2026年7月18日にデジタルハリウッドSTUDIO米子で開催された、Googleの最新AIツール「NotebookLM」をテーマにした講座の様子をレポートします。
今回のイベントでは、「膨大な資料をどう活用するか」という現代の悩みを解決すべく、特定の資料を根拠に回答を生成するAIの具体的な活用術を学びました。会場とオンラインでの参加形式で、多くの参加者が「明日から使える生産性アップ術」を体験しました。
登壇者のご紹介
くらしのAIラボ 右山 信一さん
NotebookLMの特徴から基本操作、さらには業務や学習での深い活用法までを分かりやすく解説いただきました。
1.NotebookLMとは?「冷蔵庫の材料」で調理するAI
まず、NotebookLMが一般的なチャットAIと何が違うのかについて解説がありました。
「スーパー」ではなく「冷蔵庫」
一般的なAIがネット上の膨大な情報から回答を探す(スーパーでの買い出し)のに対し、NotebookLMは「自分が提供した資料」だけを根拠に回答します(冷蔵庫にある材料での調理)。
根拠が明確
回答の引用元(ソース)が明示されるため、AI特有の「嘘(ハルシネーション)」を見抜きやすく、信頼性の高い成果物を作れるのが最大の特徴です。
2. 明日から使える!4つの活用シーン
講座では、具体的な4つの活用事例が実演とともに紹介されました。
・学習・資格試験対策: 資格試験の過去問PDFなどを読み込ませ、出題傾向の分析やクイズ、フラッシュカードの作成に活用。能動的な学習を支援します。
・社内マニュアル・規定の活用: 就業規則や研修資料を読み込ませることで、簡易的な「社内QAシステム」として活用。質問する側も答える側も負担を減らせます。
・長文資料・動画の要約: 長いYouTube動画や、業務ガイドラインといった膨大な資料から、必要な情報だけを素早く抽出。情報収集を劇的に時短します。
・音声メモによる思考整理: 録音したボイスメモをAIに分析・要約させることで、自分の考えを客観視し、言語化を助ける「思考のパートナー」になります。
3. AI時代に人が磨くべき「3つの中核スキル」
AIが「0から80点」のたたき台を作るのが得意になった今、人間に残る役割についても深い議論が交わされました。右山さんは、以下の3点が重要になると強調しています。
1.思考整理
現在地、目標、課題を明確にすること。
2.意思決定
整理された情報を基に、最終的に何をするかを決めること。
3.ホスピタリティ
人と人との温かみや信頼関係、現場での対話を大切にすること。
AIに全てを任せるのではなく、最後の20%を確認・修正して仕上げる責任は常に人間にあるという認識を共有しました。
4. 質疑応答
質問タイムでは、実践的な質問が寄せられました。
・セキュリティについて
会社の機密情報や個人情報、クレジットカード番号などは入力しないというルールを徹底し、組織の規定に従うことの重要性が語られました。
・地方・中小企業での普及について
AIへの苦手意識がある現場でも、まずは「困りごと」を一緒に整理し、小さな成功例を作っていくことが導入の鍵となります。
5. 参加者の感想・今後のアクション
イベント終了後、参加者の皆さんからは
「機能の多様さと充実ぶりに驚きました」
「AIに初めて触れる人でも使いやすかった」
といった声が上がりました。
今回の講座で示されたアクションは、「まずは自分の身近な資料をNotebookLMに投入してみること」です。
AIを「時短のパートナー」として味方につけることで、日々の生産性は確実に変わっていきます。
デジタルハリウッドSTUDIO米子では、最新技術を学び、働き方や生き方をアップデートしたい方を全力でサポートしています。
ご興味のある方は、ぜひ一度スクール説明会へお越しください!