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出張マンガ編集部!「はたらく細胞」編集者がデジハリに!

2019-01-27

出張マンガ編集部!あの「はたらく細胞」の編集者がデジハリに!


皆さんこんにちは!デジハリトレーナーの兒玉です。
今回は1月20日に開催されたイベント「出張マンガ編集部!」についてお話します。


今回はゲストとして月刊シリウスで連載中の「はたらく細胞」の編集者、芝尾裕之さんにお越しいただきました。プロとアマチュアの違いは?面白いマンガを描くには?など興味深いお話をして頂きました!




プロとアマチュアとの違い

編集者として日々多くの作品を見てこられた芝尾さんが語るプロとアマの違いとは!?



それは・・・「見せるためのマンガになっているか


プロの漫画家はこのシーンで笑わせよう、泣かせよう、スカッとさせよう!と読者の感情の動きを考えて描かれているそうです。
もちろん自分が描きたいものを描くのは大前提で、マンガの原点ですが、ただ自分の描きたいものを描くのではなく、他者に見せるためのマンガになっているかがアマチュアの方との大きな違い、と芝尾さん。


確かに、面白いマンガは読んでいると登場人物の感情や場面によって笑ったり、時には涙しますよね!読み手側に感情の変化があるのは面白いマンガの条件といえるかもしれませんね。


面白いマンガを描くには


「それが分かれば苦労はしませんよね(笑)」と芝尾さん(笑)
このテーマについても色々なお話をしていただきましたがいくつか気になったものをあげさせていただきます。


  • 流行に乗る
  • ありそうでなかった

例えば、マンガだけを売る商店街があるとして、そこに自分の作品を売り出すとき、皆さんならどんな作品を作るでしょうか?
同じような作品よりもありそうでなかった、一風変わった作品のほうが目に留まるのではないでしょうか?
このような他者との差別化がイメージできない方が結構いる、とのこと。


プロを意識するなら自分の描きたいマンガやイラストが誰に評価されているのか、どこにニーズがあるのかは知っておきたいところですね!



売れる人ほど○○○!?


「売れている作家さんほど○○○」気になりますよね。


それは・・・「研究熱心なこと!

マンガを描くために取材をする話は良く聞きますよね。
マンガのために取材をしたいから休載される作家さんもいるそうです。


売れている作家さんほど研究熱心、知識量が多い、手を抜かない方が多いそうです。
また、完全な想像のお話よりも実体験に基づいたお話のほうが面白い、しかもその体験が恥ずかしければ恥ずかしいほど面白い。とのこと。


実体験によるお話を基にすれば、そのときの感情などがより鮮やかにキャラクターに生かされて面白いマンガになるのかも知れませんね。





後半には実際の作品を芝尾さんに添削していただきました。
小学生から20代30代の方まで幅広い年齢の方が熱心に指導を受けておられました。
プロの編集者さんから直接意見をもらえることはあまりないので貴重な体験になったかと思います!



ここまでイベント内容についてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか?
皆さんの創作活動の参考になれば幸いです!


デジタルハリウッドSTUDIO米子では1月31日までMNGA世界サミットにて、
「鳥取の伝統」をテーマにマンガ、イラストの2部門でコンテストを開催中ですので興味のある方はぜひご応募くださいね!

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Author.

Ayaka Kodama

フリーランスイラストレーター / イラストマスタートレーナー

57期イラストマスター講座マスターパック卒業。
現在はフリーランスのイラストレータとして活動中。

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