アフレコとは?意味やプレレコとの違い、動画制作でのやり方を初心者向けに解説

アフレコとは?意味やプレレコとの違い、動画制作でのやり方を初心者向けに解説

公開日:2026-01-23

動画制作において「音」は、映像と同じくらい重要な要素です。中でも「アフレコ」は、アニメや映画、YouTube動画のクオリティを左右する重要な工程の一つです。

「アフレコという言葉は知っているけれど、具体的にどうやるの?」「プレレコとは何が違うの?」といった疑問を持つ初心者の方に向けて、アフレコの基本知識から実践的なやり方までを分かりやすく解説します。


1. アフレコとは?意味とプレレコ(プレスコ)との違い

アフレコの意味

アフレコとは「アフター・レコーディング(After Recording)」の略称です。アフター・レコーディングの言葉通り、「先に完成、または編集された映像に合わせて、後から音声(セリフや音)を録音する手法」を指します。和製英語ですが、日本の制作現場では一般的な用語として定着しています。

プレレコ(プレスコ)との違い

アフレコと対照的な手法に「プレレコ(プレスコ)」があります。


アフレコ(後録り): 映像に合わせて声を当てる。実写映画の吹き替えや、多くの日本のアニメーションで採用されています。


プレレコ / プレスコ(先録り): 先に声を録音し、その音声のタイミングや感情に合わせて後から映像を作る手法。海外のアニメーションや、日本のフルCG作品などでよく見られます。

2. 動画制作にアフレコを導入する3つのメリット

なぜ映像の現場でアフレコが多用されるのでしょうか。主な理由を3点紹介します。

① 騒音を気にせずクリアな音声を収録できる

ロケ撮影などでは、風の音や車の走行音などの雑音(ノイズ)がどうしても入ってしまいます。アフレコであれば、静かなスタジオや自宅の録音環境で、声だけをクリアに収録することが可能です。

② 演出の自由度が高まる

映像が完成した後にセリフを入れるため、「もう少し力強いトーンにしたい」「このセリフを変更して説明を補足したい」といった調整が後から柔軟に行えます。

③ 編集の効率化

撮影現場での同時録音にこだわらなくて済むため、撮影時間の短縮につながります。また、編集時に映像のテンポを整えた後で声を当てることで、映像と音声のミスマッチを防げます。

3. アフレコ収録の基本的な流れ

実際にアフレコを行う際の手順を確認しましょう。

  • 台本の準備: 映像のタイムコード(時間)を確認し、どのタイミングでどのセリフを入れるかを決めた台本を用意します。
  • 機材のセットアップ: マイク、オーディオインターフェースなどを接続し、録音ソフトの設定を行います。
  • テスト録音: 一度映像を流しながら声を出し、音量レベル(割れていないか)やタイミングを確認します。
  • 本番収録: 映像の動き(リップシンク)に合わせて録音します。失敗してもその部分だけ録り直す「パンチイン・アウト」という手法も有効です。
  • ミキシング: 録った音声のノイズを除去し、BGMや効果音とバランス良くミックスして仕上げます。

4. 初心者でもできる!アフレコの質を上げるコツ

「家で録ると素人っぽくなってしまう」という方は、以下のポイントを意識してみてください。

  • 反響音を防ぐ: 部屋の壁に吸音材を貼るのが理想ですが、厚手のカーテンを閉めたり、服がたくさんかかっているクローゼットの近くで録るだけでも、余計な反響(エコー)を抑えられます。
  • リップシンクを意識する: 映像の中の人物の口の動きに合わせるのはもちろん、呼吸(息継ぎ)のタイミングまで合わせると、格段に自然な仕上がりになります。
  • 録音ソフトの機能を活用: Premiere Proなどの動画編集ソフトには、タイムライン上で直接ナレーションを録音できる機能があります。映像を見ながらリアルタイムで吹き込めるため便利です。

5. アフレコに挑戦するために必要な機材

まずは最低限、以下の機材を揃えるところから始めましょう。

  • マイク: 初心者には、USB接続で手軽に使えるコンデンサーマイクがおすすめです。
  • ポップガード: 「パ行」などの破裂音で発生するノイズ(吹かれ)を防ぎます。
  • ヘッドフォン: 自分の声や映像の音を正確に聞き取るために必須です。

まとめ

アフレコは、プロのアニメ制作だけでなく、YouTubeの解説動画やVlogのクオリティを一段階引き上げるために非常に有効な手法です。最初は映像に合わせて喋るのが難しく感じるかもしれませんが、機材の扱いやタイミングのコツを掴めば、表現の幅は大きく広がります。まずは短い動画から、アフレコに挑戦してみてはいかがでしょうか。動画制作のスキルをより深く学びたい方は、音声編集(MA)についても学んでおくと、よりプロフェッショナルなクリエイターへと近づけるはずです。

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