6/7（土）【地域に貢献するWebデザイナーを育てる「地域のみらい講座」第2期】
最終講評会レポート

6/7（土）地域に貢献するWebデザイナーを育てる「地域のみらい講座」第2期｜最終講評会レポート

2025年6月7日（土）、全6回にわたって開催された「地域のみらい講座」第2期が、ついに最終回を迎えました。
本講座は、実在する地域のクライアントをパートナーに迎え、約2ヶ月間でWebサイトを制作する実践型プログラムです。

第2期のテーマは、東京都の離島・新島で塩づくりを行う、斉木佑介さんが手がける「しおさいの塩」の紹介サイト制作でした。

最終回となる今回は、受講生たちが約2ヶ月かけて仕上げたWebサイトを発表する講評会が行われ、講師陣とクライアントからのフィードバックと、実際に採用される優秀作品の発表が行われました。

■クライアントの期待を超えた、渾身のプレゼンテーション

成果発表会では、個人・ペア・チームで参加した6組の受講生が、それぞれ制作したWebサイトを3分間でプレゼンしました。
プレゼン後には、クライアントである斉木佑介さんと、斉木さんと一緒に「合同会社るとり」を運営している奥田剛さんから講評が行われました。

評価の視点は、「プレゼン（伝達・言語化力）」「要件定義の汲み取り力」「提案力」「情報整理力（UI UX含む）」「デザイン力」「コーディング力」「スケジュール管理力」など多岐にわたり、受講生同士で相互評価も行い、客観的な視点を学びました。

制作されたサイトは、

など、さまざまな視点から丁寧に作られており、地域や斉木さんの想いを大切にする姿勢が随所に表れていました。

■クライアントと講師陣から贈られた2つの賞

受講生の提案を受けたクライアントの斉木さんからは、
「想像の何十倍も素晴らしかった」
「デザインの力で伝わり方がここまで変わることに、正直びっくりした。どれも甲乙つけがたかった」
と、コメントが寄せられました。

そして、発表の最後にはクライアントと講師によって「合同会社るとり賞」と「最優秀賞」が発表されました。

「合同会社るとり賞」は……Yoshimiさんの作品！

工房見学を軸に制作されたサイトは、今後の展開にも通じる提案力と、ユーザー配慮に満ちた構成力が高く評価されました。

そして、「最優秀賞」に輝いたのは……STUDIO広島＆STUDIO福島の合同チームでした！

最優秀賞は、しおさいの塩のサイトに加え、斉木さんが新島で営む居酒屋「サンシャイン」の2サイトを制作して提案したSTUDIO広島とSTUDIO福島合同チームが受賞しました。
斉木さんは「自分の仕事が全てつながっていることを実感できるとても嬉しい提案でした」と大変喜ばれていました。

今回の受賞作品は今後公開され、最優秀賞者は、合同会社るとりの実案件を受注予定です。受講生にとって実務につながる第一歩とも言える経験になりました。

■受講生たちの心に残る「2ヶ月」の学びと挑戦

最後には、受講生一人ひとりがこの2か月間を振り返り、自分の言葉で学んだことや感じたことを語りました。

それぞれのコメントに、制作を通じて得た達成感と学び、そして仲間への感謝がにじみ出ていました。

悩み、迷い、相談し、仲間と支え合いながら創り上げた今回のWebサイト。
それは「クライアントに喜んで欲しい」という想いが、形になった証でもあります。

「地域のみらい講座」第2期を終えて

これにて、「地域のみらい講座」第2期、全6回の講座が終了しました。

2ヶ月間、受講生たちを見守ってきた講師・久保田涼子先生からは、最後にこんな言葉が贈られました。

地域の魅力にふれ、クライアントの想いに寄り添い、仲間とともに走り切った2ヶ月間。
受講生一人ひとりが確かな手応えと、次なる一歩を手にした時間だったのではないでしょうか。

改めて、参加してくださった受講生の皆さま、関係者のみなさまへ、心から感謝申し上げます。ありがとうございました！