デジタルハリウッドSTUDIO米子 ブログ

足芝建築株式会社さまのロゴコンペを開催しました

2020-10-25

こんにちは!デジタルハリウッドSTUDIO米子の桂藤です。

今日は久々にSTUDIO米子で開催されたOJT※(On-the-Job Training、オン・ザ・ジョブ・トレーニング)のお話をブログに書いてみました。

受講生には滅多にない実践経験を積めるチャンス。
そして、今回OJTに協力して頂いたのは、地元でがんばる建築会社 足芝建築株式会社です。

クリエイターと仕事をするのは始めてでブランディングとか深く考えてこなかったという足芝ご夫妻と一緒に、これからどんな建築会社として育って行きたいかを受講生みんなで考え、ロゴを提案させてもらった今回のOJT。

今回も沢山のドラマがあり本当にやって良かったと思えた出来事です!ぜひ最後までお読みくださいね。





米子市淀江町の眺めのよい場所にある足芝建築は9月に法人化し、足芝建築株式会社となりました。

法人化をするタイミングで、サイトのリニューアルをしたいと考えられ、それをきっかけに、自社のブランディングもしっかり考えていくお手伝いを今回STUDIO米子の受講生たちでさせていただく事になりました。


地元の企業ロゴを受講生達で取り組むプロジェクトはこれが初めてではありませんが、デジハリの受講生は半年くらいで入れ替わっていくので、参加した受講生は企業のロゴを実際に提案するなんて初めて!




オンラインで説明会を開催







まずはオンラインで足芝建築さまの企業の目指す所やなぜ建築業なのか?を受講生みんなで質問できる場を作りました。


お客様の顔が見えて始めてみんなも課題ではない、実践の制作なんだと顔が引き締まっていました!






足芝建築さまもデザインやロゴ、ブランディングといった事に関わるのは初めてということで、緊張されていましたが、ご自身の事業についてはとても熱く語っていただき、参加する受講生も直接お話を聞くことが出来たから良い提案ができました!とコンペ発表後に語ってくれました。





トレーナーと二人三脚でロゴを制作

みんなこれが始めての制作で、提案書を作るのだって初めてです。
少し制作期間は長めにとり、デジハリ内で何度も提出しては直してブラッシュアップを重ねました!


今回のロゴの提案は最初に使われていたロゴは思い入れのある物なので、出来るだけその形や想いを残したままリデザインしてもらいたいという物でした。







制作途中では、足芝建築さまの会社にも訪問させていただき、実際の木を加工する技術や足芝建築さまが挑戦されている作品などを手に取って見させて頂きました。


木工品や家を建てるということにそこまで知識が無かった見学メンバーは足芝さんにおしえてもらった木のお話にもう夢中!2時間近く、色んな場所を回りながら説明してもらいました。







今回の制作したロゴにも、実際に見た経験がしっかり活かされています。
仕事で関わる時でもなかなか実際のクライアントさんの働く場所まで見に行ける機会って意外と少ないんです。

こんなにリアルなお話を直接聞けるなんて、このコンペに参加してよかった!とみんな大興奮です。




クライアントに向けて自ら発表!







クライアントからの要望である、現在のロゴをあまり形を変えないでという希望に、受講生みんながその想いによりそってなんと10点もの提案を足芝建築さまに発表する事ができました。


最初はみんな似たようなロゴが出てきたらどうしよう?と私達スタッフも不安があったのですが、皆さんそれぞれが足芝建築さまのここをPRしていきたい!という場所を見つけられて、全員がちがうコンセプトでそれぞれの想いを形にしたロゴを提案してくれました。


当日はみんな緊張しているのが伝わり、こちらも手に汗握るシーンが何度もありました。


発表会には足芝建築の社長と奥様も来て頂き、今回縁を繋いでくださったデザイナーの井澤ゆうかさんも審査員として来て下さいました。









自分の発表だけでなく、他の人のロゴをみるのもみんなはじめてだったので、自分のロゴとは違う提案に受講生みんなも釘付けでした。


足芝建築のお二人も自分達がなかなか言葉に出来ない想いを色々な形で提案していただいてとても感動しましたと全ての受講生の方にコメントを頂きました。




家を築く足芝建築の想いを込めたロゴが決定!

発表会当日ではどのロゴも魅力的でなかなか決める事ができなかったので、発表は1週間後になりました。

そして1週間後、お二人に聞いたロゴの案は、Webディレクター養成講座に通う本田さんの作品!







法人化し、これからお客様と一緒に大切な家づくりをしていきたいという足芝建築の未来をイメージしたロゴです。

採用されたロゴへお二人からもとても嬉しいコメントを頂きました。







「名刺、制服、書類、看板、車両といろんなものに使うロゴマークというイメージができた。」社長より


「説明会資料に書いてあったが言葉で説明ができていなかった、私たちの重要なコンセプトの一つでもある「先端加工機械と職人伝統技術の融合」という意味を込めて下さったのがとても嬉しかったです。また、現ロゴマークを継承しつつ新たな段階へと進んだ弊社が具体的にイメージできました。」奥様より


このロゴはもう少しブラッシュアップし、これから制作が始まる足芝建築さまのサイト制作に使われていきます。

ロゴマークと一緒に、自分達の目指すイメージが具体的に出来て良かったと言ってくださった足芝建築のお二人、そしてお二人の気持ちをそれぞれの感じた形で表現してくれた受講生みんなの作品すべてとてもいい経験となりました!!



制作依頼する側と制作する側両方が一緒に成長するコンペ制作はこれからも続きます!








これから長く使って行くロゴは企業の顔でもありますよね。

そんな大事な物をこれからデザインを学ぶ受講生の方みんなで関わる事ができて嬉しかったです!


コンペは毎回準備や制作途中もとても大変なのですが、こうやってロゴマーク1つがとても大事なものだと気付いてもらえる事や、制作した作品についてクライアントが丁寧に向き合ってくれるコンペは本当に一番勉強になる経験を積む事ができます。







今度はサイト制作が待っていますが、またこのサイトも足芝建築さまと受講生みんなの二人三脚で丁寧に作って行きたいと思います!
みなさんもぜひサイトの完成を楽しみにしてやってくださいね〜!


Author.

Keito Yoko

デジタルハリウッドSTUDIO米子トレーナー/ Webディレクター

高校卒業後、独学でWebデザインを習得、28才でWebデザイナーに転身
フリーランス時代に接客業で活かしたコミュニケーション能力を活かしてSTUDIO米子でクリエイターの育成や講師業を務めている。

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