卒業生のプロフィール
PROFILE
松岡 毅さん
- 入学前
- 製薬会社の営業担当
- 卒業後
- 映像のフリーランス
→医療CGの会社設立
卒業生インタビュー
INTERVIEW
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- CGを学ぼうと思ったきっかけは?
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「起業・独立」に憧れたから
30歳を機に勤めていた会社をやめました。その時は将来の明確なビジョンがあったわけではなく、 「起業・独立」に憧れていました。 何をしようか考えたときに、飲食系は少しリスクが高いなと感じ、ソフトがあれば出来るWebや映像系を学ぼうと思いました。なので最初は「起業・独立」に憧れを持ったのがきっかけです。 その後は、半年間オンラインでWebやデザイン( IllustratorやPhotoshop)を学んだあと、CG・映像を学びました。その後もAfter Effectsも学ぶなど、幅広く学習しました。
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- CG学習中はどんな課題を作成されたのですか?
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医療系CGの作品を制作しました
DNAからどのようにたんぱく質ができるかをCGで表しました。広島国際アニメーションフェスティバルなどで賞をいただきました。
卒業制作「Central Dogma」
こちらの作品は、世界4大アニメーションフェスティバルの1つ、第10回広島国際アニメーションフェスティバル にて「日本のアニメーション」として上映。 また、アジア最大規模の映像コンテスト 第10回TBS DigiCon6 にて、「奨励賞」 受賞 その他、多数受賞した作品です!
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- 学び終えた後はすぐ起業されたのですか?
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フリーランスを経て、起業しました
すぐ起業はしていませんが、就職せずにフリーランスで働いていました。CGを使った映像のフリーランスをしていました。はじめは医療は関係なく、テレビや映画やゲームのCGアニメーションを作ってました。その後、本格的に医療系CGを始めたのは5、6年前です。そして2020年に起業し、メディカルグラフィックスを設立しました。
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- お仕事はどのように受注しているのですか?
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コンテンツ東京で営業活動をしています
1年に1回開催されるコンテンツ東京でのみ営業活動を行っています。そこで1年分の仕事が決まるイメージですね。基本的に1つの案件を3ヶ月~半年かけて行うことが多いです。1番多い依頼は製薬会社から、3分~4分程度の医療用医薬品の作用機序の動画依頼が多いですね。もともと製薬会社で営業をしていた経験は今にとても役立っていると感じます
製薬会社で営業していた関係もあり、医療案件の相談をたくさんいただく機会が増えて、求められている場所へ行ったという経緯です。医療案件は専門知識が必要なので、間にメディカルライターがいないと専門知識がない方は難しいかと思います。私は、もともとMRだったので間に入る人がいなくても成り立つので 前職の知識が役に立っています。
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- デジタルハリウッドを選んだきっかけは何でしたか?
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幅広く色々なことを学びたかったから
当時は3DCGにこだわっていたわけではなかったので、とにかく まるごと学べる場所 を求めて、見つけたのがデジタルハリウッドでした。なので、初めはCGではなくWebとデザイン(IllustratorとPhotoshop)を学んで、その後に、映像・3DCGを学びました。そのお陰もあり、映像系の仕事だけではなく、 自分の会社のWebサイト や別の事業のHP等の制作を担当することもあります。直接的にメインで仕事としているわけではないですが、幅広く役立っていると思います。
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- 入学前に実現したかったことは現在実現できていますか?
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実現できたと思います
当時書き留めていた、「実現したいことリスト」を最近発見しました。それを意識していたわけではなかったのですが、 今改めて見てみると、やりたかったことは実現できているなと感じました。 例えば、製薬会社の映像を作りたい!当時は市場やニーズが全然分かっていなかったんですけど、なんとなくこんな動画があればいいなという事業プランを立ててました。そこに書いたことは実現できていました。
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- 医療×CGをやりたい方へアドバイスをお願いします!
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市場は大きく需要はあるので一緒に盛り上げましょう
医療映像に限らずビジュアライゼーションは、海外ではすごく発達していて、ハイクオリティで医療に特化した会社もすごく多いです。ですが日本ではあまり発達していない気がします。医療系の代理店はものすごく多いので市場はすごくあるのに、日本ではなかなか医療に特化した映像会社はないので、この先日本でも盛り上がっていったらいいなと思います。営業能力やつて作りも重要だと思います
構造として代理店がいて、映像会社がいて、その下に我々クリエイターがいるんですけど、下手をすると差金ばかり取られて損をしてしまう場合もあるので、営業の仕方なども考えた方がいいと思います。ここはCGの制作スキルとはまた別の能力になりますが、必要だと思います。
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- 今後の展望はありますか?
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日本でトップクラスの医療に特化した映像会社になるのが一番の目標です
日本でトップクラスの医療に特化した映像会社になるのが一番の目標です。 ですがそれだけではなく、現在スタジオ兼アトリエを制作している最中で、そこでフォトグラメトリや3Dプリンターを使ってモノづくりがしたいと思っています。 映像は無形なので形があるものに憧れていたので挑戦してみたいです。 それを使用して、臓器の模型などを制作できたらいいなと考えています。
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- 受講生や卒業生、検討者の方にメッセージをお願いします!
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始めてみないと分からないので挑戦してみると良いと思います。
実際のところ、CGにしても、フリーランスにしても向き不向きがあると思います。アニメが好きな事と、アニメを作ることって違うじゃないですか。業界は行って幻滅して辞めてしまう人や、3DCGは難しいので卒業後に漫画家になったり前職に戻ったりという同期もいます。ですが、それも結局やってみないと分からないことなので 可能性を潰さずに挑戦してみたらいいと思います。 そうすると意外なところに自分の最適な場所が見つかるかもしれないので挑戦してみるのが良いと思います。