きっかけは何だったんですか?


泰道さん:

私は新卒で銀行に入り、窓口を担当していたのですが、2年目に営業に移ってから体調を崩してしまって。3ヶ月間休職をしても治らず、泣く泣く辞めることになりました。安定志向だったので、社会に取り残された感覚がして絶望しましたね。


そこから、「環境にとらわれない働き方をしたい」と考え始めるようになり、ネイルスクールに通ったり、簿記の資格を取ったり、いろいろと模索をしました。でも、学んだものをどう活かしたらいいのかわからなくて。


そんなとき、「女性 転職 在宅」と調べていたら、偶然Webデザイナーという仕事にたどり着いたんです。


泰道さん:

思い返してみると、私は昔から絵を描くのが好きだったり、ホームページが流行っていた中高生のときに、自発的にHTMLやCSSに触れたりしていたんですよね。


それで、純粋に「やってみたいな」と思いました。忘れかけていた「好きなこと」をもう一度見つけたんです。

「やらざるを得ない状況」を作り続けて成長へ繋げた

ーまさに、運命の出会いだったんですね…!デジタルハリウッドSTUDIOに入学してからはどうでしたか?


泰道さん:

好きなことだったので、楽しみながらカリキュラムに取り組んでいました。未経験ではありましたが、当時は失うものは何もなかったので(笑)。「何とかなる!」と思ってやっていました。


ただ、デジタルハリウッドでは基本的に動画で学んでいくので、とにかく「やらざるを得ない状況を自分で作り続ける」ことを意識していましたね。


家では絶対にできないと思い、アルバイト後に必ず教室に行くようにしていました。スケジュール通りにやらないと落第してしまうし、きちんと管理されている環境というのは大事だと思います。


「追い詰められる」のが一番自分を成長させてくれるんですよ!

ーストイック…! 他に個人でやっていた練習などはありますか?


泰道さん:

実は、カリキュラム以外に特別な練習はあまりしていないんです。というのも、ひたすら案件を受けるのが一番の練習だと思っていて。


だから、卒業制作も、架空のサイトを制作するのではなく、実際に自分で営業をかけました。SNSで企業家の方を探し、メッセージを送ったんです。「無償でサイト制作をさせてください。もしご満足いただけたのなら、ぜひ他の方に紹介していただければ幸いです」と。


卒業制作ならわからないところを先生に聞きながら、学びながら進めることができるし、実績も作れると考えたんです。

結果的にすごく喜んでもらえて、これをきっかけに新しい仕事につながりました。実際に私が営業をしたのは、この1回だけなんですよ。なので、在学中は無償でも良いので実績をつくり、仕事に繋げていくやり方はとてもオススメです!

「働き方」を変えたら「生き方」が変わった

ー実際にWebデザイナーになってからは、ライフスタイルに変化はありましたか?


泰道さん:

そもそもの「生き方」が変わりましたね。銀行員のころまでは、親が敷いたレールに乗って、ただ言われることだけをこなして、何も考えずに生きてきたんです。


それに、当時は全然仕事ができなくて泣いてばかりいたんですよ。無心で働いて、早く帰って、土日のために生きるような生活でした。女子会と旅行だけを楽しみにしているような。


普通に「寿退社」を考えていました。

ー何だか意外です…!


今では仕事が好きすぎて、「趣味は仕事!」と言い切れるくらい。自分で考えて、やったら確実に成果に繋がる、ってすごく楽しいんだということに気付きました。「働き方」について悩んだり、模索して良かったな、と思います。

それに、友達付き合いも変わりました。クライアントと密にコミュニケーションを取るお仕事なので、仲良くなることが多く、仕事が好きな友達が増えましたし、デジタルハリウッド時代に繋がった仲間に仕事をお願いすることもあります。


技術面以外でも、デジタルハリウッド で培ったものは大きいですね。

宝塚を退団。はじめて見つけた働き方のロールモデル

ー一方で、2019年の10月からデジタルハリウッドに入学したという青木さんは、それまでは芸能系のお仕事をされていたそうですが…?


青木さん:

私は17歳のときに宝塚に入りました。元々歌や踊り、宝塚の華やかな世界が好きだったので劇団で過ごした日々はかけがえなく夢のようでした。しかし同時に、厳しい環境に身を置く中でどんどん自信がなくなっていった部分もあり、「もう十分やりきったかな」と思うようになってしまったんです。今思えば根性がなかったんだと思います(笑)。


ずっと「家族の期待に応えたい」という思いをどこかに感じながら過ごしていた私にとって、「退団」というのは、初めて自分のためにとった「選択」でした。


その後は、派遣で秘書や事務として2年間働き、昨年「結婚」という転機が訪れたときに、改めて今後ライフスタイルが変化していくなかで、今の仕事では対応できないんじゃないか、と考え始めました。


そこで、出会ったのが泰道さんのインタビュー記事だったんです。

ーここでも運命の出会いが…!


