「地域の未来講座」は、 実際のクライアントからの案件に取り組むことで、グラフィックやWebデザインを通して地域社会が抱える課題を解決に導く方法を考え、学ぶことができる実践型講座 です。
講座で制作した作品は、制作実績としてクリエイティブ業界での就職・転職活動に必要となるポートフォリオ(作品集)に載せることができます。
また実案件に取り組むので、就職・転職活動の際に「クライアントワークの経験がある」こともアピールできます。
講座は「グラフィックコース」と「Webデザインコース」に分かれているのですが、今回は転職を目指して両コースに参加された、まつさんへインタビューをおこないました。
「手に職をつけたい」8年勤めた公務員からの転職を決意

―転職をされようと思ったきっかけとWebデザインを始めたきっかけをお伺いできますか?
大学で地域が抱えている問題の解決を研究するゼミに入っていたこともあり、地方創生に関わる仕事をしたいと思い、公務員になりました。しかし、公務員として長く働いていく中で「手に職をつけたい」「専門的な仕事をやりたい」と考えるようになりました。
元々考えて組み立てるという作業は好きだったので、そういった仕事がないかなと探していた所、Webデザイナーやコーダー※という仕事を見つけました。それをきっかけにWebデザインやコーディングを自分で本や動画教材をみて勉強し始めたのですが、働きながら朝や休日に勉強や制作作業をしても時間が足りないと感じ、思い切って退職をして勉強や制作作業に集中をすることにしました。
※コーダーとは、WebデザイナーがデザインしたWebサイトをWeb上で閲覧・動作できるようにHTMLやCSSなどの言語を使用して構築する職種のことをいいます。
大変だったけれど学びが多かった「地域の未来講座」

ー「地域の未来講座」を受講しようと思われた理由を教えてください
ちょうど退職の少し後に「地域の未来講座」の授業がスタートすると知り、まずこの講座を受講して自分がどれだけできるのか、自分の現在地を知ろうと思いました。また、自分で勉強してWebサイトのデザインから制作まではおこなっていたものの、実務経験が無かったので、実務を経験してステップアップをしたいと思いました。
「地域の未来講座」は地域の課題を解決するクライアントワークに取り組むというテーマがあり、地域課題の解決に貢献できるという部分にも魅力を感じました。
ー「地域の未来講座」を受講した率直な感想はいかがですか?
大変でした(笑)
グラフィックコースを受講してからWebデザインコースを受講するという流れだったのですが、グラフィックは未経験でillustrator※を使ったことも無かったので、
まずその部分で苦労しました。
※illustratorとはAdobe社が提供しているグラフィックデザイン用のソフトウェアのことをいいます。
クライアントワークも初めてで、クライアントヒアリングや情報設計など、講座で初めて経験することばかりでした。どのようにやれば良いのか調べたり、勉強をしながらそれぞれの作業を進めていたので、時間も労力もかかって大変でした。
しかし、分からないことがあったらすぐに先生に質問できる環境があり、自分で調べたり勉強した分だけ先生からの回答の意味が「なるほど!そういうことか」と深く理解できました。
また授業はクライアントワークの流れに沿って進んでいくのですが、次の授業で発表とチェックがあるからここまでは作業を終わらせなければいけないといったことが多くあったので、スケジュールがタイトで大変でした。
ですが、「もくもく会」という授業以外で講師が入って作業を進める会に参加したり、オンライン上で他の受講生と集まって夜遅くまで作業したりして、学園祭の準備をする学生のような感じで大変ながらも楽しみながら取り組むことができました。

ー「地域の未来講座」を受講して良かったと思うのはどのような所ですか?
クライアントワークが経験できたこと自体、受講をして良かったなと思います。
講座は先生が伴走してサポートしてくれるような感じなので、クライアントワークが初めてでも安心して取り組めました。
また先生がその都度、的確で具体的なアドバイスをしてくださるのが良かったです。
講座で制作したWebサイトでは画像を多く使用するので動作が重くなる可能性があり、画像フォーマットで悩んで先生に相談した所「今回のクライアントワークでのターゲットは若者だから、ブラウザが古い人は少ないはず。だからこの画像フォーマットで大丈夫だと思う。」といったアドバイスを頂きました。
こういう判断軸で考えると良いのだなというのを知ることができて、とても勉強になりました。
発表ごとに先生からフィードバックが頂けるのもありがたかったです。プロの目線からみて自分の制作物やプレゼンテーションがどうだったのかを客観的に知れることは、とても貴重な経験だと思います。
受講して分かった自分の現在地と方向性

ー受講後はどのようにされていますか?転職活動はされているのでしょうか?
まだ転職活動はしていません。講座を受講して「自分はここが足りていない」「ここをさらに伸ばしたい」というのが見えたので、勉強をしながらポートフォリオとしてWebサイトを色々と制作しています。
講座を受けてWEBサイトの制作にはたくさんの工程があり、その工程でさまざまな役職があることを知りました。講座では一通りの工程をおこなったので、求人をみてこの職種はこういう作業をするのだろうなというイメージがつくようになりました。
講座を受ける前は、前職でディレクションをしていたのでディレクターとして働きたいと思っていました。しかし、講座で一通りの工程をやっていく中で「自分はコーダーに向いているのかもしれない」と思うようになりました。一般的にはコーディングに苦手意識がある方が多いようですが、自分は苦手意識はなく、コーディングを始めると長時間没頭してしまい、それもあまり苦に感じなかったんです。先生からも「まつさんはコーディングに向いているね」と言われました。講座で一通りの工程を経験したからこそ、自分の適性に気づけたのだと思います。
まずはコーダーへの転職を目指し、コーダーで経験を積んでからディレクターを目指したいと思っています。
制作実績:三つ折りパンフレッド
お話を聞いて、まつさんの学びに対する姿勢や意欲が大変素晴らしいと感じました。
色々なお話をしてくださったまつさん、ありがとうございました!
ご活躍を応援しています!
【この記事を書いてくれたライターをご紹介!】
松木智美
所属:STUDIO横浜
専攻:Webデザイナー専攻
副業で「日本のお城」をメインにライターとして活動している。
【Instagram】https://www.instagram.com/oshiro_meguri?igsh=azk1eGN3eGo1eTFj&utm_source=qr
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