3DCGデザイナー専攻

頭の中で流れる最高の クオリティを実現するため、 一生かけて作品を 理想に近づけたい

卒業生のプロフィール

PROFILE

伊東 ケイスケさん

3DCGデザイナー専攻卒業

入学前
グラフィックデザイナー
卒業後
VR&3DCGアーティスト
受賞歴
シーグラフアジア2013 アニメーションシアター上映, CG Students Awards 2013 (VFX / ANIMATION カテゴリー):"Prize of HIGHLY COMMENTED", "Finalist" / 2013 TBS Digicon6:"HP&AMD賞" / eYeKa メットライフアリコ ショートムービー コンテスト:"グランプリ" / DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2013:"学長賞","ベストアートディレクション賞" / 第3回伊勢崎映画祭:"グランプリ" など

Webサイト http://keisukeitoh.com
メール info@keisukeitoh.com
Facebook https://www.facebook.com/keisukeitoh.keitoon
Twitter https://twitter.com/Kei_toon

Old Umbrella

錆びた鉄の世界に生きるロボットにスポットを当て、様々な光の表現を凝らした短編映像作品。海外から高い評価を得る。
Old Umbrella

卒業生インタビュー

INTERVIEW

  • 大学を卒業して再進学でデジタルハリウッドヘ入学した理由について

    3DCG業界の技術・知識を深め、人脈も広げたかった

    僕は多摩美術大学のグラフィックデザイン学科出身なのですがCGアニメーションも独学で学んでいたので、卒業制作ではCGアニメーションを制作しました。卒業後はアニメーション作家として生きていきたい思いもありましたが、そのことの難しさを考え断念し、一時はメーカーに就職しました。ですが、やはりアニメーション作家になる夢を諦めきれず、デジハリでCGアニメーションに再挑戦してみようと決心しました。デジタルハリウッドで「業界のことを知り、知識や技術に磨きをかけたい」「現場で働いている講師の方々から様々なことを学びながら、人と人との輪を広げていきたい」と思い、入学を決めました。

  • デジタルハリウッド卒業直後はどのように過ごされていましたか?

    フリーランスとして仕事づくめの日々を過ごしていました。

    フリーランスになりたての時期だったので、失敗等もありましたが試行錯誤しながら慣れていく期間として、仕事に取り組んでいました。いくつかの企業に出向して、業界のいろはを学びに行くということもしていました。現在は主にVRアニメーションを制作し、国内外の映画祭に出品するかたわらで、いろいろな企業様からCG関係の案件を受注しています。2019年と2020年で2作品のVRアニメーションを制作しました。

  • 入学前/入学後で変わった点やデジタルハリウッドに入学してよかったなと思う点について

    制作実績が増え、人脈も広がりました。

    卒業制作が自分の代表作になっていたり、『 GROW 』という作品がシーグラフアジアで上映されたりと、自分が作った作品が実績につながっている点が大きく変わった点だと思っています。知識や技術が磨かれたことももちろんですが、 一番大きいのは「友人や講師の方々に出会い、人と人との繋がりの輪が広げることができた」ということです。お仕事もデジハリにいたころのキッカケからいただいているものが多いですし、「人が全て」だなと常々思っています。将来につながるような出会いが多くあったなと思います。ライバルというか、すごい人がたくさんいたので、そういう人たちと切磋琢磨できたのが大きかったです。デジハリに通っていなければ今の自分はなかったですね。クラスメイトや先生とは未だに飲みに行ったりして、当時の話や今の仕事な話などに花を咲かせています。

  • ヴェネツィアビエンナーレカレッジセレクション『Feather』について

    この作品は、ちいさな人形の少女がバレエダンサーになる夢を目指す物語です。舞台は、古い屋根裏部屋にひっそりと置かれているドールハウスで繰り広げられます。体験者は物語を見守るだけでなく、所々で、少女に『FEATHER』を渡す、インタラクションをすることになるでしょう。 『FEATHER』とは、『勇気』や『はげまし』の意味を内包するシンボルです。白くて軽くて、フワッとした羽の形をしています。少女が何らかの困難にぶつかった時、体験者のもとに『FEATHER』が現れます。 少女は体験者から渡された『FEATHER』を受け取りながら、すくすくと成長していき、バレエダンサーになる夢へと突き進んでいきます。 一般的に、人々は『受け取ること』が自身の幸せにつながると考えます。しかし、私たちはこの作品を通じて、体験者に、”『与えること』こそが本当の幸せをもたらす”ということに気付いて欲しいのです。
    Feather [Trailer]

  • VRコンテンツの制作に踏み込んだわけ

    "3DCGの良さ"を引き立たせる技術

    3DCGの良さは、そのものがそこにあるということだと思っています。 僕は元々彫刻が好きなのですが、彫刻ってその場にありますよね。それって周りに回り込んだりしながら見ることができると思うのですが、僕はそこにすごく魅力を感じていて、それを3DCGでできたらと思って、3DCGの分野を学び始めました。でも、3DCGでアニメーション作品を作っても、回り込んで見たりとかできないので、3DCG野力が発揮できていないなと思っていました。 そこに、VRの技術が進歩してきて「あ。これなら後ろまで見られるじゃん。これだ!」ってなって勉強を始めました。 なので、僕の理想に時代が追いついてきた「待ってました!」という感じでしたね 。

  • これからデジタルハリウッドへ入学を考えているみなさんへ

    デジタルハリウッドでの1年間は、長いようで一瞬で過ぎ去っていくことと思います。その限られた時間の中で、より良い作品作りを目指すにはぜひ、たくさんの人に自分の作品を見てもらってください。 中には、途中だからとかまだ自分の納得がいくものではないからと見せるのをためらう人もいると思います。ですが、作品は見てもらってこそ先生や友人からアドバイスをもらうことができます。そして、それがきっかけで話す機会が増え、交流の機会が増えていきます。一石二鳥ではなく、三鳥四鳥なので積極的に見てもらうようにしてください。 そして、将来一緒に仕事をしましょう!一緒に、楽しくものづくりをしましょう! そんな日が来ることを楽しみにしています。私も、映画祭に出せるような作品を毎年制作していきたいと思っているので、みなさんに負けないよう頑張っていきます 。

同専攻の卒業生

GRADUATE