デジタルハリウッドSTUDIO福岡 ネット動画クリエイター専攻
2022年6月生/ 加藤 瀬里菜さん 20代
大学時代に独学でグラフィックデザインの勉強をはじめ、デジタルハリウッドSTUDIO福岡校では、動画制作スキルを身につけるため入学。
自分の好きなことで仕事ができるクリエイターを目指し、今は東京の映像制作会社から卒業制作作品を評価され動画編集者として採用されました。
現在はリモートワークで、関わりたかったYouTubeのお仕事をとても楽しくされています。
Q.入学前の経験は?
初めてAdobeを触ったのは以前通っていた短大のメディア学科での授業でした。そこでIllustratorやPremiere Proの授業があり、ソフトに触れましたが基本操作を学んだだけでした。その後、編入で鹿児島大学の工学部に所属したとき、メディア運営をする学生団体に入り、独学でグラフィックデザインを勉強しました。
Illustratorを用いてフリーペーパーや雑誌連載コーナーデザイン、Web用のバナー制作、ブログのアイキャッチなどを作っていました。ただ、動画編集で用いるPremiere ProやAfter Effectsは1、2回くらいしか触ったことがなくて、Premiere Proでカット編集をした程度で簡単な動画を作ったぐらいでした。
Q.当校へ入学したきっかけは?
デジハリには父の紹介で入学しました。入学する数ヶ月前まで大学院で情報学を学んでいましたが、自分のやりたいこととのずれを少しずつ感じていました。さらにコロナ禍で研究が上手くいかず、大学院を退学して自分のやりたいことを改めて考え直したいという思いが強くなり思い切って、大学院を離れました。
以前からクリエイターに憧れがあり、動画制作やデザインなどを仕事にしたいと思っていましたが、何から始めればいいかわからないと思っていたところ、同じくデジタルハリウッドSTUDIO福岡へ通ったことのある父に勧められ入学を決めました。
父はWebデザイナー専攻の受講でしたが、動画コースもあることを知り、カリキュラムには動画編集だけでなく、Illustratorを学ぶ内容もあるということで独学で学んできたIllustratorを改めて学び、動画制作についても学ぶ第一歩となると思いました。
Q.受講期間中の学習スタイルを教えてください
●受講中の学習スタイルは?
動画編集が充分にできるスペックのPCを持っていなかったこともあり、基本的には週3~4回は通学して一日中学習していました。 当時はアルバイトをしていたので日中が厳しい日は自宅で座学内容の授業をメインに。また、早期申込で早めに自宅で授業動画が見れたので、入学前は自宅で座学授業を見て、入学してからは基本的には通学で実習するのが私のスタイルでした。
●学習の習慣はどうやって身に付きましたか?
家でやるよりも教室になるべく通うことを意識して学習習慣をつけていました。教室に行けば家のように気が散るものがないので集中でき、周りにも頑張っている受講生がいたのも刺激になり、私も頑張ろうという気持ちになっていました。
Q.受講して、どのような成長を感じましたか?
STUDIO福岡では実際の作業画面を見ながら操作することができるのでとてもわかりやすく、ソフトの使い方もスムーズに習得することができました。卒業制作はロゴやアニメーション、実写映像など様々な要素を詰め込んだ動画を作りたいと思っており作れるか不安でしたが、それぞれのキャプチャーで課題をこなし少しずつ習得したことで、卒業制作にとりかかる頃にはこのキャプチャーで学んだこれを使えばいいんだなとわかるようになりました。
動画制作全体についてもほとんどやったことがなかったので、どういう風に作っていたのかわからなかった動画制作の構造がわかり、今までやっていたIllustratorでのグラフィックデザインが動画にも活かせる部分もあると知ることができました。
動画の作り方を知ることによって世の中に流れている動画も、素材を用意して、この動きをつけて、編集したら作れるんだろうなというのがなんとなくわかるようになりました。それがわかると卒業しても一人で動画を作ることができるようになるので大きな成長だったと思います。
Q.トレーナー指導はどうでしたか?
