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家族との時間を最優先にしたい私が選んだ、在宅ワーク。融通がきく働き方に満足しています。

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フカタさん(studio米子卒業)

40代 Webデザイナー/鳥取県

鳥取県に生まれ育ち、地元企業へ就職。その後、結婚して家庭ができ、子育てや高齢のお母様のケアをするのに最適な働き方を模索した結果、「デジタルハリウッドstudio米子」でWebデザインを学び、在宅ワークを実現したフカタさん。仕事と家庭、そして自分の時間をどのように工夫しているかなどインタビューを通じてご紹介します。

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今のお仕事について教えてください


現在は、自宅でWebデザイナーの仕事をしています。それまでは、印刷会社や薬局の事務の仕事で毎日通勤していたので、家で働くことができ、家族と一緒に過ごし、子供の成長をすぐそばで見ることができるのが、一番嬉しく感じます。子供や高齢の母のケアにも対応しやすい仕事で、自分の時間を自由に使えるのもメリットを感じています。

そして、それができるのも、デジタルハリウッド(以下、デジハリ)のスクールに通ったから。具体的には、2014年にデジハリのWebデザイナー専攻フリーランススタートアップパックへ入学、2015年3月に卒業し、4月に卒業生のフリーランスユニットに参加、その年の8月に初めて仕事の依頼を請けてWebクリエイターデビュー。クラウドソーシングサービスへも登録し、それから今まで約200件のプロジェクトを担っています。

クラウドソーシングサービスでは自分のスキルレベルにあった案件を紹介してくれるので、WebメディアやSNSに掲載するバナーを作成したり、ランディングページ(LP)と呼ばれるサイトのテキストや写真の簡単な加工をしたりしています。

だいたい1日で制作して次の日に提出するといった短いスパンの案件がほとんどですが、家族との時間を最優先にしたい私にとっては最適なペースです。

私自身はクリエイティブな仕事の経験が少しあったとはいえブランクが長く、最初は少ないペースで仕事を請け、難しい場合はクラウドソーシングサービスのディレクターにメールで質問し、それでもどうしてもできなくて、落ち込みそうになった時期もありました。「迷惑なんて思わないで、楽しんでやってください」と言っていただき、『よしっ。もうちょっと頑張ってみよう』と思えて、今があります。

夫は、私が弱気になったり、泣きついたりしたときも、常に冷静にアドバイスをくれて、正気に戻らせてくれたのも今まで続けてこられた要因で、とても感謝しています。

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何を実現したくてWebデザイナーになろうと思いましたか?


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実現したかったのは、子供や高齢の母の世話をしながら自宅で仕事ができる「在宅ワーク」という働き方です。ただ、クリエイティブの現場を離れた期間が長い私には、そんな働き方は無理かなぁと思ったのも、正直なところです。

振り返ると、学生の頃からパソコンには興味がありました。授業で、パソコンの黒い画面にクイズの正解を打ち込むとピコーンとなるような仕組みを体験し、それがとても面白くて。就職先は地元の印刷会社で、Macでチラシのデザインをするような仕事をしていましたが、それもパソコンを触れるからといった理由も1つありました。

7年ほど経験し、仕事自体は面白かったのですが、今後どうしようかなと考えたときに同じ分野だけではなく、キャリアの幅を広げようと医療事務職に転職、結婚を経て37歳で出産。「子育てに専念できるよう主婦になる」という選択肢も考えました。ちょうどその頃、親の介護の話も出てきて、外で仕事をするのは大変だなぁと感じていたからです。

そんな私が、Webデザイナーになるきっかけは、偶然の出会いから。いつも通っている図書館にふらっと立ち寄った際、デジハリのチラシが置いてあったのが目に止まり、そこに書いてあった「在宅ワーク」というキーワードが気になったのです。調べて見ると、家から車で1時間ほどの場所でイベントがあると知ったので、勇気をふりしぼって参加してみました。将来「在宅ワーク」を考えている方に向けたデジタルハリウッド米子の説明会で、受講生や卒業生、外部の方が交流する場になっているのですが、そこで直接受講生や卒業生の話が聞け、どんな勉強をするのか、卒業後どんな風に仕事をもらえるのかを聞いて「自分にもできるかもしれない!」と思ったのが大きかったですね。

自宅は鳥取の市街地からはアクセスが不便な場所にありますが、授業はインターネット動画で場所や時間を問わず受講できますし、何か直接質問したいことがあれば、「デジタルハリウッドstudio米子」に行けば、先生や仲間もいます。

このイベントを通じて、学ぶ環境面や、これからやりたいことを実現できるイメージが湧いてきたので、バナー作成やWebデザインができるようになる「Webデザイナー専攻 フリーランススタートアップパック」を受講することにしました。

夫の反対は全くなく、むしろ、私の方が夫や子供に迷惑をかけるかも……と、受講を迷っていましたが、「自分のためにやりなさい」と、後押ししてくれたのも大きかったです。

子供は1歳半になったばかりなので、学校に通うのは大変でしたが、家にいながら動画を見て、子供が泣いたらあやして、また勉強して、ときには一時保育に預けて集中して勉強し……といったように、私のライフスタイルに合わせて学ぶ時間を確保できたのは大きかったですね。

もちろん、大変だなぁと感じて根をあげそうになったこともありましたが、課題があったのでそれをクリアすることを目標に1つひとつ課題をこなしスキルを磨いていきました。その努力が成果として実ったときはやっぱり嬉しかったです。

そのときの頑張りを通じて、今では在宅ワークができているので、勇気を出して行動できて良かったなと感じています。

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Webデザイナーになる前と後ではどのような変化がありましたか?


