公開日:2023-07-01
Experience Design CC(以下Adobe XD)とは、
Webサイトやアプリのワイヤーフレームやプロトタイプを
素早く作成できるアプリケーションです。
Adobe XDは主な操作がクリックやドラッグによるもので、
また必要最低限のインターフェースで構成されている為、
とてもシンプルで直感的なアプリケーションです。
インターフェースについては、シンプルでありながら多機能を備え、
必要なフェーズに必要な機能のみ表示させ、不要なものは全て隠すという、
合理的な構造が特徴です。
開発元はAdobe社で、元々はMacOS X版のみでしたが、
現在はWindows10やiOS、Android向けのモバイル版は提供されています。
●Adobe XDの機能について
Adobe XDには大きく分けて以下2つのモードがあり、
ひとつは「Designモード」です。
Designモードはスマホ・タブレット・デスクトップのWebサイトや
アプリのUIを制作をする事ができます。
もうひとつは「Prototypeモード」です。
PrototypeモードはUI操作による画面遷移や
そのエフェクトを設定しプレビューする事ができます。
●ワイヤーフレームとは
制作物の構成(レイアウト)を単純な形状だけを使い、
視覚的に表現するのがワイヤーフレームです。
ワイヤーフレームは建物の見取り図や設計図に似ており、
どの様なコンテンツを提供するのか、またどの様に配置するのか、
そしてコンテンツへの入り口となるインターフェースは
どの様に配置するのかなどを制作チーム内などで共有するツールです。
●プロトタイプとは
プロトタイプとは、より本物(完成)に近い試作品です。
最終的な制作物にできるだけ近い感覚を与える事が目的で、
見た目や、操作性などを体感できるモデルを指し、
テストサイトやプレゼンテーションにも利用可能です。
●Adobe XDの動作環境
◇macOS
macOS X v10.12以降
Intel 64bitマルチコアプロセッサー(1.4GHz以上)
4GB以上のメモリー
◇Windows
Windows 10 Creators Update(64bit版)以降
Intel 64bitマルチコアプロセッサー(1.4GHz以上)
2GB以上のHDD空き容量/4GB以上のメモリー
※その他iOSやAndroid端末向けの
Adobe XD モバイルデバイス版も用意されています。