入学前は独学で制作物を作っていたことはありましたが、誰かにフィードバックをいただく機会がほとんどなかったので、課題をトレーナーさんに見ていただけることがとても嬉しかったです。
自分では気づかなかった細かい制作テクニックを聞くことができたり、ちょっと制作ソフトの使い方につまづいたりしたときもすぐに聞くことができるのは大きかったです。また、長い時間同じ制作物に関わっていると自分では視聴者として見た時の印象がどんどんわからなくなってしまうこともありますが、作品を見た時の感想を聞くことができたり、年代や性別によって作品のとらえ方が違ったりもするので自分にはなかった視点での意見を聞けたりしました。
どのトレーナーの方も優しく、こうするといいよとご指摘いただき、作品のクオリティが上がったと思います。また、実際にスタジオで受けた授業の先生方は動画クリエイター・映像クリエイターとして働いている方々でしたので、クリエイターの働き方などリアルな部分も聞けました。
そしてスタッフの方も、私の好きなことで、将来やりたいことが出来るのが一番いいよね!など雑談もしてくれたりと、いろいろとお話してくださり嬉しかったですし、スタジオに通学するのが楽しかったです。
Q.卒業制作はどんな作品を制作しましたか? 実践してみた、所感を教えてください。
【海の中道 / マリンワールド】西鉄バス1日乗車券で回る!博多湾ぐるっと観光旅【前編】卒業制作はバラエティ番組風のYouTube動画を制作しました。以前からアイドルや芸人などのタレントさんがYouTubeであげている公式番組や編集のこった大型企画動画が好きで、私も作ってみたいと思っていたので挑戦しました。
私の作りたい動画のかたちに近いことと、ネット動画クリエイター専攻で学んだことをフルに活かすことができると考えたことが決めた理由です。
実際にロゴ制作、ロゴアニメーション、モーショングラフィック、3Dモーション、YouTube動画編集などそれぞれ別々のチャプターの授業で学んだことが卒業制作一つの動画のなかにすべて必要だったので、4か月を総復習できました。
ただやはり今まで課題で作っていたものに比べて制作規模が大きく、作りたい動画の分数も長くなってしまって、編集に時間がかかったりと制作スケジュールの見通しが甘く、思った以上に大変だったな・・と勉強になりいい経験になりました。
Q.卒業後、就転職活動はどうやって進めましたか。どのような進路になりましたか?
卒業直後に動画制作会社へアルバイトとして応募し、1ヶ月後には正社員として雇ってくださいました。面談で卒業制作の動画を見せて好印象を持っていただきました。そこでは、医療系の映像制作が多く、学会会場にて映像オペレーターとしてスイッチャーを用いて会場スクリーンや配信に映す映像を切り替えたり、その学会で発表する手術映像の撮影・編集をする仕事をしていました。
医療という今まで触れてこなかった業界に携わり、分からないことも多かったですがデジハリでの経験も活きてよい経験になりました。
いまは次のステップで、東京の映像制作会社へ転職しました。私はVTuberが好きでよく見るのですが、Vtuberの動画制作をしている制作会社が求人を出しているのをX(旧Twitter)で見つけて応募しました。
オンライン面談でしたが、こちらも卒業制作の動画を見ていただき、今すぐにでも編集を頼めそう!とお褒めいただきました。現在はリモートワークでゲーム実況やショートアニメなどのYouTube動画を編集していますが、のちに上京して企画や撮影にも今後携わる予定です。
普段から見ていたVTuberやゲーム配信者など、関わりたかったジャンルの動画制作に関わることができ、とても楽しく仕事をしています!将来はタレントさんの公式番組に企画から携われるような、編集もできるディレクターになれるよう現在頑張っています。
Q.これから入学を検討している方へメッセージ
動画制作をしてみたいが何からしたらいいかわからない方、少し自分でも勉強してみたがちゃんと学びたかったりトレーナーさんのアドバイスがほしいという方は受講を検討してもよいと思います。 同じく動画コースを受けている受講生やWebコースを受けている受講生もSTUDIOでは同じように授業を受けていたり課題に向き合っていたりするのでその中で学習するのも私はモチベーションがあがりました。
新しいことに挑戦するのは勇気がいるかもしれませんが、同時にワクワクすることだとも思います。応援しています。
\コースの内容、受講料など気になるポイントは、パンフレットでじっくり確認!/
\スタッフによるコース紹介や相談、スクール内見学もOK!/