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まず1番の変化は、自分の時間をコントロールできるようになったこと。以前の仕事は、毎日決まった時間に出社し、残業があり、そのあと買い物をして家族の夕飯を作る……といったライフスタイルで、正直『しんどいなぁ』と感じる日もありました。

さらに、私は普段からマイペースに仕事に取り組むタイプなので、会社員時代は同僚や上司からはもっと効率的に進めてほしいといったプレッシャーを受けたり、お客様のクレーム対応を行ったりと、人間関係の大変さも感じることが多かったのも事実です。

その点、在宅ワークであれば、案件の納期に合わせて、仕事をする時間は調整できますし、案件を請けるペースも自分で選択することができます。時間の融通がきくようになったことで、高齢の母の病院への車での送り迎えや、自宅での見守り介護も可能になり(自宅近辺にバス停・駅は無いため、これまでは病院へはタクシーで行っていました)、母もその点は喜んでいます。他にも、子供の体調悪化時も保育園へのお迎えはスムーズになったり、役所に行く、夫に忘れ物を届ける、買物や地区の行事をこなすなどが平日にできたりと、家族からも喜ばれています。

収入面の変化で言えば、以前は薬局の事務でパートだったので働いた分だけの時給でお給料をいただき、ボーナスもありませんでした。現在は、収入の波はありますが、頑張った月はパートの時の倍以上の報酬をいただけるときもありますし、仕事がないときも勉強に時間を当てられるので助かっています。

何より在宅ワークがどういったものかも知らなかった数年前に比べて、家で仕事ができて、家族と楽しく過ごせる時間が増え、家事の計画も立てやすくなったのが何よりもメリットで、今の働き方には満足しています。

※仕事、家庭、自分時間の割合

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具体的な1日のスケジュールを教えてください


毎朝5時に起きて、近所をウォーキングします。デザイナーは座り仕事も多いため健康のために続けている習慣です。6時に子供を起こして、一緒に頭の体操のようなキッズワークを行います。その後、ご飯の支度を行い8時30分くらいに子供を送ってから私の時間。夫はあまり朝ごはんを食べないのでいつも朝は余裕を持って1日の始まりを過ごしています。

仕事を開始するのはだいたい9時くらいから。12時までの間にクライアントから依頼があったバナー作成などの作業を集中して進めます。その後は1時間程ランチ休憩を挟んで、13時から16時までの仕事を行い、キリがいいところで晩御飯の支度をします。

17時半に子供を迎えに行き、夫も家に帰ってきたら夜は家族の時間。基本的には夕方くらいまでに仕事を終えますが、たまに忙しいときや、デザインの勉強をしたいときは子供が寝静まってから作業することもあります。

【一日の流れ(一例)】

  • 5:00~

    起床・ウォーキング

  • 5:30~

    子ども起床・一緒にキッズワーク

  • 6:00~

    朝ご飯の準備

  • 7:00~

    朝ご飯

  • 8:00~

    子ども登園(送り)・自分の時間

  • 9:00~

    仕事開始

  • 12:00~

    ランチ休憩

  • 13:00~

    仕事再開

  • 16:00~

    子ども降園(お迎え)、晩ご飯準備、家事

  • 18:30~

    ご主人帰宅後晩ご飯、家事

  • 20:00~

    お風呂・家事、家族時間

  • 22:00~

    就寝もしくは仕事(場合によって)

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休日は子供と一緒にお散歩に。家の近くでミカン狩りも。

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今からWebデザイナーを目指す方へのひとことアドバイス


やってみたいことがあっても、行動しないと何も始まりません。私は偶然、「デジタルハリウッドstudio米子」のチラシを見つけました。そして、そのときに前からやってみたかった在宅ワークができるかもしれないと思い、クリエイター向けのイベントに参加する、という行動を起こしてみた結果が、今につながっています。まさに点と点がつながり線になった感覚です。その意味で、私は今、子供のことも親の介護のことも見据えて働き方を少しでも変えられたことにとても満足度が高い状態です。もし、皆さんもちょっとでもやってみたいという想いが湧いてきたなら、まずは直接話を聞いてみるなど行動を起こしてみてはいかがでしょうか。

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フカダさんプロフィール写真

フカタさん

鳥取県出身

子供や高齢の母の世話をしながら家事をするために、自宅ででき、スケジュールや仕事量を自由に調整できる仕事を探していたところ「デジタルハリウッドstudio」に出会い、Webデザイナーの道へ。現在はクラウドソーシングサービスを活用し、在宅ワークで多くの案件を手がけている。

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