卒業生のプロフィール
PROFILE
宮原 由紀さん
Webデザイナー専攻 主婦・ママクラス卒業
(STUDIO渋谷)
- 入学前
- 新規事業開発、営業など
- 卒業後
- Siblings合同会社CEO、性教育サイト「命育®」代表
PORTFOLIO
性教育サイト「命育®」
著書『子どもと性の話、はじめませんか?―からだ・性・防犯・ネットリテラシーの伝え方』
(出版:CCCメディアハウス)
卒業生インタビュー
INTERVIEW
入学から現在まで
-
- 宮原さんご自身がこのコースで学ぶキッカケは何だったのでしょうか?
-
育休中にスキルを身につけたい
育休中に、生後1か月の息子と一緒に通えるWebデザインスクールを探していたんです。リクルートやAmazonで、営業、新規事業開発、PRなどをしていてメディアやインターネットには10年以上携わっていましたが、デザインの制作自体は未経験でした。実は以前にも別のスクールを受講したことがあるのですが、オンライン授業のみでサポートが少なく残念ながら何も身につきませんでした。多少費用はかかりますが、入学の決め手になったのは、わからないことがあればすぐトレーナーに聞けること、キッズスペースや主婦・ママクラスに同じ環境の仲間がいること。実際にクラスメイトは共に課題や卒業制作に取り組む戦友のような存在でした。(笑)
-
- 性教育サイト「命育」の活動のきっかけを教えてください。
-
子どもの性の悩みから、メディア制作の話に
子どもの年齢や性別が違うクラスメイトだけれど、皆がそれぞれに子どもの性の悩みや課題があり、その解決策がなく相談できる人がいませんでした。メンバーのひとりの伊賀さんが、元中学校の保健体育教師だったことがわかると、こぞって「話が聞きたい!」と反応があったんですね。ちょうど、皆でアウトプットができるメディアをつくりたいと話していたことと重なって、「信頼できる性教育のサイトを作ろう!」と始まりました。立ち上げ当時のメンバーは6名でしたが、その後デジタルハリウッド以外のメンバーも増え、現在は20名ほどが関わっています。約30名の医師専門家も監修チームとして協力していただいているんです。
-
- チームの業務や役割分担はどうなっているのでしょうか?
-
クリエイティブ担当とビジネス担当で構成
役割は主にデザイナー、イラストレーター、ライター、開発などのクリエイティブサイドと、広報、事業開発、アライアンスなどのビジネスサイドでの構成になっています。サイトのリニューアルや新機能をリリースする際には、企画・コンテンツ制作・デザイン・イラスト・ライティング・開発と、業務がかなり幅広いんです。オウンドメディアの運営に加え、主催イベント、園や学校への出張講演、企業との協働企画、書籍出版なども定期的に活動しているため、広報、事業開発、アライアンスといったビジネスサイドの業務も多いですね。現在、厚労省の性に関する調査研究事業にも関わっています。特徴としては、必要に応じて対面の打ち合わせをしていますが、コロナ前からほぼフルリモートなこと。パラレルワークのメンバーも多いので、柔軟性が高い働き方をしています。
-
- どうやって仕事を獲得されていったのですか?週平均の稼働時間も教えてください。
- 以前はチームでWebサイトの受託制作もしていたのですが、今は積極的に受託制作をせずオウンドメディア「命育」の運営に注力しています。オウンドメディアについての稼働日は、平日8時頃~18時頃までの稼働+夜に稼働する必要があるときですね。受託制作については、オウンドメディア業務の合間を縫って実施しています。積極的な営業はしていないので、知り合いからの紹介がほとんどです。
-
- 命育チームやオウンドメディア「命育」の目指す姿を教えてください。
-
性教育が子育ての一環になる社会をつくりたい
子育てのなかにマナーやしつけがあるように、性教育が自然と子育ての一環として取り入れられる社会を目指しています。それを実現するために継続したいのは、クリエイティブの力で性教育というテーマを分かりやすくポジティブに発信していくこと。最近は園や学校、行政との取り組みの機会も増えてきたので、家庭、園・学校、行政の懸け橋となり、性教育を広げていきたいです。目下の課題でもあるマネタイズを確立させ、より継続的に信頼できる性の情報を発信できる体制もつくりたい。以前、ニューヨークで現地の性教育の事情調査をしたとき、日本と変わらず家庭での性教育に課題があることを感じたので、オウンドメディア命育の性教育に関する情報の海外展開も、将来チャレンジしてみたいですね!
-
- Webデザイナーを目指す方へメッセージをお願いします。
-
在学中は勉強に何よりも優先して集中する!