青木さん:

泰道さんも私と同じようにきっちりとしたルートで生きてきて、でもデジタルハリウッドSTUDIOで学んだことで今のライフスタイルを実現された。その姿がとても眩しく見えて。


おこがましいですが、「私のロールモデルを見つけた!」と思ったんです。


そこからすぐにデジタルハリウッドSTUDIOへの入学を決めて、『わたしらしい働き方を叶える方法』という泰道さんのトークイベントにも参加しました。


デジタルハリウッドSTUDIOでの過ごし方や働き方を具体的にイメージすることができて、より入学が楽しみになったのを覚えています。

「まわりから学び取れる」環境があった

ー実際にデジタルハリウッドに入学されてからはどうですか?


青木さん:

デザインはとても好きで、時間を忘れて楽しんでいますが、やはりコーディングが思った以上に難しいですね。でも、コーディングを学ぶことで、コーディングをすることを前提としたデザインができると思っているので、頑張って取り組んでいます。


IllustratorやPhotoshopに触るのははじめてですが、動画だといつでも見返すことができるので繰り返し観るようにしています。


ーたしかに、何度でも見返せるのは動画ならではですよね。他に、青木さんならではの活用法などはありますか?


青木さん:

私も泰道さんと同じように、なるべく教室に来て、先生に何でも聞くようにしています。1日最低でも2〜3時間は触るようにしていますね。みんなで「もくもく会」を開いて一緒に作業をすることもあります。 


あとは、私が参加している「超実践型 就職・転職プラン」では2週間に一度授業があるので、「まわりの子に置いていかれないようにしないと!」という気持ちが動くような環境を先に作れたのは良かったです。

泰道さん:

えー! それ、私のときにはなかったクラスです…! いいなぁ!


青木さん:

動画では、色の使い方やフォントなど、技術面のことを学べるのですが、教室ではまわりの受講生から学びとることができるんです。


超実践型就職・転職プラン」では、2ヶ月に一度、企業から実際の案件が来て、それぞれ企画書から提案するコンペがあるのですが、そのときにまわりの受講生がクライアントに質問していることを聞いて、「こういうことを聞けばいいんだな!」と学べますし、同じテーマでもそれぞれ違った成果物が見られるのですごく勉強になります。

△「超実践型 就職・転職プラン」で青木さんが実際に作成したポスター

ー実際の案件、ということは在学中に実績を作ることができるんですね。


青木さん:

そうなんです。一番最初の案件が展示場で使うポスターだったんですが、実績にできたのはうれしかったです。横のつながりもできますし、「超実践型 就職・転職プラン」、オススメです!

あとは、活用法とは少し違うのですが、まわりに「Webデザインについて学んでいるんだ」と言っておくと、「これできる?」と仕事を頼まれたりするので、宣言することは大事ですね。


今、私は卒業制作で義姉さんがやっている犬のお洋服ブランドのサイトを作っていのですが、これも宣言したことでいただけたお仕事なんです。私も泰道さんと同じく、やるしかない状況を作りました(笑)。

特別な人じゃなくても「自分らしく」働ける

ー最後に、キャリアに迷いながらも一歩踏み出したい方はたくさんいると思います。どのように勇気を出せば良いと思いますか?


青木さん:

私なんて未経験どころか、宝塚にいたので芸事以外に新しく何かを学ぶことも本当に久しぶりでした。だから、迷っているくらいなら早く始めたほうが良いと思います。


学校に通う感覚が新鮮で、本当に楽しいですよ。中高生の頃に戻ったような気持ちで学べます!


泰道さん:

「好きなことを仕事にする」「自分らしく働く」ってゆるふわっとしたイメージを持たれがちですし、「特別な人じゃないとできない」と思われがちだけど、ちゃんと筋道を立てて正しい努力をすれば誰でもできることなんです。


「今」から、働き方はいくらでも変えていけます。


10〜20年後のことなんて考えてみてもわからないじゃないですか。今の時代、働き方も多様化しているし、いろんな情報を集めることができる。そのなかで、自分の理想のライフスタイルは何なのかを探り、必要なことを学んで、自分なりの答えを見つけて突き進んでいってほしいなと思います。


取材・⽂・写真/いしかわゆき

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