デジタルハリウッドSTUDIO青森 ブログ

家庭・仕事・勉強の三刀流! 製造業からグラフィックデザイナーへの道

2023-11-08


木工の製造業に従事しつつ、グラフィックデザイン講座を受講した髙橋流星さん。

奥様と三人のお子様と幸せな生活をする中で、勉強しつつ、お仕事もしつつ……。

デジハリ青森初のグラフィックデザイン講座受講生に、学習中のアレコレをインタビューしてみました!

グラフィック未経験でも、好きなことを仕事に―

 グラフィックデザインを学ぼうと思ったきっかけは?

 きっかけになったのは、テレビのCMですね。映像の中にでてきたロゴを見て、その時になんとなく「ああ、ロゴを作る仕事っていいなあ」と思いました。本当に始めのきっかけはそれですね。

 まあでも、そういう仕事に就けるとは全然思ってませんでした、全くの未経験ですし、当然美術に関わる学校にいたわけでもないですし。

 コロナが流行り出し、ちょうどフリーランスとか、在宅ワークとか、そんな言葉が聞こえだして、私も少し興味が湧きました。

 そこで、どんな仕事なら家でできるかを調べてみたら、グラフィックデザイナーという仕事を見つけたんですね。

 「これなら、ロゴを描くことを仕事にできるかも!?」と思い、どんな仕事なのか、どうすればなれるのかを調べ出しました。



  デジタルハリウッドを選んだ決め手とは?

なんといっても、「青森にある学校」っていうところですね。

オンラインのスクールもあることは知っていたんですが、やっぱり県外の人と繋がって勉強するよりは県内の方がいいと思いました。

また、デジハリ青森は実際にスタジオに足を運んで通うことができるので、青森で活躍なさっているデザイナーの人とも知り合える。それがとても魅力的でしたね。

初心者スタートから「いいものが作れた!」―

  授業で印象に残っていることはありますか?

 2ヶ月目の課題として制作した、ロゴですね。

 ロゴを作るのは好きでした。しかし、デザイン未経験者が一からロゴを作ることができるか。かなり不安でした。

 それでも何とか作りたいものを完成させることができて……その時、「自分でもできるんだな」と実感しましたね。今見ると、作品としてのレベルはアレですけど(笑)。

 それでも、受講していた当時は「いいものが作れた!」と、とてもうれしかったですね。。


 先生やクラスメイトについてお聞かせください

 トレーナーの方がほとんど専属で勉強を見てくれて、非常にありがたかったです。

 地元青森でデザイン業をしている方なので、受講中にデザイナーとしての実践的な話が聴けた。あと、デザイナーさんって堅苦しい人かなってイメージを持ってましたけど、とってもやさしい人でした(笑)。

今思うと、デジハリ青森に勉強しに来なかったら、そもそも自分はデザイナーという人たちに会えてなかったと思います。

同じ時期に受講したクラスメイトがいたのも大きかったですね。切磋琢磨しながらライバル意識、仲間意識を抱いて頑張れました、私の方から一方的にかもしれないですが(笑)。お互いの課題の成果を競い合う感じでできたし、優秀な人でした。それが自分のレベルアップにも繋がりましたね。


受講中からデザインの仕事にチャレンジ―

チラシリデザイン課題で髙橋さんが作成したもの

受講中に、トレーナーからお仕事を任されたと聞きましたが?

 はい、あの時はビックリしました。

 実際にトレーナーさんが請け負っている仕事の一部、チラシの修正やリデザインをやらせて頂きました。

 グラフィックデザイン講座受講中の3ヶ月目課題として、実際にチラシのリデザインがあったんですが、その経験も生かして取り組むことができました

 クライアントの要望がある仕事を始めて受けたので、実際にやってみて難しい部分もありましたが、とてもいい経験になりました。


現在の状況について教えてください

 受講当時は木工製品の製造業に従事していたんですが、今は退職しました。

 自宅で農業を営みつつ、グラフィックデザインの仕事を始めています。

 まだ副業程度ですが、まずはとにかく自分の作品を仕事の成果物として創作し、経験と実績を積んでいこうと思います。

 トレーナーからも「初めはまず実績作りだ!」と教えられましたし、少しずつでも進んでいきます。

家族の協力が一番―

 大変だったこと教えてください!

 ずばり、時間を作ることです!

 特に、最後に取り組んだ卒業制作の課題は、かなり時間がかかりました。

 仕事が終わった後、家で子どもたちが寝て、それから課題制作! という感じだったのですが……夜から始めて夜中までパソコンにかじりついてました(笑)。

 もちろん、デザインすること自体が楽しかったので、夜遅くなっても苦ではなかったです。

 妻はバリバリ育児をしてくれて……とても協力的でした、頭が上がりません(笑)。

 最後まで課題をこなせた一番の要因は、家族の協力があったからだと思っています。

 あとは、妻には私が作った課題を見てもらったりもしました。けっこう辛口評価(笑)をもらえて、非常に助かりましたね。「やってやるぞ!」という気持ちになりました(笑)。




 では逆に、楽しかったことは?

 デザインしてるときです。ほんとに(笑)。

 受講するまでは、デザインすることが好きだったのも知りませんでしたね。

 建築物のデザインについては前から興味があって、本とかも見てましたけど……ロゴやチラシのデザインとなると、全然ちがうんだなあと思いました。

 取り組んだ課題4つ、全部楽しかったです。

自分のデザインで、喜ぶ人がいる―

髙橋さんの卒業制作課題の作品。ロゴと広告案

 卒業制作の作品紹介をお願いします!

 友達が酪農を始めたのをヒントに、「酪農のコンサルタント企業があったら面白いかも?」と考え、架空の酪農コンサル企業のロゴと広告案を作りました。

 最初は「コップに描かれているような、牧場を連想させるようなロゴをつくる」程度で考えてましたが、トレーナーから「ブランディングから考えてやってみよう」と言われて、最初は「ブランディング……?」って状態でした。

 コンサル企業として酪農の価値をどのような方法で広めていくか、その方法としてロゴだったり、ロゴを使った広告案だったりをじっくり考えました。

 完成品を見た友人も、感心してくれました。

 自分がデザインしたものを褒めてくれる人がいることがうれしかったですね。

 スタジオにも掲示してもらって、喜ばしいやら恥ずかしいやらです(笑)。

 受講を検討されている方や後輩に一言どうぞ!

 青森県で「グラフィックデザインをやってみよう!」って思っている人にとっては、デジハリ青森は本当にいいチャンスをくれる場所です。

 独学でもある程度勉強はできるし、オンラインスクールも含めてたくさん学べる場所がありますが、デジハリ青森だからよかったことは、人脈が作れたことです。独学やオンラインだと人脈はうまく作れないと思います。

 受講中は、トレーナーの他にもデザイナーの方に会う機会がたくさんありました。そのつながりで、デザイナーさんたちの集会にも呼んでもらい、参加することもありました。

 これらのことは、デジハリに通ったおかげでできたことです。じゃないと、デザイナーさんと知り合うチャンスなんてありません。

 どうやって勉強しようかなと考えている人にとって、デジハリ青森を選ぶ大きな理由になると思います。

 私もまだまだ駆け出しですが、ぜひみなさんもいっしょにがんばりましょう!!



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