デジタル作画とは

「デジタル作画」とは、従来では紙に描いていた作画をデジタル上で行うことを指します。デジタルアニメーション制作は、1980年代からすでに始まっていたと言われており、近年ではスピードやクオリティの向上のため、アニメ制作の会社でもデジタル作画の導入が進んでいます。

デジタル作画のソフトウェア

長らく日本アニメ業界の標準定番ソフトウェアとして「RETAS STUDIO(通称レタス)」がありましたが、開発中止になり、現在では「CLIP STUDIO PAINT」が発売されています。その他にもデジタル作画のソフトウェアとして、「Toon Boom Harmony」「Adobe Animate」「TVPaint Animation」などがあります。

デジタル作画とアナログ作画の違い

デジタル作画とアナログ作画の大きな違いは、紙と鉛筆、消しゴムなどを使用せず、パソコンやタブレット端末などで行うということです。そのため機材さえあればどこでも作画ができてしまいます。また、アナログ作画の場合は郵送などで受け渡しを行いますが、デジタル作画の場合はインターネット経由でデータのやり取りを行うことができ、道路の渋滞トラブルなどによる納品の遅延などのリスクもなくなります。

デジタル作画のメリット

時間と労力

アナログ作画の場合は、動きを表現するために1枚1枚少しずつ動きを変えて書く必要があり、負担が大きくなりがちでした。しかし、デジタル作画では「コピー&ペースト」を使うことができるため、動きの部分の制作で負担が抑えることができ、作業に当てる時間も大きく削減することができます。また、大量の消しかすが出ない、消しゴムをかけることでの疲れもなくなります。修正に関しても、デジタル作画であればクリック1つで前の作業に戻ることができます。

オンライン共有

デジタル作画のその他のメリットは、データをインターネットで共有することができるということです。クラウドストレージなどを利用すれば複数人が同じフォルダにアクセスすることもできますし、直接アナログ作画を受け取るまでにかかっていた時間がなくなります。
また、最近ではオフショア開発が進んでいることや海外の会社と一緒に制作することも増えています。このような場合にはオンラインでデータの受け渡しができるということはとても重要で、確認や修正をかけるまでの時間短縮もでき、タイムロスもなくスムーズに行えます。