D＋（ディープラス）についての雑感
Webデザイナー専攻とネット動画クリエイター専攻のトレーナーをやってるヒラヤマと申します。
簡単に自己紹介すると、かれこれ四半世紀近くの間フリーランスという立場で、ウェブ制作を中心にDTPや映像や写真などいろんなことをやっています。
ちなみに最近は散歩が趣味になっていてSTUDIO山口にも歩いて出勤したりしてます。
たまに大量の汗でしっとりしてますが、気にしないでください。
さて、修了生の方のためのフォローアップシステム「D+（ディープラス）」についてあれこれ書いていきたいと思います。
D+（ディープラス）ってなに？
デジタルハリウッドSTUDIO山口の修了生が参加できる実務案件のマッチングおよびフォローアップのためのシステムで、トレーナーの監修のもと、実際にクライアントがいる案件を経験し、報酬をもらうことができます。
参加条件はSTUDIO山口で受講をし、修了生であること、ポートフォリオをちゃんと制作していること、実務案件をこなす時間を確保できることとなっているので、これからフリーランスとしての最初の一歩を踏み出す方々にとって役立つ仕組みなんじゃないかと思います。
D+(ディープラス)の詳細はコチラ！
「ディープラス」本格始動！ - 実案件で経験が積める！
デジタルハリウッドSTUDIO山口は修了生向けサポート D+(ディープラス)を行っています。D＋では実案件をトレーナーや他の修了生と一緒に取り組んでいくことがきます
これまでの実績
新規ウェブサイトの企画・制作、既存ウェブサイトのコンテンツ修正・追加、バナーデザイン、写真や映像コンテンツの撮影・制作、ウェビナーの運営補助、公募型プロポーザルの企画提案書作成など、一般的なウェブ制作者が経験できるすべてのことをやってきたと思います。
これらの案件は広告代理店や制作会社からの依頼であったり、トレーナーからの紹介であったり、あるいはSTUDIO山口の修了生の方からのご紹介であったりと、これも一般的なウェブ制作者が経験できることを経験してもらうことができたように思います。
また基本的に、ディレクションを担当するトレーナーも含め、皆がリモートワークで案件を進めることができたこともひとつの成果だと言えると思います。
ディレクション担当トレーナーの役割
これは僕に関してですが、実務案件の経験が少ない人たちのためにやるべき作業を整理し必要なクオリティのラインを設定、参加人数を決め、予算を配分し、デザインやコーディングなどのチェックをし、クライアントに対しては品質の保証をすることが役割だと思いながらやってきました。とはいえ実際には案件によって規模も内容も違うので、毎回考えつつ模索を続けているところです。
僕自身の仕事内容としては日頃と変わらないっちゃ変わらないんですが、一緒にチームを組むのがウェブ制作にまだまだ不慣れな人が多いので、普段一緒に仕事をしてる人たちなら阿吽の呼吸で伝わるところもしっかり言語化するように心がけたり、修正をお願いするときは何がどうして修正が必要なのか、そのためにどういった手立てが必要か、デジハリの学習内容よりも高度な要求が必要な時はその参考資料も一緒に提示し解説するといったところを、なるべく対話ベースで伝えるようにしてきました。
時には厳しい言葉を投げかけることもありましたが、基本的にはクライアントも含め参加する人たちみんなが仕事をやりやすく楽しめる環境を作るために努力してきたつもりです。
D+をやってきての考察
D+に参加した修了生さんにとっては最初の腕試しの場として有効だったのではないでしょうか。
会社に所属すれば新人教育や研修、あるいは先輩・上司からの助言を受けたり、先輩の技を盗む機会はありますが、フリーランスで、しかもリモートで仕事をやっているとそういった機会がなく、得てして「これで良いんだろうか？」といった不安にさいなまれることが多いわけです。それが異業種から転職したばかりだとなおさらだと思います。僕自身にも戦後の貧しい思い出のごとく覚えがあります。こういったことに対して全てではないにしても、ある程度の不安の解消と助言を得られる場というのは貴重な存在なのではないかなと思います。
またデジハリの学習だけでは得られない、コミュニケーションスキルを磨く場としても貴重だったのではないでしょうか。フリーランスだったりリモートワークだったりで働くには、相手の指示や意図をちゃんと受け取り、自分の意思を伝えるという根本的なコミュニケーションスキルが求められるわけですが、これをトレーナーのサポートの元で実践しトライ&エラーが行えたことも良かったんじゃないでしょうか。
次にD+に仕事を発注するクライアントさんからの視点で考えてみると、一番のメリットは一般的なクラウドソーシングサービスを使うよりも受注者の顔が見えやすく品質の保証があることと、一般的な制作会社によりも割安で発注できることじゃないかなと思います。
さいごに
僕の本音を言えばもっと早くにD+のような仕組みを作り運用することができれば良かったと思うのですが、ともあれ、こういった場を利用して修了生のみなさんに少しでも僕が持っているバトンを渡せたことは将来につながる大きな「何か」になったのではないでしょうか。
まずは、説明会にお越しください！
STUDIO山口では【無料体験入学会】を定期開催しております。学習環境を実際使用してみることで、オンライン学習の進め方やトレーナーへの質問方法など細部までご確認いただける機会を用意しています。
