mental rayとは

mentalrayとはNVIDIAより提供されていた、
レイトレーシングベースのレンダリングエンジンです。


 ●Mental rayの特徴

  レイトレーシング方式で得られる効果に加え、
  グローバルイルミネーションや、
  フォトンマッピング技術を利用する事で、
  コースティクスのような光学現象を再現することが可能なレンダラー。

   ≪グローバルイルミネーション≫
   照り返しによる間接光を指し、大域照明とも呼ばれている。

   ≪コースティクス≫
   表面が屈折したガラスや液体の入ったグラス、
   また鏡などに光が入った場合に独特な光の模様や筋ができる現象で、
   レイトレーシング方式(局所照明)にはできない表現でした。

  下記でも述べますがSoftimageに搭載された際には、
  トゥーンシェーダーとしての定評もあり、
  この分野においてはV-Rayをも凌ぐとされていました。

  実績としては、マトリックス、スパイダーマン3など、
  数多くの映画・TVなどでも使用され、
  世界中で多角評価されているレンダラーでした。

  また、補足としてMental rayは、
  NVIDIA Quadroシリーズのグラフィックカードを搭載した
  PCでの使用が推奨されています。


 ●Mental rayの歴史

  元々は1989年にmentalimages社で開発された製品だが、
  2007年にNVIDIAに買収され子会社となる。
  その後2017年まで開発が続いたが、性能面でRedshiftや、
  V-Ray、Arnodに遅れをとるかたちとなり開発終了となりました。

  最初はSoftimageの内部レンダラーの一部として組み込まれ、
  後々3ds Max、Maya、AutoCAD、RevitなどのAutodesk製品にも搭載される。
  また、Mental ray Standaloneという単体製品でも存在した。

  現在はIrayに移行され今も尚開発が続いている。

   ≪Iray≫
   Mental rayと同じくNVIDIAより提供されているレンダラーであり、
   元々Mental rayの開発過程に追加されたレンダリングエンジンで、
   Mental rayの開発終了後、独立して継続開発される事となった。

   こちらはGPUレンダリングに対応しており、
   CPU+GPU(2枚)での超並列処理を実現する事が可能。