執筆者:イラストマスター講座トレーナー タブチサトシ
前回は表面的な考え方などを取り上げましたが、
今回は突っ込んだ用法などザックリ綴ってみたいと思います。
たぶん長くなるので小出しにしていきます。
◆立体的に物を見るくせをつける!
日々生活している中にモチーフは無数に存在します。
「表があって裏があって横があって・・・」というふうに360度面が存在しています。
デッサンの基本というべきところですが、
「輪郭線でものを見ない」「構造を理解する」「奥行を意識する」、
物を見る際にはこれらを常に意識しておきましょう。
◆模写する!
初心者は特にやった方がいい模写。だいたいみんな好きな絵描きから学びます。
模写をやることで個性が損なわれる、自分の味を出せなくなる等等、
もしそう考えている方が居るのならその考え今すぐ捨ててしまおう。
正しいライン、かっこいいライン、描きたい絵柄というものは
みんな模写から手に入るものです。
ひたすらデッサンをして個性を勝ち取る人は居ますが、
努力と時間がかなりかかります。
模写はてっとり早くLvUPできる練習方法の一つと捉えましょう。
◆資料を必ず見る!
これを省く人がかなり多いかと思います。
例えばボタン物の服を描く際、ボタンつき方は男性、女性と逆であったり、
服のしわ一つ一つでもそんな入り方しないだろ!と
突っ込みたくなるような作品をしばしば見かけます。
想像で描くと恥もかきますし上手くもなりません。
一回でも見たことある物を覚えた気にならず、毎回描く際には見る。
絵は記号化されてはいても嘘はついてはいけない。
必ず調べて見て描く癖をつけましょう。