執筆者:イラストマスター講座トレーナー タブチ
ようやく寒くなったけど、また暖かくなって寒くなるようです。
風邪などひかれませんようご用心あれ。
今回も“絵が上手くなるには!”の続きになります。
3回目まで続けてきましたが、今回で最後になります。
あまりダラダラならないよう要点をまとめた形で記していきますね。
◆自分より上手い人に見てもらう
間違った部分を理解する
他人の絵を見たり、見てもらうことにより自分の得手不得手を理解していくのですが、
自分よりは確実に上手いだろう人に「何がどう違っているのか」、根本的なところを直接聞き、
正しい指摘を貰うのは上達の近道。
聞ける環境下に居るのならばどんどん聞いてみるのはアリ。自己完結しない
己の芸術性を曲げたくないのならば、致し方ありませんが、
イラスト業等、他人に見せてなんぼの作品を描きたいのなら、
ある程度は人の意見を聞いたり、他人の作品を見たりして自分の力量を測ってみよう。
◆投資を惜しまない
買っただけでは上手くならないが、買わないと得られないものもある
資料本や人体模型等は持ってて損はない。
資料本は、WEBに落ちてない情報が数多く掲載されていることがほとんどです。
買い惜しみしていると墓穴を掘ることもあるかもしれません。
人体模型は絶対的に持っていた方が良いと考えます。
ただでさえ頭の中の映像を描くことが難しいわけですから、
あらゆる角度から観察したり、動かしてみたりして毎日構ってみるのが良いでしょう。
構っているだけでもなんとなくフォルム等覚えてきます。お金より力を優先
絵の上達はとにかく時間がかかります。しかも毎日描いたからと云ってプロになれるとは限らない。
観察力、経験、閃き等、お金では解決できないものもあります。
俗っぽい意見ではありますが、お金で解決できるものはお金で解決してしまおう!
◆勉強する
とにかく勉強ですね。寝ても覚めても。
絵を描いて生きていくと仮にでも決めてしまったのであれば、
天土に在る全ての物を描けるように努力するのが絵描きの醍醐味かもしれません。
ある程度描ける(脳と手がリンクする)ようになると今度は知識や記憶や五感を以ってして全身で描く。
でも常に頭だけで描いていては「手癖」がついてしまって知ったかぶりや偏見の絵ができてしまう。
これは最悪なのでなるべく避けよう。
知識はどんどん入れなくちゃいけないので、
「見る」と「手を動かす」を怠らなければ、自ずと道は開けるだろうと思います。
向上心を忘れずに。
◆絵のことを好きになる
描き続ければ壁にもぶつかってばかりだし、何度も諦めてしまうこともあるでしょう。
そんな時は「絵がスキだな」と考えることにしましょう。
絵を人生の伴侶として見ることにしたら良い。
●最後に
理想は現実に何一つない。
見たいモノ、なりたいモノ、すべては描くことにより出でて生きるもの也!
現実に在る物はそれで完結しています。
それに自分なりの思考、思想、彩りを加えてインスパイアする事が大事。
絵は芸術だけれども、イラストは広告物として捉えてください。
それではごきげんよう。