「地域の未来講座」は、実際のクライアントからの案件に取り組むことで、Webデザインを通して地域社会が抱える課題を解決に導く方法を考え、学ぶことができる実践型講座です。
講師のサポートを受けながら実案件にチャレンジできるので、「いきなり一人で案件に挑戦するには自信がない」といった方々から大変好評をいただいています。
2024年4月に第1回目が開講した「地域の未来講座」ですが、来年(2025年) 4月に第2回目を開講することが決定いたしました!※現在は3回目の2025年10月生クラスを募集しております。
今回は第1回目の「地域の未来講座」でWebデザインコースに参加された浜本信一さんへインタビューをおこないました。
定年退職後の目標に向かって勉強をスタート

―これまでの経歴とWebデザインの勉強を始めたきっかけをお伺いできますか?
エネルギープラントなど色々な工場を作るプラント建設会社に長年勤めていて、IT関係の仕事をしています。技術士という国家資格を有している為、定年退職後は技術士事務所を開きたいと考えていました。
「自分で何か作ってみたい」という思いからWEBデザインに以前から興味を持っていて、開業する技術士事務所のホームページを自分で制作したいと思っていました。また技術士事務所と並行してフリーランスのWEBデザイナーになりたいと考えていたので、WEBデザインを勉強することにしました。
しかし定年退職するはずが会社で担当しているプロジェクトが終わらず雇用延長となった時、偶然、新聞でデジタルハリウッド(以下「デジハリ」)の広告をみつけました。そしてデジハリ WEBデザイナー専攻への入学を決め、勉強を始めました。
―Webデザイナー専攻を受講していかがでしたか?
昔仕事でコーディングをやっていたのですが、久々に授業でコーディングをやり、とても新鮮に感じました。卒業制作では、早速開業する技術士事務所のホームページを制作しました。
―なぜ「地域の未来講座」を受講しようと思ったのですか?
ちょうどWEBデザイナー専攻の卒業直後に「地域の未来講座」が開講すると知り、WEBデザイナー専攻で学んだ知識やスキルを定着させるためと、フリーランスとしてやっていくための実力や実績をつくるために受講をすることにしました。WEBデザイナー専攻を卒業したばかりでクライアントワークをした経験はもちろん無かったので、申込むのには結構勇気が要りました。
「地域の未来講座」のクライアントワークで分業を経験

ー講座では3人でチームを組んで分業をしたそうですが、どのようなきっかけでチームを組むことになったのですか?
第1回目の授業で自己紹介をした際に、久保田先生から「WEBサイトの制作にはたくさんの工程があり、その工程でさまざまな役職があるけど、浜本さんは情報設計※が向いてそうですね」と言われました。自分では正直なところ「そうなのかなー」という感じでしたが、他にデザインとコーディングが向いていると言われている方がそれぞれいらっしゃり、3人で組んでやってみてはどうかと勧められて一緒にやることにしました。
※「情報設計」とは、ユーザーが欲しい情報を効率的かつ適切に得られるようにする設計のことをいいます。Webサイトにおける情報設計では、ユーザーの目的や使いやすさを考えながら、どのようなコンテンツをどこに配置するかを分類・整理して組み立てます。
ーチームを組んで分業をしてみていかがでしたか?
Webデザインコースの授業は全6回で、実際のクライアントワークと同じ工程で進んでいきました。
〈第1回〉Webワークフロー講座
〈第2回〉クライアントヒアリング
〈第3回〉情報設計&デザインチェック
〈第4回〉デザインチェック
〈第5回〉コーディングチェック
〈第6回〉クライアント講評会
「情報設計」まではチームでやって「デザイン」からは各自でやるという方々もいましたが、私たちは最後までチームで取り組みました。私は「クライアントヒアリング」と「情報設計」を担当し、チームの制作進行管理もおこないました。
どのようなシステム機能が欲しいのか社内ヒアリングをして、システム要件をまとめて、設計書を作成してといった割と近いことを仕事でもしていたので、「クライアントヒアリング」と「情報設計」は得意な作業だったと思います。
また仕事でプロジェクトマネージメント(全体の工程管理・スケジュール管理)をしているので、制作の進行管理でその経験も生かすことができました。チームメンバーそれぞれが得意な部分で力を発揮することができたので、チームを組んでやって良かったなと感じました。
皆でアイディアを出し合っていたので自分では思いつかないアイディアが出てきたり、困った時に相談できる相手がいたりするのもチームを組んでやって良かった点です。
ー逆にチームを組んで分業をして大変だったことはありましたか?
定期的にWeb上で集まってミーティングをするにあたって、チームの3人でスケジュールを合わせるのが大変でした。
また毎回授業などで会うとはいえ、この講座で初めて出会った者同士、年代も違う人達とチームを組んだので、お互い少し遠慮してしまいながらも意見や指摘はしっかりと言わなければならないことに少し難しさを感じました。
退職後の目標に向かって勉強を継続

ー受講後はどのようにされていますか?
会社で担当しているプロジェクトがまだ終わりそうになくて雇用延長の期間が伸びてしまったのと、もう少し勉強をしたいと思ったので、講座が終わってから2ヶ月はデジハリのWord Press講座を受けていました。
※Word Press(ワードプレス)とは、世界ナンバーワンシェアのオープンソースのCMSです。専門的なプログラミング知識がなくても、直感的にブログやサービスサイトを作ることができます。
また「地域の未来講座」では「クライアントヒアリング」と「情報設計」しか担当していなかったので、自分のチームのデザインを自主的にコーディングしてみています。WEBデザイナー専攻では自分がデザインしたものをコーディングしたので、自分がデザインしていないものをコーディングするのは初めてです。
自分でデザインもする場合は、自分がコーディングできなそうなデザインは避けがちになってしまうと思います。分業でコーディングだけを担当するとこんな感じなのかなーというのを疑似体験でき
とても良い経験になってる一方で、人がデザインしたものをコーディングする難しさを感じています。

お話を聞いて、目標に向かって勉強や努力を続けていらっしゃるのは大変素晴らしく、また「何かを始めるのに遅すぎることはない」と感じました。色々なお話をしてくださった浜本さん、ありがとうございました。今後のご活躍を応援しています!
地域の未来講座:制作実績Webサイト※画像をクリックすると大きくなります。
【この記事を書いてくれたライターをご紹介!】
松木智美
所属:STUDIO横浜
専攻:Webデザイナー専攻
副業で「日本のお城」をメインにライターとして活動している。
【Instagram】https://www.instagram.com/oshiro_meguri?igsh=azk1eGN3eGo1eTFj&utm_source=qr
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