
みなさん、こんにちは!
デジタルハリウッドSTUDIO千葉(以下、デジチバ)の卒業生のシマです!
前回、香取市の発酵文化魅力発信プロジェクトのブログ(前編)を執筆させていただきました。ブログを読んでクライアントワークの面白さが伝わっているとうれしいです^^
前編は▶︎こちら
それでは後編もお楽しみくださいね!
「第14回 全国発酵食品サミットinかとり」 に連動した、香取市の発酵関連企業の魅力発信」
〜ここまでのおさらい〜
今回のクライアントワークは、香取市が開催する「第14回 全国発酵食品サミット inかとり」 に連動した香取市の発酵関連企業の魅力発信というものでして、2024/10/26~27に開催される「第14回 全国発酵食品サミット inかとり」というイベントを、香取市の広報誌に掲載するための取材がクライアントワークテーマになります。
*当日はワークショップや物産展、マルシェなど、お買い物も楽しめる2日間です。
▼今回のヒアリング会&取材スケジュールはこちら!
① 6月16日 香取市役所にて発行文化を学んで魅力発信へ!ヒアリング会&現地ツアー
② 6月19日 取材・岩立本店さま、青柳食品さま
③ 6月20日 取材・芳源さま、馬場酒造さま、伊能忠次郎商店さま
④ 6月21日 取材・酢之宮醸造所さま
後編は ③④ の企業さまを取材した様子をご紹介していきます。
③<6月20日> 取材・芳源(よしもと)マッシュルームさま

この日は8時30分に市役所に集合。前日のメンバーとディレクションサポートの方、スタッフさんが参加していました。ちなみに皆さん知っていましたか? 香取市はマッシュルーム生産量日本一なんです!そして、とっても良いお出汁がとれるんですよ^^
日本人とマッシュルーム

始まりは50~60年前。魚をさばきに行っている女工(祖母)の旦那衆が稲刈りした藁を発酵させて、コメの裏作として秋~冬に栽培していたそうです。銚子の缶詰会社から利根川の南北に普及していき、1974・1975年がピークとなりました。最初はアメリカへの輸出向けに生産され、1970年の大阪万博から日本人もマッシュルームを食べるようになったそうです。その当時は「西洋まつたけ」と呼ばれていました。
見学会の様子

見学会では発酵の興味はもとより、出汁のうま味についての質問もされていました。マッシュルームはうまみ成分(グアニル酸)も多く含まれており、万能調味料として和洋中どの料理とも相性が良いとのこと。
帰ってから、マッシュルームを薄くスライスしてお味噌汁を作ってみました。こんなにいい出汁が出るなんて知らなかった~!
こちらはカメラ目線でポーズしてくれる、香取市役所のとてもユーモアなお2人。
「日常のすべてのことを面白くするのもつまらなくするのも自分次第なんだろうな~」なんて、盛り上げてくれている二人を見て真面目に哲学。
③<6月20日>取材・馬場酒造さま

お次は馬場酒造さんへ。 見学しながらのインタビューになりました。酒蔵を見学するのは初めての体験だったので、いい学びとなりました。

一年分のお酒をまとめて作るので、それなりに毎回プレッシャーはあるそうです。近年の気候変動もあって、調整がむずかしくなっているそうですが、そこは今までの経験値でカバーできているとお話していました。
お酒は米を、みりんはもち米を削ります。その削ったものは米粉やだんご粉となります。そして、絞った粕を使って焼酎を作っているそうです。
経験値。今自分の課題がこれです。同じような仕事ばかりでは成長しない。でも、未知の仕事はリスクがありますが、恐れていては前に進めないですよね。
こちらのみりんも飲めるそうなので、さっそく購入してコーヒーに少し入れたりして砂糖の代わりとして使って
みています。やさしい甘さなのでクセになっています^^
ランチタイムで~す♪
今日は台湾料理屋へ♪ 私とSさんはレバニラ定食 !(^^)! 一緒に同行している市役所の方たちともスタジオの皆さんとも打ち解けてきて、ランチも楽しいひとときです。定食の写真撮り忘れたので、レバニラを想像してみてください。その2倍ぐらいの量のレバニラです。これは眠くなってしまいそう。そんな満腹感でしたよ~!
③<6月20日 取材・伊能忠次郎商店さま>

初日に散策した町屋館にある伊能忠次郎商店さま。こちらは前編のブログにもある、循環型社会のモデルとなっている企業です。どんな取り組みをしているのか、インタビューが楽しみです!
始まりは、大学のゼミの取り組みからでした。講師(代表)が香取出身ということから、「生まれ育った香取に活気を取り戻そう」と、農業を切り口に経営学を実践する会社として、2018年に学生たちと共に伊能忠次郎商店を設立したそうです。(店舗は2022年から)
当初は地元の野菜や果物を都内で販売する活動が始まりで、そこから扱うべき高付加価値商品として行きついたのが、市内産のホップと生乳をそれぞれ原料とするビールとチーズでした。

