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絵の上達方法

2016-10-13

執筆者:イラストマスター講座トレーナー タブチサトシ

ようやく秋が訪れ、夜は一層寒くホットを飲むのが楽しい季節になってきました。
今回は絵の上達方法ということで綴っていきます。

「絵の上達方法」と一口に言ってはいますが、千差万別。
まあ人によりますが、テクニックの話ではなく行動的、精神的に日々どういう生活を送るのかという話です。
文章にすると本ができそうなので、かいつまんで箇条書きにしていきます。



◆楽しんで描く

  • 一番大切なことは『楽しんで描く』こと
    楽しむために、自分が楽しめるポイントを探る。好きな題材やタッチなど
  • 何を描きたいか?という内なる衝動を常に考える
    前回のブログ「モチベーションとやる気とストレス」を参考に、日ごろ描きだすための衝動を溜めておく
  • 好きな音楽を聴く
  • よく寝る
    寝ないと描けません!


◆自分の絵を見て凹まない

  • 上手い人の絵と比べない
  • 上手い人の絵を見る時は研究材料とする時だけにしておく
  • 好きな分野なのだから、凹むよりは向上心で頭の中を塗りつぶす
  • 描けば描くほど上達するのは絶対なので、確信をもっておく


◆環境を整える

  • ずっと椅子に座りっぱなしなので、良い椅子にした方が作業効率は上がる
    余裕があれば、アーロンチェアなどの定評のある椅子を買う
  • 家だとつい遊んでしまって集中できないなら、外へ出て描く
  • 本の整理をする
    乱雑にしていると、本を探すのも手間だし、整頓すると心もおちつく
  • デジタルペイントする人は良いスペックのPCを買う
    処理速度の速いPCならイラつくことがない


◆ストック

  • 様々な形を模写すれば、次は見なくても描けるようになる
    ストックは脳へのインプットであって、英単語を覚えるようなもの
    色々な題材の模写を繰り返すこと
  • 引き出しの狭さは「資料を集める」ことで補う
    その都度WEBで探して見る、保存しておく
  • 本の整理をする
    乱雑にしていると、本を探すのも手間だし、整頓すると心もおちつく
  • 人物を描くなら、ファッションに無理矢理にでも興味を持つ
    興味ないとダサいものしか描けない
  • 最終的に、独自の世界観を作るために自分の興味のある対象を描き出す


◆効果的な練習方法

  • 作品の制作を軸にして練習を広げる
    作品を制作すると、自分に足りない部分がはっきりする
    作品を作らないことには、人に見せることができないので、発展もしない
  • 形として残るものを蓄積する、作品を作りためる
    労力を無駄にしないために
  • 一番良い練習は、仕事を取ってきてしまうこと(いきなり本番)



◆積極的に人に見せる

  • FBの登録、PIXIV、ツイッター等のSNSを最大限活用する
  • 絵に興味がない素人に見せる
    良い絵は素人でもわかるし、実際仕事になったらお客様はほとんど素人
    素人だからこそ見える視点がある


参考になる要素を綴ってみました。
まだまだ色々な要素はありますが、ここまでとしておきます。
最後に、「ネガティブは絶対に禁止!」
全くもって意味のない思考なので、絵を描くときは取り除いておきましょう。

END

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