こんにちは、トレーナーの近藤です。
第2回目は、好きな「作家」さんを紹介します。
作家、と言ってしまっていいのか分からないですが、実は本業はグラフィックデザイナーの妹尾河童さん。舞台美術家として有名な方です。
私が初めて妹尾河童さんの本に出会ったのは、高校3年生の時でした。
当時私は吹奏楽部に所属していて、別段美術が得意なわけでも、デザイナーを目指していたわけでもないのですが、当時の吹奏楽部の顧問の先生が、「創立五十周年記念誌」が発行される際に、なぜか私に挿絵を描いてくれと…。
その時に参考にと渡された本がこちら。
「河童が覗いたインド」なんとなんと、絵はもちろんのこと、本文もぜ~んぶ手描き文字!なんだこの人は!と衝撃の出会いでした。
こちらの本では、インドのあらゆるところが「俯瞰・鳥瞰」で描かれているのです。それを真似っこして、旧校舎の時の音楽室と、現在の音楽室を描いてくれとの依頼でした。
頑張りました!もちろん当時イラストレーターなんてものはないので、手描きです。想像です。大体の寸法を測って、想像です…。
大層な装丁の記念誌に、名前も載せて頂きました。この後妹尾河童さんの、この手描きシリーズを読みあさることになるのです。
こんなのもあります。
しばらく俯瞰図を描くのが楽しくて、自分の部屋や居間や、色々描いてみてました。
今考えてみると、現在の仕事に繋がる切っ掛けにもなった出来事だったのだな、思います。
何が切っ掛けで道が拓けるか分かりません。
毎日色んなことに興味を持って過ごしていると、きっと何かに出会えます!