写真中央が店長の小林さん。彼は生徒ではなく、ここを立ち上げる際にジョインしたそうで、それまで3年間やりたいことを探すために海外(カナダ、オーストラリア)で生活。そこでクラフトビールに出逢い、のめり込んでいったそうです。地元佐原でやってみたいと思い帰国してからまもなく代表との運命の出逢いがあったそうです。
「求めよさらば与えられん」これですね!「全て大変だけど、楽しいですよ」と話す小林さんの笑顔には勇気づけられました!
お客さんに喜んでもらえるビールとチーズ作り
職人として、「突き詰めれば突き詰めるほど、すごい領域にも行ける」しかし、すごい領域に行った先に消費者がついてきていなかったら...。という考えもあるので、ビールを作る工程から接客までをやっているので、市場とマッチした商品を作ることを心がけているそうです。この考えはWebでの制作物を作るうえでも大切な考えで、クライアントの意向と自分の意見の折り合いがつかないとき、どうまとめていくか?自分よがりでもよくないし、クライアントのいうままもよくないし、そんな時に説得できる理由が必要になります。そして、代表が経営学者ということもあり、作ったビールやチーズをどう売るか?までを皆で話し合って試行錯誤しているそうです。
「お客さんに喜んでもらえるビールとチーズ作り」この目的があってこそですが、試行錯誤を楽しむ仲間がいるって羨ましいですね。

今回、動画撮影を担当する卒業生のKさん。
デジハリではWebを学び、初日はジンバルの使い方に慣れない様子でしたがたくさん撮影していくなかで、使い方も撮影もスムーズに♪
④<6月21日>取材・酢之宮醸造所さま

取材も最終日となりました。あいにくの雨でしたが、最後の取材にふさわしい会となりました。 晴れていたらより最高のロケーションだったと思うので、またの機会に景色を見にリベンジしたいですね!
「食は身体を作る」「自然のもので身体は癒される」という考えのもとに、柿の持つ発酵力を時間をかけて見守って育てる。まるで子育てのような作り方の柿の酢の醸造所さまのインタビューは優しくて癒される不思議な時間でした。環境に関しても、他で作っていた時は半分失敗していたそうです。香取で作るようになってからは、ここの水と空気が気に入って全てうまくいくそうになったそうです。何か導かれていますよね...!

サラリーマンと専業主婦だったお二人がご主人の難病を機に食養を知り、ご自分の病が治ったことから、「自分の身体は食べたものからできている」ことを実感し、食の大切さを伝えたいという熱い「想い」を胸に活動を始めたそうです。Webの学びを始めると、1日中座りっぱなしなんてこともあります。時間がなくても、身体のためにもおいしいものを食べましょうね。

3日目のディレクションサポート担当のIさん。主婦ママクラスの受講生で、これからWebを学ぶにあたって、モチベーションあがりますよね~!黙々とメモしつつ、途中涙ぐみそうになるシーンもあったそうで、事前にサイトを閲覧していた時には感激の涙を流したそうです。「柿酢をもっと知ってほしいです」と最後に語っていました。この気持ちを持つことは制作するモチベーションになりますよね!
最後に「食を大事にすることは自分を大事にすることにつながっている。身体と心は繋がっている。身体も心も健康であれば、どんなことでもできます。」そんな言葉でまとめてくれました。
自分はどうなりたい?どうありたい?
今回のヒアリング会を振り返ってみて、皆さんそれぞれの自身のあり方がとても伝わってきて、素敵だなと思いました。これはスクールあるあるなのですが、動画教材を見て闇雲にアウトプットしても「そこに自分がどうしたいか?」 「何がしたいか?」がないと結局誰にも伝わらないものになってしまって、遠回りをしてしまうことがあります。それが今回のヒアリング会、取材を通して、自分の向かうべき道筋が見えてきた気がします。今後も、自分はどうありたい?どうなりたい?の答えにつながるワークを定期的に開催しているので、デジタルハリウッドSTUDIO千葉/松山にぜひ遊びに来てください!
おわりに
私は現在、洋服作家をしています。Webの学びも落ち着いてきて作家とWebのどちらもやっていこうと活動を始め、営業も兼ねて自分で作った服を着て出かけます。自分で着る服を作っていると伝えると、まず驚かれます。そして、たいがいの人は既製服に満足していないので、その満足していない部分を聞いていると、ある時「こんなの着たい!」と話してきます。そういう人の「こんなの着たい」はハードルが高くて、うまくいかない自分をイメージしてしまい尻込みしつつも、キラキラした目で参考写真を見せてくれた時に、つい引き受けたものの、うまくいかない。そんな落ち込んでいた時に目に留まったのが今回のクライアントワークでした。
取材に参加してデジハリの皆さんやクライアントさんと話をしたり、聞いたりしただけで失敗なんて誰にでもあることだし、恐れる必要もないなといつの間にか前向きな気持ちに切り替わっていました。洋服を作る工程も色々あるので、自分の得意じゃない部分にも気づけてよかったです。将来的には縫製の得意な誰かにお願いすればいいこと。
デジハリはスキルだけじゃなく、自分の得意にも気づける環境がありますよ。得意を伸ばして、夢中になれる自分になりましょう~^^最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事を書いてくれたライターをご紹介!

シマ
所属:STUDIO千葉
専攻:Webデザイナー専攻 主婦ママクラス / WordPress講座 / PHP講座 / Webディレクター講座
入学したきっかけ:
秋葉原にあったアパレル企業でパタンナーをしていたころ、近所にでにきたデジタルハリウッドの説明会に行き、杉山さんの説明を聞いて未来を創造してとてもわくわくしました。50歳になり、何か学びたいと思ったときにこれしかないと入学を決意しました。
今の自分:
学ぶを楽しむことと、自分を活かすことってなんだろ?と日々考えています。
仕事:
制作する際のヒアリングがクライアントの自己理解を深めるきっかけになっていて、完成するとすごく喜んでもらえます。それが私のモチベーションになっています。
夢:
物づくりが好きなので、作った作品を並べられる場所を作りたい!その作品を素敵に発信したい!
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